ジェイクに憑りついた蝿の様に

ヒューマン言ってるのに猫だった番組録画を観た所為で実際の猫である後輩が解放されるチャンスを失う。居候先様は観客としてどっかと座ったまま先輩をなだめる気も後輩を解放する気もないので「私も観たいのに」先輩なだめたり後輩の餌計量して提供したりと立ち回る。奴隷はつらいよ。後輩にヒット中のウェットだったので、いつもより多めに（この銘柄はそもそも必要摂取量が多く設定されている）与えたものの…瞬間的に全部食べちゃった。すげえ。先輩はもう飽き飽きしてる銘柄だって言うのに！ドライは一口も食ってない。興味の対象が新ウェットに移行してしまった。折角なのでウェットをおかわりさせてやる…と、腐った目の所為かと思ってしばらく固まった。ウェットの小袋の中に使い捨てスプーンが入っている？と、思った。さっき自分が計量して口閉じて冷蔵してたんだが…こんなスプーン使ってないけど？…と思ったら、１０ｃｍくらいのマグロの骨だった！さすがにコレは与えられない。すげえもん引き当てたと思って座ったまんまなんもしやがらねぇ居候先様の目の前にごて！と置いてみた。「なんじゃあこりゃあ！」と流石に驚いていた。私はおかわり作業を続け、提供する段になって振り返ると…もう骨はキレイさっぱり無くなっていた。骨どうした？「捨てたー」だと。写真くらい撮っておこうと思ったのに何なんだよ事なかれ信者め…腹立つわ…
番組が終わると、居候先様はそそくさ風呂に入った。私は後輩を解放しつつ、２ＦＰＣの設定に取り組む。まず、しらん。知ろうとも思わん。シリーズＯＳなんだから旧Ｖｅｒ．の知識で取り組む。更新、改悪なんか頼んでも望んでもない。そんでもっていつの間にか仕様が変わってると判明したＨＤＤが不安定。入れたファイルを見に行くと無いとか平気で言う。ランチャー君もファイルに関する動作中に頻繁にすっとぶ。どーしたもんだか。お中元でも送れば機嫌なおるか？お歳暮でもいいけど。ハムか？水ようかんか？そして後輩の面倒をみつつのマルチタスクなので、集中しきれない。うむむ…と入り込みかけると後輩は必ず何かやらかす、やらかそうとするのでコラ！だめ！言って飛びつかなけりゃならん。で、戻ってくると、何だったっけ…てところからで、時間のかかる処理も一体コレはなんだったんだ？とか立ち尽くす状況。常に迷子。満足のいかない後輩が、貧乏ゆすりしてた足に興味を持って、土踏まずをがぶーっと永久歯で刺した。足つぼマッサージ状態。いてぇえのなんの。皮膚が痛いんじゃなくてツボが痛い！じんじんじんじんずーっと痛んだ。アタマきて幽閉。まあこっちがＰＣ弄ってるから構って欲しくてした事だろうが…するとしょうべんたれた。片付けてやってると居候先様が現れた。はあ。コレでラクになる…と、思ったが、時間のかかる処理かけまくってぼんやりできるタイミングだったのでそもそも山は越えていたのだ。意味なし。先輩も付いてきて、後輩とドッタバタやって遊んでた。遊んでた？真相は知らんが少なくとも運動にはなってるだろう。しばらく猫共の勝手気ままに付き添い、ほどほどで居候先様が先輩をとっとと幽閉させたので私も寝た。

