切り取られるものなんです

■静岡県・川勝知事　6月議会で辞職の意向示す　新規採用職員への訓示で物議を醸す発言
(TBS NEWS DIG - 04月02日 19:25)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7811164
　自分でどう思っていようと、聞いた人が不快に感じたら、それは『不適切』なのです。私たち介護職も、100回のうち１回でも利用者やご家族に不快な思いをさせたら、その１回を切り取られて残りの９９回は関係なくなるのです。
　批判が相次いでいるという事は、不快感を与えたという証拠。公な発言は、どこを切り取られても相手に不快感を与えないように考えなくてはいけない。今まで何度も発言が問題になっているという事は、この人には過去の失敗を繰り返さないように、経験を活かす能力がないのでしょう。
　この発言を、野菜を作ったり牛の世話をする職業の人たちがどう思ったかが全てですよね。

　私は介護の仕事で、たくさんのお年寄りに関わっていますが、地域柄、農業をされていた方が多いです。実際、「うちら百姓なんかね、勉強なんかできても何にも意味ない。身体さえ強ければいいんだ。身体が弱かったら何もできない。」と言っていた人もいますけど。その方は、家が貧乏でまともに学校も行けなかった。だから勉強なんかできない。子供の頃から家の手伝いで、汗と泥に塗れて働いていた。女性でありながら口紅もつけた事ないとおっしゃっていました。それがなぜか誇らしげだったのを覚えています。先日亡くなりましたが。