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2024年05月15日18:49

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耳がきこえないママときこえるムスメのおはなし。

先日、こんな作品に出会いました。
フォト
うさささんの作品『耳がきこえないママときこえるムスメのおはなし。』(白泉社)

この作品なのですが、
生まれつき「音」が聞こえない母親と
「音」が聞こえる娘との
心温まるコミックエッセイになっています。

母親は「音のない世界」をずっと生きてきており、
(言葉は話せるみたいなんです)
漫画が好きで、漫画から「音」を単語だけで知っているんです。
娘は音が聞こえ、母親に音を伝えようとするのですが、
「音」や「声」がわからないから戸惑ったりするも、
娘が伝えたいことをわかろうとする努力をし、
手話ではなく、身振り手振りで
2人の中での「音」を共有していくことになるんです。

たとえば、親娘が外を指さし、左手を耳に当て、
娘が何かが来た・・・と母親に伝えようとしているんです。
母親は外で何かが来たとわかったようで、
「ウーウー(パトカー)」というと首を振り、
「カンカンカン(消防車)」というと首を振り、
「ピーポーピーポー(消防車)」というと頷いたんです。
こういった感じで、耳が聞こえない母親の会話が心温まるんです。

普通に耳が聞こえる人にとっては
「音のない世界」というのはわかるわけではなく・・・
補聴器をしてもどのように聞こえてくるかなんて知らず・・・
この作品を読んで「音のない世界」がどういった感じなのか
初めてしりました。

白杖を持って歩いている人は
目が不自由なんだ・・・なんてわかるのですが、
耳が聞こえないというのはパッと見ただけではわからず、
それが人には伝わらずにいるもどかしさなどが
あるんだろうなぁ〜なんて感じてしまいました。

この作品なのですが、コミックエッセイなので
多分、ごく一部の人しか読まないと思うんですが、
もっとたくさんの人に読んでもらいたいです。


おまけ
今日の晩御飯は高菜炒飯でした。
フォト
2週間前に高菜炒飯を食べたかった・・・とここで書きましたが、
やっと食べられました^^;

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