老後2000万問題というのが世間を騒がせました。
老後、2000万円ないと健全に生きて行けない、というような不穏な魑魅魍魎が跋扈し、それに多くの人が踊らされました。
いろいろな統計により、一人の人が月にかけている生活費は25万くらい、平均的なサラリーマンがもらえる年金が15万くらい、つまり10万足りない、これは貯金で賄わなければならず、65歳から平均寿命までの15年間で2000万円必要、というあまりに大雑把なお話でした。
これが独り歩きしてしまい、世間の人を震撼させたのですね。
でも、収入が少なくなれば、やりくりすればいいわけです。
いまのお年寄りは、そうして生活しているわけですよね。
わたしがもらえる年金も、その「平均的」なものです。
まだ年金をもらうのは少し先になりますが、その「やりくり」を始めています。
もし一か月15万程度でなんとかなれば、年金だけでやっていけるわけですね。
わたしが無職になって、早いもので1ヶ月近くになります。
当然のことながら、貯金を取り崩して生活しています。
そして今のペースなら、15万で収めるのはそんなに難しそうではないようです。
さて、生活費の中で大きなウエイトを占めるのが、食費です
幸いなことに、わたしは料理が大好きです。
でも仕事をしている間はあまりキッチンに立つことはありませんで、スーパーのお惣菜に頼る日々でした。
でも、今では毎日食事の支度をしています。
おかげで、スーパーのお惣菜のトレーのゴミが激減、というかほぼゼロになりました。
そしてなにより、お金をかけていたときより、今のほうが美味しくて健康的な食生活になりました。
仕事を辞め、心の中にポッカリ穴が開いたように感じることもあります。今までのように買いたいものを何でも買うこともできなくなりました。
でも毎日とても楽しく過ごしています。実は、大きな声では言えませんが、その「やりくり」の一環として、酒量もきちんと決めました。仕事中は無秩序に飲んでいましたので、お金のことだけでなくカラダにもいいことだと思います。
ということで、わたしの老後は、どうやら順調に滑り出したようです。
捕らぬ狸の皮算用、もちろん突発的な支出が必要になることもあるでしょう。
でもやってみなきゃね。
さて、今日はなにを作るかな!
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