第６３５８話　　ちんたら推奨令

どうも、ともんじょです。

怖い、何がといわれてもイマイチ上手に言語化できないけど。
なんだか不穏なお話でした。
「極楽に至る忌門」を読みました。
「異端の祝祭」で注目をあびた「佐々木事務所シリーズ」に登場する本物の人「物部斉清」が登場するスピンオフ作品。
四国の町にある土着の信仰。
猿のような姿をした神「ほとけ」にかかわるいくつかの事件。
なんだか雰囲気のおかしな村人、突然起きる人の死、そして、姿を消す村人。
「ほとけ」とは何なのか物部が事件に迫ります。
まあ、物部さんが言うには正体がどうだとかじゃないんですって、
正体を知りたがるんですよね、ホラーが好きだと、こいつは何なのか、
何が目的なのか、何が原因でこんなことになったのか。
原因と結果の関係性を明確にしたい、けど、そうじゃないって。
まあそうなんですよね。
あらすじの説明がめっちゃムズイ、何か怪異は起っているのはわかっているけど、
この小説はそれにかかわる人物たちが変わっていくさまが怖いんです。
異端の祝祭を読みなおそうかな、結構本屋さんでも平積みになっているので、手に取ってみてください、血みどろでもないし、ばぁ！ってお化けも飛び出してきませんが。
怖いですよ、そして面白いですよ、ただ、作者のTwitterは独特です。