ついにフウキも育ったのでいい加減にアサクサ仲見世に戻った。で、モイライ姉妹はノルン相当の豪華なアクアンズにして、スイキ呼び出してオンギョウキ作成。次は大天使制作祭りだなぁ…たまりまくったドロップアイテムをガラクタ君に売りつけたりなんやかんややってたら…
足元にあるＴＶ画面を寝ながら眺めてやってるんだけど、私の布団の先っちょを誰かが歩いて横切った。１０ｃｍ弱くらいのもんがにょろりと布団の起伏に沿って歩いてた。は？…はぁ！？ゴキブリ？後輩が２Ｆで幽閉給餌されてるから有り得るっちゃ有り得る。しかしでけえぞ？ネズミ？子ネズミなら有り得るかもしれん。しかしどっから入り込んだ？１Ｆには怪しいルートがいくつかあるんだが２Ｆは知らんぞ…アシダカ軍曹か？有り得るっていうか、たまにやってくるし。でもまだ寒かろう。成虫の図体で冬眠とかするんかいな？軍曹だとしたら成虫の大きさだぞ…そんでもって軍曹には迂闊に殺虫剤ぶちまけない…軍曹は大好きなので殺したくない。あー。もー。確認したくなってきて、起きた。一応殺虫剤を装備した。見えたあたり、歩いて消えて行ったあたりを捲って捲って確認していくが…見つからない。ま、そうだろうよ。想定していた内の誰であってもマヌケはいない。とっくにどっか身を隠しているハズだ…結局軍曹の可能性から闇雲に殺虫剤をぶち撒く奇行は中止された。くそう。きもい。誰なんだ…
しばらく眼が冴えて遊んでたが、ほどほどでスリープかけて寝た。
一緒の布団で寝ているのかもしれない。
腐った目と脳の幻覚だったのかもしれない。

朝。すでに華大がＴＶに映ってる。後輩は盛大にリサイタル開催中。歌っては掘り、歌っては掘り、歌いながら模様替え、そして掘り、３０分は暴れてるのを聞いていた。居候先様が自分の都合でビタ！と構うのを止めると必ずこうなるんだが、迷惑を被るのは後輩と、私だけ。先輩はイヤなら天蓋に隠れりゃいいので遠くから「やかましいなぁ」と思うくらいだろう。居候先様は我関せずだ。
根競べだ。騒いだら構ってもらえるとは思って欲しくないのだ。一定時間黙ったら面倒見に行くつもりでクソやかましい中ひたすら待つ。寝てる？あほか。眠れるかっ！こんな騒音の中で！ジャイアンなんだよ！
砂を掻く頻度が減り、リサイタルの演目がバラード調に変わった。疲れて来たか？もうこのバカ猫が大人しくなる瞬間などというファンタジーは捨て、黙った一瞬で詰め寄ろうと決める。もううんざりなのだ。後輩がベッドにあがった音がする。一瞬黙った。すぱーんと隔離部屋に侵入。後輩は出してもらえると降りてくるが無視して便所だけ取り出す。餌皿にはライオン君が頭から突っ込まれている。ほんま器用やな…感心してる場合ではない。便所にはしょうべん玉。処理してると「ねぇねぇ」「僕を出すの忘れてない？」とケージからちょいちょい私を突いてくる。かわいいんだけど、その手でしょうべん掻き毟ってたんだよね？やめてくんない？後輩は諦めてケージ１Ｆで床を掻き毟っていた。好きにせえ。居候先様があの大騒ぎを知りもしないでのんきに御出勤前に後輩へ挨拶に来て、ケージが開いてるのに大人しくしてた後輩を呼ぶので出て来てしまう。邪魔しやがって…しょうべん玉と汚れ砂を回収し、ケージ１Ｆを掃除し、ライオン君を救出し、ペヤングと空皿持って降りる。先輩は大人しくしている。…なんかかえって怪しい…２Ｆへ戻り、後輩を解放してやる。水が飲みたくて暴れてるとするならかわいそうだしな…早くケージに設置した水差しで飲めるようになって欲しいんだが…私の布団に乾燥機をかけ、隔離部屋を閉鎖し時間稼ぎ。ＰＣ弄りながら後輩が悪戯しない様に見守る。が、すぐに電線やら壁やらやりたい放題である。自由行動に不安しかないからいまだに籠の猫なんだが…そんな事実関係を理解出来たら世話ねぇか。私の脚にちょんちょんとご機嫌伺いしてきたので…ちょっと遊んでやった。ビッグモーター靴下プロレスだ！もう後輩も、この靴下ではこう遊べばいいんだろう？と言わんばかりに肉球を浮かして床に転がり、掴んだ靴下を私がぶんまわして後輩ごと高速回転させるのを待っている状態。これは慣れたというべきなのか。多分そうなんだろうけど、もっと他のポイントでも慣れて欲しいんだが…ぐるぐるぐる〜…久しぶりに回してみて…重いっ！以前ほど高速で回転できない。後輩の体勢は協力的なんだが、後輩がデカくなりすぎて負荷がすごい。それでも後輩は機嫌よく回され続けてるのでこっちも頑張って回し続けるが…しんどい！何かしらの新発明が必要な気がする…釣り具の、糸のヨレを防ぐ金具の事を何といったか…アレのデカいのが欲しい。５ｋｇの猫が釣れてもブッ壊れない様なんが欲しい。そうすりゃちょっとは楽になる。現在は回転させてる靴下をこまめにバトントワラーの様に指先で小刻みに持ち替えてヨレを回避してるんだが、限界が来てしまった。あの金具が欲しい…疲れたしなんか飽きて来たし、やめた。後輩はしらじらしく閉鎖された扉前で遊び始めたし、先輩も大人しいし、解放してやる。寝室へ走り出し…気が付かねぇとタカをくくってたものの、速攻で乾燥中の布団へ歩み寄って調査開始…火傷するからやめて欲しいんだが先輩も後輩も乾燥中のふわふわな布団が大好きで困る。辺縁での調査は好きにさせるが、布団へのアクセスはその都度やめさせる。１８０度向きを変えて気を散らそうとするが、どうにも乾燥機のモーター音が切っ掛けで気になって仕方が無い様子。数回引き剥がして、やっぱだめかな？と思い始めた頃、盛大に噛みついてきやがったので回収、幽閉した。終了！

