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2024年03月02日10:46

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印象派 モネからアメリカへ

3月1日(金)20時まで開館の東京都美術館へ。ようやく。
印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 を観てきました。
連日すごい人らしいので夜、それも月末月初なら無難かなと。

フォト

薄暗い中、幻想的に浮かび上がるエントランス

大西洋を渡った印象派。パリから世界へ。日本へも。
飛行機ではなく船で渡る時代。
ヨーロッパと比べたら、できて間もないアメリカ。
でも新しいからこそ、良いものは受け入れて、独自に開花させる風土。

予想より人は少なく、落ち着いて鑑賞できました。
すべての絵に同じように時間をかけません。本能が取捨選択する。
もちろん、モネやパッサムなど、展覧会を代表する作品はじっくり。
セザンヌもけっこうありました。

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一番印象に残ったのは、右の絵。
コール『アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊』
窓から観たような、でも印象的な枠が四隅にあります。
こういう風景、大好きです。日の入り? 川面と船と人。水と緑と空。
フィレンツェだからイタリアだけど、スペインを思い出しました。
グラナダのアルハンブラ宮殿。歩き回った城塞の記憶がよみがえる。

絵画を美術館が買う交渉の記録、なかなか珍しいと思いました。
ウスターという町があることすら知らなかったけど。
印象派といってもさまざまで、またそれが個性を楽しめてよかったです。

ああ、久しぶりの感覚だ、と思いました。
上野勤務なのに、なぜか行きたいと思える展覧会がない状況が続いていて。
どんな小さな絵でも、さほど有名でない画家の作品でも、今、目の前にあると。
何百年も前に描かれた思いを代弁するような、何か語りかけてくる気がする。

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ミュージアムショップ特設店、ぐるぐるしちゃいました。
モネの睡蓮の、ガラスマグカップや透明マスキングテープ。
意外と重い。きれいだけど使わない。うーむ。
366日アクリルキーホルダーも迷いましたが・・・いっぱい持ってる。
結局、コールの絵は残しておきたいのでポストカードのみ。
美術館を出ると19時になっていました。

☆☆☆
20代後半に思う存分スペインを満喫した、かけがえのない自分史。
美術館はもちろん、大聖堂や教会の、絵画・彫刻・調度品・ステンドグラス。
街中の門・銅像・公園・建築物。その場で本物を見られる最高のぜいたく。
もう30年も前だけど、セピアでなくカラーで走馬灯でした。

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