☆４月２週分（その２）

☆今週の重賞☆
今週は２つのＧ１を含む４重賞と盛り沢山になっています！！
皐月賞＜Ｇ１＞（芝二千）は、ホープフルＳ・朝日杯ＦＳの上位勢がしっかりと揃ったことで豪華なメンバーとなりました！
レガレイラは、牡馬相手にホープフルＳを勝利。外枠でコースロスも多い中、直線で先に抜け出したシンエンペラーを豪快に差し切りました。強い内容です。重い芝が向いています。ゲートが悪くまだレース振りは粗いですが、前走と同舞台ならば有力候補に違いありません。
シンエンペラーは、ホープフルＳに続いて前走の弥生賞ディープインパクト記念でも<２>着に敗れましたが、まだまだ若さが残るということでレース経験を積むことを選択されています。重い芝か軽い芝かどちらの方が合っているのかはまだ分かりかねますが、舞台経験が豊富なのはアピール材料となります。
ジャンタルマンタルは、３戦３勝の無敗で朝日杯ＦＳを勝利。年明け緒戦の共同通信杯でジャスティンミラノから0.2秒差・<２>着と初めて敗れましたが、軽い芝の瞬発力勝負でした。それも極端なもの。重い芝で持続力を問われる方が向いているということでしょう。あとは、更なる１ハロンの距離延長をこなせば。
ジャスティンミラノは、東京で新馬戦・共同通信杯を連勝。上がり33.4・32.6秒と非常に優秀な決め手を発揮しています。２歳王者のジャンタルマンタルをあっさりと退けました。それだけに、中山へのコース替わりは課題となります。初めての要素が沢山あります。能力の高さは疑いようがありませんが、対応が鍵となります。
ビザンチンドリームは、前走のきさらぎ賞は僅かにハナ差の辛勝でしたが、とても届かないポジションから上がり33.7秒を繰り出して差し切りました。決め手はこのメンバーに入っても上位のものがあります。新馬戦が阪神二千だったので中山二千は問題ありませんが、直線の長いコースの方がベターでしょう。
メイショウタバルは、前走の毎日杯が強い内容。「重」と道悪の影響が大きかったとはいえ、走破時計1.46.0・上がり34.4秒は共に上々です。「良」でも通用するのではと思える数字です。また、阪神二千で未勝利戦を勝っているので、この中山二千の舞台も問題ないでしょう。
アーバンシック、ウォーターリヒト、エコロヴァルツ、コスモキュランダ、サンライズアース、サンライズジパング、ダノンデサイル、ミスタージーティー、ルカランフィーストあたりの食い込みにも魅力を感じています。

中山グランドＪ＜ＪＧ１＞（芝四二五）は、絶対王者候補ＶＳ昨年の覇者という楽しみな対決が見られます！
マイネルグロンは、５連勝中。２走前の中山大障害を好時計で圧勝。ニシノデイジーに1.7秒差を付けました。続く年明け緒戦の前走の阪神スプリングＪでもエコロデュエルに1.2秒差を付けて快勝。オジュウチョウサンが引退した今、新たな絶対王者に君臨する可能性は大きいと言えます。
イロゴトシは、昨年のこの中山グランドＪで後続に3.1秒というとんでもない大差を付ける圧勝劇。ただ、その後は、東京ハイＪで3.0秒差・<６>着とマイネルグロンに敗れていますが、大障害コースで再戦に資格は十分にあります。前走で平地を叩いてここは予定通りのローテーションです。
ニシノデイジーは、僅か４戦のキャリアで２年前の中山大障害を制しました。２走前の昨年でも<２>着を確保。マイネルグロンには1.7秒差を付けられてしまっていますが、「良」ならば崩れません。前走の阪神スプリングＪは2.5秒差・<４>着と案外でしたが、大障害コースで巻き返してくる可能性は高いでしょう。
エコロデュエルは、２走前の中山大障害でマイネルグロンに2.7秒差・ニシノデイジーに1.0秒差を付けられた<３>着でしたが、初めての中山でした。大障害コースも無難にこなしました。前走の阪神スプリングＪではマイネルグロンとの着差を1.2秒に短縮。まだ５歳と若いだけに、伸びシロは十分に期待出来るでしょう。
ジューンベロシティ、ダイシンクローバー、ビレッジイーグルあたりの食い込みが叶えば好配当も期待出来るでしょう。