降りて一服しようと思ったら…たばこワゴンが荒らされている！またか！私が朝起きない日は荒らされてる確率が高いですね居候先様！！テキトーやりやがって…おそらく先輩だろう。だから必要以上に大人しくしているんだろう…やっぱりか。動線を検証すると、たばこワゴンの先から奥へ押し込まれて備品が落下した様に見て取れた。さらに、ラジカセがＣＤモードで勝手に起動してインジケータが点灯してる。なるほどな。ラジカセの置いてある方向から棚板やラジカセそのものに手をかけていったって事だろうな。クソったれが。なんで先輩も同時に隔離部屋に連れて行かないんだっ！たったそれだけで何も悪戯されないというのに！きっとワザとである。で、なければ絶望的なバカである。どっちの可能性でもロクでもないのである。私はノウハウは伝えてある。この一連の朝だけみせる先輩の問題行動を誘発してるのは明らかに居候先様自身なのである。言っても履行しないナメっぷり。家裁はもうちょっと人間の底を見抜いた方が良い。鬼平を気取ってる場合じゃない。

下の子が大口叩いてから音信不通といういつのものパターン。流刑地だから仕方がない？刑務所にこそルールがあるんじゃなかろうか。ないなら意味ない。解放してやれよ。自由の代償で私には自由が無い。


