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2024年05月22日07:16

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出生率/フィンランドでも

【幸福度1位フィンランドで出生率低下なぜ? 背景を聞く 日経新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFE276MN0X20C24A3000000/ 抜粋
フィンランドのトゥルク大学マリカ・ヤロバーラ教授インタビュー

フィンランドで出生率が急降下している。国連などの世界幸福度ランキングで1位の国であり、手厚い子育て支援や男女平等の取り組みで知られる。子どもを産み育てやすいはずの国でなぜ子が生まれにくくなっているのか。

教授
――フィンランドで合計特殊出生率(ひとりの女性が生涯に産む子どもの数の推計)が2023年に1.26(速報値)と過去最低になりました。日本と同じ水準です。

「多くの変化が同時に起こっている。気候変動やインフレ、戦争などによる不確実性は、確かなデータはないが、若年層に影響を及ぼしているのかもしれない。出生率が1.87あった2010年から18年までの低下分の75%は初産の減少によるものだ。つまり、子どもを持たない人が増えている。そしてほとんどすべての年齢層で出生率が低下している。都市部、地方に関係なく少子化が進んでいる」

「少子化は低学歴の人の間で起きていると考えられてきた。だが、私たちのチームが最近発表した論考では、35歳時点で子どもがいない高学歴の人が非常に増えていることを指摘した。児童手当を拡充しても、少子化は緩和しないだろう。単純な解決策がないことを理解すべきだ」

「・・・子どもを持ちたい人の希望がかなうように社会がサポートすると同時に、ほしくない人の価値観を尊重する姿勢も大事にしたい」

「ここ2年でさらに出生率が低下する状況になった。政府は現在、人口政策に関する報告書をつくろうとしている。子どもがいる家庭の幸福度や収入、仕事と私生活の調和を調査する。不本意ながら子どもがいない人の状況も対象だ。少子化の問題を真剣に受けとめている、というシグナルだと思う」
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