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2024年03月15日16:00

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信仰の対象物

■マスク着用、「個人判断」が定着=新型コロナ「それぞれで対策を」―13日で基準緩和から1年
(時事通信社 - 03月13日 07:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7784964

花粉症が「国民病」のようになってマスク着用者が増えていたことはありました。
それでもマスク着用への抵抗感は強かったと感じていました。
これはあくまでも本人の判断で着用しており、他人がとやかく言うものではありませんでした。
マスクを着用していることを指摘されても「花粉症で」と言えば「大変だね」で終わっていました。
これは、花粉を吸引しないようにする予防的着用になります。
しかし、一般的なマスクは顔に密着して、密閉する機能はありません。
静止状態でも隙間は出来ますし、しゃべるため等で顔の筋肉を動かせば大きな隙間が多数発生します。
それでも吸引量を減らすことに期待して着用しています。
一方、風邪をひいたらマスクを着けるというのは昔から行われてきたことです。
これは咳、くしゃみによって唾液、痰、鼻汁等が遠方まで飛散することを防ぐためです。
マスクを着けたまま咳、くしゃみをすればマスク周囲から飛沫は漏れ出しますが、勢いがないので顔の周囲に漂い、風によって散逸してしまいます。
新型コロナ以前のインフルエンザ流行では「マスクには感染を防ぐ効果は期待できないが、他人に感染させることを防ぐ効果はある程度期待できる」と医師たちは言っていました。
欧米でも新型コロナの初期には「マスクを着けている人は感染者、着けいていない人は健常者」という認識でした。
日本人をパニックに陥らせたのは連日報道された豪華客船内でのパンデミックと有名芸能人の死だったと思います。
有効な治療薬もワクチン開発も目処がつかないなか、パニックを抑制する目的でマスクを着ければ安心という認識を植え付けたいという感覚だったのだろうと思います。
しかし、マスコミやネットから膨大な量の煽り情報が溢れ出し、政府も「緊急事態宣言」「蔓延防止等重点措置」「営業自粛」と次々行動制限要請が発出されました。
そうした社会情勢の中で「マスク絶対信仰」が醸成されていったと思います。
「マスクを着ければ安心」「マスクを付ければ絶対感染しない」「マスクを外すと必ず感染する」と。
政府や自治体から発出された対策はすべて「要請」であって「強制」ではありませんでした。
民間はさらに一線を踏み越えて「マスクを着用していない人は入場禁止」と表示するところが多くありました。
飛行機では着用していない乗客に出発時間まで「着用してください」とお願いし続け、時間になっても応じないと乗務員の指示に従わなかったとして強制退去になる事案も発生しました。
最晩年には「マスクには感染を防ぐ効果は期待できないが、他人に感染させることを防ぐ効果はある程度期待できる」という主張をする人たちは「反マスク主義者」として糾弾されるまでになっていました。
コロナ蔓延の最初期にマスク需要が急激に伸びると考えた転売屋が倉庫ごと買い占めるような手法を使い、それまで50枚入りの不織布マスクが400円、500円で売られていたものを1万5千円、2万円という法外な値段で売っていました。
このためスーパーやドラッグストアでマスクが買えなくなってしまったこともマスク信仰を助長したのかもしれません。
いずれにせよ、マスクも一つの道具に過ぎないのですから適切に判断して使えば良いものです。
決して、信仰の対象物ではない、ということです。

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