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2024年05月03日09:47
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マカロニウエスタン
1960年代初期の頃から作られ始めていたイタリア製西部劇を日本では"マカロニウエスタン"と呼んでいるけどアメリカやイギリスでは"スパゲッティウエスタン"と呼ばれている
映画評論家の淀川長治さんが名付け親だと言われているけど本国イタリアでもマカロニウエスタンと呼んでいるらしい
ただしこのマカロニウエスタンやスパゲッティウエスタンという言葉は本家アメリカの西部劇に対しての亜流との意味合いを込めた揶揄でありもっと言えば蔑称でもあった訳だ
#淀川長治
#マカロニウエスタン #スパゲッティウエスタン
ところが「#荒野の用心棒」の世界的なヒットもありマカロニウエスタンブームが到来して何百本ものイタリア製西部劇がそれこそ粗製乱造とも云える勢いで作られて日本にもたくさん入ってきた
ブームというのは面白いもので本家の西部劇よりもむしろマカロニが面白い！てなもので揶揄されていた"所詮はマカロニ"という意味合いは薄れ"マカロニウエスタンだからこそ"面白いというニュアンスに変わった
元々「荒野の用心棒」でセルジオ・レオーネはヘンリー・フォンダにオファーしていたがイタリアからのオファーでしかも日本映画のリメイクをスペインで撮るという怪しげな企画にヘンリー・フォンダに断られ、次はチャールズ・ブロンソンにオファーするも脚本が気に入らないとこれも断られ、さらにジェームズ・コバーンに出演を打診するもこれまた断られていた
そしてアメリカのテレビシリーズ『#ローハイド』を見たレオーネがこの若者はどうだとオファーしたのがクリント・イーストウッド
#セルジオレオーネ
#クリントイーストウッド
#ヘンリーフォンダ #チャールズブロンソン
#ジェームズコバーン
当時テレビ俳優は映画俳優に比べ下に見られていた時代で何年もずっと『ローハイド』のレギュラーで拘束され映画俳優へのきっかけを欲していたクリント・イーストウッドはこのオファーを受ける
そしてその「荒野の用心棒」の世界的ヒットによりマカロニウエスタンブームがやって来る
そのブームの最中イーストウッドは「#夕陽のガンマン」「#続夕陽のガンマン/地獄の決斗」の《#ドル3部作》で本国アメリカでも知られる存在となりスターダムの仲間入りを果たす
か、しかしレオーネが次に企画した大作「#ウエスタン」の主演オファーをクリント・イーストウッドが断ることになるのがまた面白い
※イーストウッドは自身のプロダクションを作り本国アメリカで活動することを決め、マカロニウエスタンのノウハウを取り入れ「#奴らを�發�吊るせ！」を作る
「ウエスタン」はこちらも
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断られたレオーネは憧れだったヘンリー・フォンダにそしてチャールズ・ブロンソンにオファー。二人がこれを快諾して「ウエスタン」も完成し、ヒット
ブロンソンはそれを足掛かりに70年代に入ると本国アメリカ映画に出る傍ら積極的にヨーロッパからのオファーも受け、イタリア映画やフランス映画に出演してヨーロッパでも人気が出る
一方イーストウッドは拠点を完全にアメリカに置き独自の映画製作を続けることになる
さらにレオーネはその後「#夕陽のギャングたち」でジェームズ・コバーンにオファーして念願を叶えている
あまり語られないがマカロニウエスタンには「#さすらいのガンマン」でバート・レイノルズも招聘されている
そのバート・レイノルズとクリント・イーストウッドは80年代に入って共演したのが「シティヒート」だ
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#バートレイノルズ
そんな中、「夕陽のガンマン」「続夕陽のガンマン/地獄の決斗」でリー・ヴァン・クリーフがブレイク
本国アメリカでは脇役専門であったけど主演級で出演するスターへ
#リーヴァンクリーフ
マカロニウエスタンもアメリカから俳優を連れてくるばかりでなく「#続荒野の用心棒」(※続とあるが例のごとく「荒野の用心棒」とは関連はない
)のフランコ・ネロや「#荒野の1ドル銀貨」「#怒りの荒野」「#星空の用心棒」でジュリアーノ・ジェンマを輩出した🖐
#フランコネロ
#ジュリアーノジェンマ
70年代に入るとマカロニウエスタンブームも徐々に鎮火して1973年テレンス・ヒル主演の「ミスター・ノーボディ」が最後のマカロニウエスタンと宣伝されたりしていたのを覚えているがその頃日本ではテレビ放映、特にUチャンネルでよく放送されていて(※関西圏だとサンテレビやKBS京都)子供の頃からたくさん見てきた
#テレンスヒル #ミスターノーボディ
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#マカロニウエスタンブーム
日本においてマカロニウエスタンの影響は「#木枯し紋次郎」や「#子連れ狼」などの作品を観れば明らか
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