アンタレスＳ＜Ｇ３＞（ダ千八）は、この後の帝王賞を睨んでいる面々もいます。
ハギノアレグリアスは、この阪神に３−２−０−０という良績を持っています。この千八でもみやこＳでアタマ差・<２>着としているのでこなせますが、ここ６走中５走で千八よりも長い距離を走っています。ベスト距離はもう少し長いところにあると思われます。前走のダイオライト記念の二四からの一気の短縮はポイントです。
ヴィクティファルスは、まだダート経験が２走しかありません。２走前の太秦Ｓでいきなり勝利すると、前走の東海Ｓでも0.4秒差・<３>着と馬券圏内に食い込みました。今回はコースが阪神に替わるので重いダートとなります。これがどう働くかでしょう。
スレイマンは、前走の門司Ｓで後続に0.7秒差を付けて快勝。メンバーレベルは低かったですがが、内容は強いものでした。今回は距離が千八に延びますが、５走前の二千の仁川Ｓで0.2秒差・<３>着ならば千八ぐらいは問題ないでしょう。また、５走前は今回の阪神でもありました。
テーオードレフォンは、前走の名古屋城ＳでＯＰクラス初勝利を挙げました。展開面に恵まれた逃げ切りではありましたが、今回も同様に先行馬不在の組み合わせとなっています。相手関係は強化されますが、注意が必要でしょう。
ダノンマデイラ、トウセツ、ニューモニュメント、ホウオウルーレット、マリオロード、ミッキーヌチバナ、ラインオブソウルあたりの食い込みが叶えば好配当も期待出来ます。

アーリントンＣ＜Ｇ３＞（芝千六）は、<３>着馬までにＮＨＫマイルＣへの優先出走権が与えられます。本番でも通用する馬が高い確率で出そうな好メンバーが揃いました！
ディスペランツァは、千六に距離を短縮してきた前走のこの阪神千六の１勝クラスで上がり33.1秒という凄い決め手を発揮しました。0.1秒という着差以上に強い内容です。今回も引き続き阪神千六で戦えるのは好感が持てますが、相手関係がかなり強化してしまうだけにスタートは決めて欲しいところです。
ジュンヴァンケットは、既走馬相手のこの阪神千六の未勝利戦でデビューしましたが、直線だけで後続に0.9秒という大きな着差を付ける非常にインパクトのある勝ちっ振りを披露しました。上がり33.4秒は優秀な瞬発力です。いきなり重賞に挑戦してくる価値は十分あります。実戦２走目での前進が楽しみです。
オフトレイルは、前走のこぶし賞では僅かにクビ差の辛勝でしたが、完全に前残りの展開を差し切ったもの。上がり33.7秒を使っていますし、着差以上に強い内容でした。阪神にコースが替わりますが、更に末脚の切れに繋がるようならば。
シヴァースは、新馬戦を勝って挑戦した前走のきさらぎ賞でハナ＋ハナ差・<３>着。勝ち馬のビザンチンドリームは皐月賞での有力馬の１頭ですし、<２>着のウォーターリヒトはシンザン記念でも<３>着としていました。コースが阪神に替わるのがどうかですが、先行力は魅力的です。
グローリーアテイン、ケイケイ、チャンネルトンネル、ポッドテオ、ワールズエンドあたりの食い込みが叶えば好配当も期待出来ます。

今週は週末まで好天が続きそうです。３場全てで芝・ダート共に「良」が期待出来るでしょう。最終結論をどうぞお楽しみに！！


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