小1〜小3まで両親が共働きのため、下校後は学童保育クラブ(学童)で過ごしていた。
小3の時のクリスマス、学童の児童皆で演劇をやることになった。
ワイはスーパーマン的な劇で、ヒロインにからむギャングのリーダーという悪役で、今だったらノリノリで
(『君にジュースを買ってあげる』歌詞中の「食事はキミが払いなよ!」「座席は僕に譲りなよ!何座ってんだよ!」のように)演じると思うのだが、当時まだ純真だったワイには少なからぬ葛藤があった。それはとりあえず別の話。
それとは別の劇で、とある児童が突然出られなくなり、ワイが急遽代役として出演することになった。あまりに急だったので台詞を覚える・練習する暇もほぼなく、カンペを読み上げる状態になってしまった。それを、
観客の大人たち(児童の親)がクスクス笑うのである。いや、気持ちはわかる。実際、第三者的に見れば笑いがこみ上げるシチュエーションだったのは間違いないと思う。でも9歳の子供が拙くても頑張ってるのを笑うかい?
いい大人なんだからそこはこらえるべきなんじゃないの?
さてロナウドである。ご存知の方も多いと思うが、かつてとあるイベントでのロナウドの対応が注目を集めた。漫画『わたモテ』の主人公黒木智子まで知ってるくらいに。
「なぜ笑うんだい」から9年…C・ロナウドが日本一達成の少年を祝福「夢を信じ続けることが大事」
https://web.gekisaka.jp/news/world/detail/?388611-388611-fl
ロナウドは14年7月に来日した際に健康美容器具のPRイベントに出席。その際に当時小学6年生の少年がたどたどしいポルトガル語で質問した際に会場に笑いが起こったことで、「なぜ笑うんだ? 彼のポルトガル語は上手だよ」とフォロー。「一生懸命に話しているんだから、笑うことはないだろう」と大人たちをたしなめたことで注目を集めた。
と、以上の自分の話とロナウドの話を両親に立て続けに話したところ、ロナウドの話の途中で涙が溢れてしまった。ワイも誰かにあの時、「一生懸命に話しているんだから、笑うことはないだろう」と大人たちをたしなめてほしかったのだろう。(たぶん親はその時は仕事で来てなかったと思う)
というわけで、ワイもロナウドに救われました。自分が同様の場面で笑いそうになっても全力で噛み殺します。
同じ立場になってる子がいたら、笑う大人をたしなめられる大人でありたいと思います(実際はその場の雰囲気とか大人同士の力関係とかで難しいこともあるとは思うが)。
サッカーには全然興味なくてすみません(だいたいのルールは知っている)。
ログインしてコメントを確認・投稿する