ウフフフフ

先輩も後輩も１Ｆでうろうろしまくって収拾がつかない状態が続き、先輩は謎出窓に陣取った。それはそれで抱きあげようとしても拒否ってきやがって邪魔臭ぇ。
私が先輩の相手してやってると、居候先様と２Ｆに行った後輩が、とんきちちんぺいかんた状態で手摺から首だけ出して先輩を覗き込んでいた。激烈かわいい。しかし、今カメラ持ってない。持ってたとしても乾電池デジカメじゃフラッシュたかなきゃ写らないだろう…私がきゃあきゃあ喜んでいると、後輩は真っすぐ壁の奥に引けていった。その様もまた壮絶に面白かったんだがー…ゴープロがあればなぁ…
先輩を自発的に降ろす為に、降りて来た後輩を敢えて乗せてみる…一瞬バトったが…お互いの利益が一致し落ち着いてしまった…なんてこった。後輩はさりげなく先輩の居場所をぶんどり、先輩が座ってたところを丹念に丹念に嗅いで「くっさー」とフレーメン。わはははは。…いやまてよ。先輩の座ったところは全部「くっさー」なのか？
一瞬先輩が降りようとしたのに、後輩が先輩のおケツハンコに夢中で退こうとしないので降りられずじまい。あーあ。失敗だー。ちょっと退いてよ、と後輩のケツを突いてみてもどきゃあしねぇ。後輩が先輩のケツのニオイに飽きてうろうろし始めたので、前面に押し出された先輩をさくっと捕獲、抱き上げて２Ｆへ連行した。隔離部屋へ配置し、後輩を回収しに行くと…先輩はじっとできずにどっか出かけて行くのを感じた…それは一旦放っといて一人で置いといたら何しでかすかわからん後輩を回収に戻る。「やめろよー！」と嫌がってみせたが、本当に嫌なら飛んでどっかに逃げ出すものの、さくっと捕まった。先輩の好きなウルトラマンの飛行人形のポーズを取らせようと思ったが、後輩は股関節の懸念からなのか慣れてないからなのか、先輩みたいに一本の棒にならない…今日もムリだった。まあ別にいいんだけど。２Ｆにあがると先輩と居候先様は隔離部屋に戻っていたので、後輩を預けて退散した。

ベルゼブブおじさんが蠅になった。ニッポンバシででけえフィギュア買うくらいには好きだ…ジョリーロジャーは一見おふざけかも知れないが、現実に顔細胞を刺激する模様の昆虫が居ない訳でもない事を考えるとすっと受け入れられるご都合主義。大魔界の蠅も初見難敵で印象深いが、デザインはやっぱこっちがええわ。コロナ禍でラクガキした「神虫」を蛇腹にしてみたんだけど、よくよく見たらコレに引っ張られてたんだろうか。こわいわー。
ハトリカツオ相手だったら怒って来るところだ。私ゃ亜星みたいに有名じゃないから大丈夫か。

…

ぶはっ！と気が付いたら４時だった。なんでやねん！寝かせてくれ！ぐぬぬ…とイラついて二度寝不可能。なんてこった。気が付いたらスリープかけてなかったんで、一旦ＴＶ点けて弄り始めたら１２ｍの永遠のスカディエピタフに夢中になる。ていうか、全然クリアできねぇ。マカカジャないがしろにし過ぎたな…今さらどうにもならねぇや…どうしよ。

６時半になったので起きだし、後輩の餌を確認したら、全然食ってねぇ！下げて洗おうと思ってたのに…そのままにした…１Ｆへ降りて先輩におはよう。「おあおぅよ〜」と返された。はいはい。解放。すととととっと急いで２Ｆへあがって行った。コーヒー飲んで一服して、先輩を確認しに行くと、私の布団に横たわって「なんだよ。いいだろ？」って久しぶりの状態で落ち着いていた。先輩を撫でたい居候先様はそんな先輩の方へ頭を向けて転がったまま手を伸ばして構っていた。まあいいんじゃない？私は後輩を出してやる。あ。しまった。水用意してやってねぇや。後輩は伸び伸びしながら歩いて隔離部屋を出て、先輩を愛でている居候先様の傍らへ走って行った。
私は水を用意しに行く。水を持って上がると先輩も後輩も居候先様もＴＶ前で全員転がっていた。平和。廊下に水を設置し、２ＦＰＣを起動。生放送も開始したが、２Ｆでもちょっとした作業ができる様にと、フリーソフトを漁る…しかし忘れてたが画素数おばけで全く操作できねぇよ！今一度１Ｆへ戻り、修理した拡大鏡をかけて階段をあがる…ぬおおおっ…世界が歪んでいるぅう〜…これはあぶない。やっちゃだめだ。死ねる。脚立に座って箪笥上のＰＣを弄る。あれやこれや。ああありがたい。あれやこれやの作家さんいつもどうもありがとう。本当に助けられているよ。あなた方しかいなかった世界は未来が明るいんじゃないかと思えたよ。「アカ作れ」「課金しろ」…バカが紛れ込んで暗黒時代になっちまったねぇ。考えてもごらんなさい。あんたがたが「なけりゃ死ぬ」言ってるスマーフォの全てのアプリが無料だとしたら。どんなステキな事でしょう。でも無理でしょう？誰の所為？だから嫌いなんだ。転生したらプログラマになりたいわ。転生しなくてもなりゃ良かったんだろうけどパラメータ配分しくじったわ。もう目も見えねぇしなぁ…
そんな作業に夢中の猿を珍しがって、先輩も後輩もちょっかいを出してくる。先輩は隣のプリンタからじーっと見てくる。後輩は箪笥に跳び乗って勝手にキーボードを操作しタッチパッドを擦り、見た事も無い画面を勝手に出して私を困惑させる。コレばっかは止めなしゃーないので膝の上に抱き抱えるんだが、そんな事よりコレどうなってんの！？と好奇心が勝り、ぐいぐいキーボード上に乗ろう乗ろうとする…これがよく聞くやつか…ほんまにキーボード好きなんやなぁ…画面を生放送に切り替えると…画面に大写しになる後輩自身の姿を認識できるのか、きょとん、と借りてきた猫になって固まる。この時のカメラ目線の後輩のかわいいこと！プリントスクリーンだ！と思ったが…まだ慣れてないＰＣのプリントスクリーンがどこか分からず押せずじまい…ぬおおおっ！！誰かかわりに押してくれ！と思ったが、観客は誰も居なかった。この状況に慣れた後輩は、再度キーボードを狙い始める…あーめんどくせー。さようなら。ぽい！と後輩を床へ放す。コレで平和が訪れた。と思ったら、今度は先輩が「それなんですか？」と私のコーヒーマグを狙い出す。あんたが下痢しちゃうカフェインだよ！と避けるんだが、改めて先輩はでけえ！コーヒー片手で防御しながら先輩までは御せねぇ！助けてくれぇ〜！と居候先様を召喚してピックアップして貰って事なきを得た…
まだ調べものの途中だったが、朝ドラの時間になったのでやめた。
朝ドラを観てる最中に先輩のしょうべんたれ攻撃被弾。こう書くとしょうべんを浴びたかのようだが、しょうべんをすることによってドラマなんぞに夢中になってる猿の集中を削ぐ攻撃の事であるから念の為。しかし撃つ弾が無くなると大人しくなるセオリーなのでコレはこれで助かる。
朝ドラが終わって先輩の目薬飲み薬に対処しよう。と、思ったら、居候先様がやっちゃってた。なんだよ。そしてほんまに目薬させたんかよ。大丈夫なのかよ。まあええわ。少し寂しい不思議。

