黒歴史

本日の起床、午前8時47分。
本日の仕事はZ関連の問題修正。サクサクとすませるかと思ったが、結局一時間強も労働してしまった。

朝酒は家で新聞読み。

■三十三年前の本日(1991/4/18/木)：T進、9:00〜12:20。/神戸(Z)、午後。
T進のことは去年の11月29日「日記」その他に記したが、この業界におけるオレの黒歴史だと言ってよい。まったく意に沿わない仕事だった。
T進は、この前年に大阪に進出してきて、主としてYの主要な講師を引き抜き、江坂で対面の教室を展開した。その年、出講した先輩のタカハシさんから聞かされたが、地下鉄江坂の駅から校舎までの道につらなる受講生のおびただしい数、また、教室はあふれんばかりの受講生でものすごかったとのこと。

しかし、お祭騒ぎのようなT進進出はたった一年でメッキが剥がれたかっこうだった。要は、もともとが教育産業のノウハウもなかったところに、子どもの多さと予備校ブームみたいなのに、たんにのっかって始めたナガセが馬脚を現して受験生に愛想をつかされたのである。

だから、オレが行くはめになった二年めのこの日、タカハシさんから聞かされていたのとはうってかわって、閑古鳥が鳴く校舎へオレは送り込まれたのだ。
上記の勤務時間から、二コマ担当したことがわかる。確か、どちらも二百人規模の教室だったと記憶しているが、双方、受講者は三〜五十人程度だったはず。ガラガラ状態だ。

しかも、のちに仄聞したところによると、T進はYなどから引き抜いた所謂人気講師の教室を少しでも受講生で埋めて待遇する必要があって、他の講座の受講生をそちらに出席するように誘導していたらしい。
したがって、日を追うごとに、オレの講座からも受講生がしだいに減っていくのだった(何割かはオレの力不足もあっただろうが)。

そんなこんなで、オレはここを7月までの半期でやめることになる。ここ以外で勤めたいくつかの予備校・塾などにはいささかでも未練は残ったが、T進に関してはそんなものはいっさいなかった。しいて言えば、T進がくれたコマ単価のペイをKに告げると、Kがそれを同額提示してくれたことくらいは良かったことと言えるかもしれない。

それにしても、こんなところすぐにつぶれるやろと思っていたT進だったが、実際つぶれかかるも、その数年後、衛星による教室展開で復活したときは、ちょっとした驚きだった。

■本日の失敗：公園で朝酒のつもりで元気よく出かけたが、ちょっと寒くて家に戻ってしまった。やれやれ……。

■本日のウォーミングアップ落語：春風亭一花「のめる」。

■昨日のクーリングダウンチューン：SCANDAL「少女S」。

★ロケンロ★Love&Peace,Osaka,ひこにゃん.Thank you.