mixiユーザー(id:12923117)
2024年04月10日23:16
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『パスト ライブス 再会』感想
〜海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が、24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、アメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー〜
〜韓国・ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソンは、互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後、24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいた2人は、オンラインで再会を果たすが、互いを思い合っていながらも再びすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れ、2人はやっとめぐり合うのだが……〜＜映画.comさんより＞
アカデミー作品賞と脚本賞にノミネートされてましたからね〜。
めちゃめちゃ期待しての観賞でした。
巷の評価ですが、目にした感じでは、５人中４人は絶賛みたいな。
で、私なんですが・・・自分の中で意見が分かれていて、困ったものです(笑)
まず、１２歳、２４歳、３６歳っていう区切りが、なんとなく日本人には心地良かったり？
冒頭に痺れました。
こんな感じのスタートは見たことないぞぉおおって。このセンスからして、ワクワク。
ただ、そのすぐ直後の１２歳の２人。私が今作で一番気になったのが、この年代。
仲が良いっていうのはわかるとしても、恋心？
１２歳っていう年齢で、大人になっても繋がる「恋心」って抱くものなんでしょうか？
自分の記憶だと、そのぐらいって、同性同士ですごく仲良くしていた年代で、男女間の「恋心」は早くても中学生以降だったのでは？と。
私がオカシイのかもしれませんが、この設定の違和感が、最後までちょっと引きずってしまって・・・。
24歳の時、オンラインで連絡を取り合うようになって、最初は興奮気味な２人だったんですが、やっぱり時差で、しんどくなったり。
あと、ヘソンが兵役に就いているシーンは、いきなりリアルでした。
36歳のノラはすでに結婚しているですが、夫アーサーのこの台詞が印象的。
「知ってたかい？君の寝言は韓国語なんだよ」
離れ離れになるとしても、どちらかが国を去って・・・となると、距離感、喪失感はとてつもなく大きかったはず。
ノラとへソンかつては同じ言葉を話し、同じ文化、習慣で生きていた。
その頃のノラをへソンは知っている。今とは違う私。あの頃があって、今がある。
へソンを想うことは母国を想うことでもあり、こういう気持ちはアーサーとは共有できない。
そしてアーサーもそれを知っている。分かっていて、ノラを大きく包み込んでいる。
今作、演出が本当に素晴らしいんです。思い出す順に書いていきます。
�。隠穏个裡何佑諒未譴離掘璽鵝Ｆ鷦蠅吠�かれる道。左にはへソン。坂道。右にはノラ。色がついている階段。何気ないけど、これも意味がある。
（再会してる時のある瞬間にこの別れのシーンが一瞬映って、ちょっとウルッとなりました）
�▲櫂好拭爾砲發覆辰討い覯鹽礁敘蓮Ｆ鷽佑�再会して話をすることの後ろで回っているわけなんですが、これ、時計と逆回りなんです。つまり２人の想いが過去に遡っていることの象徴。で、途中、もしかして止まった？だったら、それも意図的だったはず。
�０�象的な横移動。カメラが左から右、もしくは右から左と、印象的に動くシーンがいくつかあります。過去から現在。現在から過去。
その総まとめが、ラストシーン。２分という待ち時間。その後のノラの動き。横移動の往復。
最後には、ドアを２つ開けるというショットがあるんですが、これが、私には、ノラが最初に家族と移住したカナダ、そして、ノラだけが来たアメリカ、その２つの国を意味していて・・・その奥には、今の夫のアーサーとの生活があるっていう演出に見えました。
�ぅ離蕁△悒愁鵝▲◆璽機爾�バーにいるシーン（冒頭シーンでもあります
）
ノラが真ん中にいて、途中まで英語も交えて話しているんだけど、ある時点から韓国語だけになり・・・。
ここはビックリした。カメラは途中からへソンとノラだけを映し、アーサーは外れる。えっ、えっ？外したことで、観ている側は見えないんだけど、アーサーの気持ちが手にとるようにわかって、いたたまれない気持ちになる。なんという大胆さ。
そんなことを思っていた時に監督のあのシーンに対しての想いをインタビュー記事で読んだ
「私の考えでは、アーサーがあの場所に座っているのは強さの表れですから……。私にとって、これほどセクシーなことはありません。その瞬間を二人だけのものにはさせない、と行動が起こせる男性ほど男らしいものはないのです」
https:/
ひぇええええ〜〜、そういうことだったのか。
※予告編
https:/
今作のテーマはおそらく「自分の気持ちに折り合いをつける」ということ。
で、私、この映画、好きだったの？嫌いだったの？
もう、それが難しくて。実際、心はそんなに揺さぶられなかったんです。
ただ独特の表現方法に、あちこちで感心したのも事実。
