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2024年05月16日06:53

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「笹川平和財団とは何者か」

 「4月23日、東京港区の麻布台ヒルズ森JPタワー。33〜34階のフロアを借り、スイスの化学メーカーが「インベスターデー」を催した。壇上に立ったのはトーマス・ハスラー最高経営責任者(CEO)。日本人が相手ではない。欧州を中心に世界中から30人近い投資家やアナリストがこの場に集まっていた。地上330メートル、日本一高いこのビルに同社製品が使われた。ポリマー製品を使ったコンクリート用の混和剤。強度を高める機能を持つ。ビルの柱を補足できるためフロアを広くとる設計を可能にする。この混和剤は同社の神奈川県の平塚拠点で開発され、東京スカイツリーでも使われた。耐震基準の厳しい日本での実績を背景にアジアや欧州での展開を加速する」。

 以上が15日の日経「中外時評」からの抜粋記事ですが、ここにロシアや中国からの参加者はいたのでしょうか?。一方5月14日「笹川平和財団」は民間交流として、「自衛隊の佐官級交流を実施した」といいます。「中国人民解放軍からは20名参加、航空自衛隊の小牧基地、海上自衛隊の舞鶴基地を訪問した」と言います。この催しは2001年から行われてきた交流プロジェクトであり、コロナ禍で中止されていたものを昨年中国側で復活され、今年「あくまで民間主体で交流する」という前提で、お互いの基地を訪問して「自衛隊の高級官幹部が接待する」というものです。こちらが昨年の中国側の交流の開催報道です。



 しかし、ペロシ議長の台湾訪問を境に近年「台湾有事」における緊張は格段に高まり、「コロナ禍」以降は米国の経済制裁やロシアのウクライナ侵攻もあって、毎年国防費を引き上げ、新しい戦闘機”F35”を導入したり、空母“いずも””かが”を建造したり、潜水艦”らいげい”を開発してきました。中国の建造した空母「福健」は建造後1年たってやっと最近動き出したというレベルの中国に、我が国は新型装備を見せびらかすべく、「新型戦闘機の整備拠点である小牧基地」と「中国やロシアに向けた海上自衛隊の第一線たる舞鶴基地の現状をつぶさに見せる」というのです。国内のビジネスに置き換えれば、トヨタ自動車やソニーの工場長クラスが、BYDやファウェイの工場長を呼んで見学させるというようなものです。「絶対にありえません」。

 一方で北海道の自衛隊の将校が訓練の士気を高めるために「戦略上の機微情報」を部下に教えたとして、佐官級の幹部を処分したというニュースが流れました。しかしこちらはあくまで自衛隊内部での情報漏洩なのですが、でかでかと報道されました。



 しかも、「笹川平和財団」主催の「民間交流」の方は過去を含めてほとんど「日本国内では報道されていない」のです。ここで書いた今回の「小牧基地と舞鶴基地の催し」は中国側からの情報なのです。今年は「スパイ防止法」や「国家機密漏洩防止のための接触可能者制限法」などの制定に向かって厳格化が進められている最中、あまりにも国益を損なう行為に唖然とします。防衛大臣の頭がオカシイのじゃないでしょうか?

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