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2024年03月26日12:32

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『世界奇想美術館 異端・怪作・贋作でめぐる裏の美術史』が物凄い。パラパラめくり、時おり立ち止まりよみふける。

<「誕生して以来4万年のあいだ、芸術は動詞──何かを行うこと──であり続けていることを思い出させてくれる。悪魔や災厄から身を守り、出産を助け、呪文を操り、幽霊を召喚し、墓前に参り、先祖と交わり、作物を育て、武装し、神を呼び覚ます」ジェリー・サルツ(ニューヨーク・マガジン、シニア・アート評論家)

「陳列されているのは、グロテスクなもの、ぞっとするもの、どこか官能的なもの、親しみやすいのに奇妙な作品」サガ・マガジン >

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世界奇想美術館 異端・怪作・贋作でめぐる裏の美術史


270点以上の豊富な図版で
奇想を極めた「美術作品」を紹介。

2023年11月27日発行

定価:3,850円(税込)

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本書の内容
奇妙で不思議な美術作品はどうやって誕生し、なぜ忘れられたのか。
多くの謎が残る古代の逸品、西欧美術史から零れ落ちた珍品、奇想の作品として著名な傑作、アウトサイダー・アートやモダン・アートの挑戦、そして古代から現代まであまたある痛快な贋作秘話など、疑問だらけの傑作・怪作・珍作・贋作を縦横無尽に語りつくす。
収録図版270点以上。

賢者の石のつくり方が暗号で記されているという『リプリー・スクロール』、
キリスト教の宗教画に登場する犬頭の聖クリストフォロス、
南米で誕生した火縄銃で武装する天使、
無数の釘が撃ち込まれた像「ミンキシ」、
キリスト教では宙に浮く聖人のいくつもの伝説、一方で冒涜を意図した『宗教の雛形』、
果物や野菜の寄せ集めで人物を表現したアルチンボルド、
死者の戴冠を描いた『1361年のイネス・デ・カストロの戴冠』、
妖精画『お伽の樵の入神の一撃』、
水中で描く初の画家として一世を風靡したザール・プリチャード、
細密肖像画ブームで生まれた、言いようのない味わいがある『火焔に包まれる男』、
心霊美術が生み出した、無名の画家たちの多数の作品、
彗星のごとく画壇に登場したピエール・ブラッソーの正体……。


「本書は、いわば裏の美術史案内であり、仮想の奇画珍画ギャラリーだ。取りあげるのは珍奇で異様な、いまではすっかり忘れられた作品ばかりだが、そのすべてに、作者の人生とその時代を伝える物語がある」
──はじめにより
海外での賛辞
「芸術的好奇心の饗宴」ザ・テレグラフ紙

「優雅な筆致で編まれた美しい本書は、前作〔『愛書狂の本棚』〕で書物愛好家のためにしたのと同じことを、今度は芸術愛好家のためにやっている」スペクテイター誌

「芸術版驚異の部屋へようこそ。……奇想天外で目を離せないような作品を愛する全ての人への完璧な贈り物」ノア・チャーニー(『失われた芸術作品の記憶』『名画消失』著者)

「ブルック=ヒッチングには、ひときわ熱心で根気強い目利きやコレクターだけが持つ、普通ではないものや意外なものに対する真の目と勘がある」ロバート・カミング(『世界美術家大全』『ハンドブック 深読みアート美術館』著者)

「誕生して以来4万年のあいだ、芸術は動詞──何かを行うこと──であり続けていることを思い出させてくれる。悪魔や災厄から身を守り、出産を助け、呪文を操り、幽霊を召喚し、墓前に参り、先祖と交わり、作物を育て、武装し、神を呼び覚ます」ジェリー・サルツ(ニューヨーク・マガジン、シニア・アート評論家)

「陳列されているのは、グロテスクなもの、ぞっとするもの、どこか官能的なもの、親しみやすいのに奇妙な作品」サガ・マガジン

著者・監修者紹介
エドワード・ブルック=ヒッチング
英国王立地理学協会フェローにして、不治の域に達した地図偏愛家。BBCの人気クイズ番組「QI」にも携わる。古書店の息子として生まれ、現在もバークシャーでほこりまみれのアンティーク地図と古本の山に囲まれて暮らしている。著者に『世界をまどわせた地図』『世界をおどらせた地図』『宇宙を回す天使、月を飛び回る怪人』『愛書狂の本棚』『地獄遊覧』『キツネ潰し』(日経ナショナル ジオグラフィック)がある。

田中久美子(たなか くみこ)
美術史家。文星芸術大学学長、教授。東京藝術大学美術学部美術学科卒業、オレゴン州立大学美術史学科修士課程修了、東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程修了、同・博士課程後期を単位取得満期退学。専門はフランス中世・近世美術史。主な著書に『フォンテーヌブローの饗宴』(ありな書房)、『世界でもっとも美しい装飾写本』(エムディエヌコーポレーション)、監修・執筆に『ヨーロッパ中世 美術論集2 黙示録の美術』(竹林舎)、監修に『理由がわかれ ばもっと面白い! 西洋絵画の教科書』(ナツメ社)などがある。
本書のサンプル
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世界奇想美術館 異端・怪作・贋作でめぐる裏の美術史
世界奇想美術館 異端・怪作・贋作でめぐる裏の美術史

●定価:3,850円(税込)
●発行日:2023/11/27
●エドワード・ブルック゠ヒッチング 著
●田中久美子 監修
●藤井 留美 訳
●サイズ:252×196mm、256ページ、ハードカバー
●ISBN:9784863135680
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ー
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/23/090700052/?n_cid=nbpnng_twad_book
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