個人的にはアーサー（『ファースト・カウ』のクッキー役、ジョン・マガロ）にもっと感情移入したかったけど、そこまで人物像が掘り下げられていなかったのが残念。
というわけで、皆さんの感想が知りたいです。私がオカシイのか知りたい(笑)
評価は難しいですが・・・とりあえず3.8☆
〜韓国・ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソンは、互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後、24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいた2人は、オンラインで再会を果たすが、互いを思い合っていながらも再びすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れ、2人はやっとめぐり合うのだが……〜＜映画.comさんより＞
アカデミー作品賞と脚本賞にノミネートされてましたからね〜。
めちゃめちゃ期待しての観賞でした。
巷の評価ですが、目にした感じでは、５人中４人は絶賛みたいな。
で、私なんですが・・・自分の中で意見が分かれていて、困ったものです(笑)
まず、１２歳、２４歳、３６歳っていう区切りが、なんとなく日本人には心地良かったり？
冒頭に痺れました。
こんな感じのスタートは見たことないぞぉおおって。このセンスからして、ワクワク。
ただ、そのすぐ直後の１２歳の２人。私が今作で一番気になったのが、この年代。
仲が良いっていうのはわかるとしても、恋心？
１２歳っていう年齢で、大人になっても繋がる「恋心」って抱くものなんでしょうか？
自分の記憶だと、そのぐらいって、同性同士ですごく仲良くしていた年代で、男女間の「恋心」は早くても中学生以降だったのでは？と。
私がオカシイのかもしれませんが、この設定の違和感が、最後までちょっと引きずってしまって・・・。
24歳の時、オンラインで連絡を取り合うようになって、最初は興奮気味な２人だったんですが、やっぱり時差で、しんどくなったり。
あと、ヘソンが兵役に就いているシーンは、いきなりリアルでした。
36歳のノラはすでに結婚しているですが、夫アーサーのこの台詞が印象的。
「知ってたかい？君の寝言は韓国語なんだよ」
離れ離れになるとしても、どちらかが国を去って・・・となると、距離感、喪失感はとてつもなく大きかったはず。
ノラとへソンかつては同じ言葉を話し、同じ文化、習慣で生きていた。
その頃のノラをへソンは知っている。今とは違う私。あの頃があって、今がある。
へソンを想うことは母国を想うことでもあり、こういう気持ちはアーサーとは共有できない。
そしてアーサーもそれを知っている。分かっていて、ノラを大きく包み込んでいる。
今作、演出が本当に素晴らしいんです。思い出す順に書いていきます。
�。隠穏个裡何佑諒未譴離掘璽鵝Ｆ鷦蠅吠�かれる道。左にはへソン。坂道。右にはノラ。色がついている階段。何気ないけど、これも意味がある。
（再会してる時のある瞬間にこの別れのシーンが一瞬映って、ちょっとウルッとなりました）
�▲櫂好拭爾砲發覆辰討い覯鹽礁敘蓮Ｆ鷽佑�再会して話をすることの後ろで回っているわけなんですが、これ、時計と逆回りなんです。つまり２人の想いが過去に遡っていることの象徴。で、途中、もしかして止まった？だったら、それも意図的だったはず。
�０�象的な横移動。カメラが左から右、もしくは右から左と、印象的に動くシーンがいくつかあります。過去から現在。現在から過去。
その総まとめが、ラストシーン。２分という待ち時間。その後のノラの動き。横移動の往復。
最後には、ドアを２つ開けるというショットがあるんですが、これが、私には、ノラが最初に家族と移住したカナダ、そして、ノラだけが来たアメリカ、その２つの国を意味していて・・・その奥には、今の夫のアーサーとの生活があるっていう演出に見えました。
�ぅ離蕁△悒愁鵝▲◆璽機爾�バーにいるシーン（冒頭シーンでもあります
）
ノラが真ん中にいて、途中まで英語も交えて話しているんだけど、ある時点から韓国語だけになり・・・。
ここはビックリした。カメラは途中からへソンとノラだけを映し、アーサーは外れる。えっ、えっ？外したことで、観ている側は見えないんだけど、アーサーの気持ちが手にとるようにわかって、いたたまれない気持ちになる。なんという大胆さ。
そんなことを思っていた時に監督のあのシーンに対しての想いをインタビュー記事で読んだ
「私の考えでは、アーサーがあの場所に座っているのは強さの表れですから……。私にとって、これほどセクシーなことはありません。その瞬間を二人だけのものにはさせない、と行動が起こせる男性ほど男らしいものはないのです」
https:/
ひぇええええ〜〜、そういうことだったのか。
※予告編
https:/
今作のテーマはおそらく「自分の気持ちに折り合いをつける」ということ。
で、私、この映画、好きだったの？嫌いだったの？
もう、それが難しくて。実際、心はそんなに揺さぶられなかったんです。
ただ独特の表現方法に、あちこちで感心したのも事実。
個人的にはアーサー（『ファースト・カウ』のクッキー役、ジョン・マガロ）にもっと感情移入したかったけど、そこまで人物像が掘り下げられていなかったのが残念。
というわけで、皆さんの感想が知りたいです。私がオカシイのか知りたい(笑)
評価は難しいですが・・・とりあえず3.8☆
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