後輩は眠くなっちゃって、先輩は天蓋に潜って、居候先様は休み故に出かけて行って、私は日報を記述して、生放送のモギリして、


一旦投稿する。


猫共以外誰もいない中、ＰＣつけっぱＴＶつけっぱでＴＶを眺めていた。ＴＶの内容とは脈略無く女の声で「ウフフフフ」と笑い声が聞えたので、生放送に誰か来てるのか？と確認する。下の子はさっきまで観てたが抜けたのを確認しているのに誰だ？

誰も観てなかった。

じゃあ、誰よ。今の笑い声。

…


怖すぎて一旦投稿する。


居候先様が帰ってきて昼飯。パン。食い終わって後輩を解放する。今一度謎出窓に乗るところを目撃したが、確実に生壁に爪を入れて登ってやがる…ううむ。居候先様のセンスが光る変なキャリーに少しでも慣れてもらいたくて、トンネル状にした上で後輩の反対側からおもちゃを振る…食いつくんだが、トンネル経由で突撃してこない…トンネルをまわり込んじゃう。後輩の怖いモンが一体何だか分からなくて躾けにくくて困ってるんだが、よりにもよって後輩の為に買ってきた変なキャリーなんだよ…フォークロアの対象としては流石に却下だ…馴染んでもらう方向で行動する…しつこいくらいトンネル越しに遊びを仕掛けるが、絶対に、断固回り込んでくる後輩…あんた結構頑固やね…こっちも頑なに誘導してたら１Ｆから先輩を呼び寄せてしまった…つまりはそれくらいしつこく誘導してたんだが後輩にはからきし効果なし。諦めて先輩後輩どっちにも振って遊びたい奴が遊んだらええわ！となると、先輩がトンネル越しの遊びをたしなんで見せる。それを傍らで眺めてる後輩は…だんだん首を突っ込むようにはなって来た。しかし、途中ででっかいケツをもぞもぞバックして帰ってきちゃう。通り抜けるには通り抜ける瞬間もあったんだが、遊んでるって訳でもなく、頭突っ込んだものの早く逃げたい、今の状況ならバックより前進だ、て判断に見えた。ときめいてない。
再び出かける用事のある居候先様が支度を終え、隔離部屋にやって来た。まだまだ出かけないそうで、後輩と遊び始めたので任せた。
２０〜３０分遊んで、すでに１時間以上後輩は自由だったので、幽閉され、居候先様は出かけた。私は有無を言わさず猫係だ。しかしまあ、１５時の給餌も終わってるし、特に何もする事も無いしええわ。
ＨＤＤ軽量化ソフトをぽちぽちぽちぽち弄っていく…何ファイルあんねんほんま。

晩飯はひとりでミートボールとブロッコリーのスッパゲッティ〜を食った。
私ゃトマトソースにタバスコかけときゃなんだってンまいと思い込むので超幸せ。
昔は毎日毎食パスタ食ってたなぁ…
ホットケーキばっかり食ってる時期もあったし
チョコエッグが主食の時期もあったなぁ…
一回目手術の後は親の工場の仕出し弁当に無限についてくる味噌汁ばっかし飲んでたし。
無茶すんなぁ。

２１時頃に居候先親子が帰ってきて、先輩が大騒ぎ。
別に土産もなんもねぇ。
先輩にも私にも。
後輩にも。

気付いたら２２時半だったので投稿して後輩を解放する。