一旦投稿して忘れてからの追記


仕方がないので１５時の餌を支度してると、下の子が鈍器豆を持って現れ、開口一番「ネズミが死んでる！でけえ！すっげぇでけぇ！」という。昨日見た謎のお客さんはやっぱネズミだったのか？なんだか薄暗い中で良く見えなかったがぼんやり白っぽかった様な気もするけど…生きてんのか確認すると「完全に死んでる」と言うので緊急性は無いが、居候先様に頼んだ「確認」が行われていなかった事実が、また、またまた、しつこいくらい再確認された訳だ。ネズミ捕りにとっ捕まってもしばらく生きとる。それが絶命するまでには何十時間かは放置されてたって訳だろう。デタラメで不潔だ。居候先様の呼吸器がおかしいのはこういう事の積み重ねだとしか私は思っていないのだが、わけのわからねぇ言いがかりをつけられたら心底ブチギレる事であろう…他人事ながら常にイライラしてるんだが、今回もやりやがった。下の子が猫共と引きこもって遊び始めたので、ネズミを確認に行く。そもそもが汚いボロい玄関だが…もうすでに、仕掛けてあったネズミ捕り自体がもがいたネズミの所為でだかズレている。縁側に立った瞬間から横たわったネズミの背中が見える。コレ気が付かないって相当ラリってると思うんだが…見えねぇって言うんだから仕方がないよね。仕方が、ないんだ。取敢えず、次のマヌケにも引っ掛かってもらいたいので、避ける。もうほんまコレ専用になっちまったが、掃除用に買ったトングでずりずり引きずりだす。死んでらぁ。こうして死んでる状態ならかわいらしい毛並みしてるんだけどねぇ。同居はムリやわ…してやがるけど。そんでもって動線を類推すると…縁側下のコイツラが勝手に開けた穴からじゃねぇなぁ。もしくは入って来る時にはうまく避けたけど、帰ろうと思った時に何かしら慌てて引っ掛かった、か、その手前のワルファリンくらってラリってジエンドって感じだろうか。コイツの前にとっ捕まった子ネズミも動線が逆向きだったんだよな…縁側下のネズミ穴は「出入口」ではなくて「出口」専用になってるのかな…入り口はやっぱりメーターボックスんところなんだろうか。バカな作りだよなぁ…どうぞどうぞ！って感じの作りだよ。防ごうって意識が微塵も感じられない。がっばがば。そんでもってコイツはもう繁殖できる頃合に見える。知らんけど。昨夜の幻覚はもしかしてコイツの子供が腹すかして彷徨ってた？
…死んだコイツ自身が彷徨ってたのかもねぇえええええっ！！
なんてな。新ネズミ捕りを設置し、トングでつっついてぎっちぎちに隙間なく並べる。毒餌もズレてたので壁に寄せる。捕獲成功ネズミ捕りは…居候先のマヌケな猿が引っ掛からない様に下の子が放棄したミニベロの真下へずらして安置。どんなあほうな居候先様でも帰ってきたら目にするだろう…

害獣を見たら害虫も気になって来た…むえんだーをぶしゅぶしゅ噴射しまくる。全員閉じこもってる隔離部屋以外ぶしゅぶしゅしまくった。軍曹だったとしたらほんまごめん。最低２０分放置だったかと思ってその旨下の子に大声で伝え、猫を出さないで引き留めておいてくれと懇願。居候先様よりは日本語が通じるハズなので大丈夫だろう…しまった。私はどうしたらええねん。あ、は、は。ただ佇んだ。２０分経ったくらいで先輩が一人で降りて来た。まあええやろ。餌に薬が掛からない様に隠してたので戻してやると食った。

その後下の子が降りて来てイスであんぽん口開けて居眠りぶっこいて、先輩の名前を口走った。どんな寝言やねん。起きた下の子に言うと「起きてたし！」と授業中寝てたやつみたいに強がってたが、その後しばらくの発言は支離滅裂で明らかに寝ぼけていた…

居候先様御帰還で「捕れたネズミは見たか」と２人で聞くと「見てなーい」「おらんかったー」だとさ。どんなバカでも見える様に設置したものが見えないんだからすごいよね。一周回って超天才なんだろうよ。想定外は常にここにある。

晩飯食って後輩を弄りに行った下の子が降りて来て「どん兵衛猫にして見せろ！」と言ってきた。基本的に目が行き届いてる時にどん兵衛の必要性は感じていないんだが…装着してみせた。奴隷だから。アズユーウィッシュ。しかしもう後輩はどん兵衛エリザベスカラーには慣れてきていて、今日もより一層慣れた素振りで普通に歩き回っていた。しかし下の子としては面白いらしくヘラヘラしながら写真撮りまくっていた。そんでどっか行った。

途端に先輩がわーわー騒いで何かを言ってきたが意味は分からん。私は日報記述してなかったのを思い出したのと、ＧＣＣＸの予約停止してたの復活した途端、全ての予約が容量不足判定くらってぎゃああっ！と焼き捨てしまくってて忙しかったので構わなかったら勝手に隔離部屋に戻って行った。もっと遊んでやらななぁ…