皆さんはこの言葉をどのように受け止めていらっしゃいますか？「台湾海峡が戦争で封鎖され中国の海になったら、日本が困るから助けなければならない」。実はそうではないことが分かりました。ウクライナ戦争を戦うウクライナで昨年12月に行われた「和平のために領土を割譲すべきか？」と言う世論調査で７４％が「すべきでない」と答えています。今年2月の徹底抗戦のゼレンスキー大統領の支持率は69％だそうです。これに対して日本での調査では「国のために戦いますか？」と言うアンケートに「はい」と答えた日本人は13.2％と世界79か国の中で最低だったと言います。これでは「台湾よりも日本の有事でしょう」。確実に日本は中国に狙われます。
これは、意図的にGHQによって事実が歪められて戦後教育された「大東亜戦争」のネガティブな刷り込みで、日本人が「自己否定させられたからだ」と、米軍側の資料に基づいて検証した井上和彦著「歪められた事実「昭和の大戦」」に書かれており、「沖縄は捨て石にされ、軍部に見捨てられた住民が犠牲になった」「特攻は人の命を無駄に捨てる馬鹿げた戦術で何の効果もなかった」「B29による空からの爆撃に、日本軍は何の手出しもできず焼け野が原になった」と言う話ばかりを信じさせられて子供たちは育った。その結果「日本は小さな弱い国なのだから、戦争なんかできるわけがない。侵攻されたたすぐ降伏すればよい」と思っています。あの維新の会の橋下徹氏などがそう発言するからです。
�＿�縄戦の検証
・ノルマンディ作戦
連合軍の投入兵力：130万人・・・・・死傷者8千人
ドイツ軍の投入兵力：38万人・・・・・死傷者9千人
・沖縄戦
連合軍の投入兵力：55万人・・・・・・死傷者8万2千人
日本軍の投入兵力：11万6千人・・・・ 死傷者9万4千人
沖縄は日本の面積の0.6％です。本土決戦になればこの100倍の犠牲を覚悟したアメリカが、「原爆で戦争を早く終わらせたかった」と言うのは本音だったと思われます。その結果、逆に日本は7年半の占領で徹底的に解体され、独立後もアメリカは支配を強化したまま今日まで来ています。
��特攻作戦の戦果(1944年10月25日〜1945年8月15日）の約10か月間
・海軍：2367機、陸軍：1129機、合計3910機。・・・・・・戦死者3910柱、
・米軍被害：艦艇数278隻、戦死者1万2千3百人。重傷者3万5千人。PTSD2万6千人。
この結果、米軍側の現場の指示は「特攻作戦の効果を日本軍に知られないように、大破しても現場にとどまり、被害が少ないように日本側に見せろ」と言うものだったと言います。また、特攻兵に渡された「と号空中勤務必携」には「天候ガ悪クテ自信ガナイカ目標ガ発見出来ナイトキ等ハ、落胆スルナ 犬死シテハナラヌ 小サナ感情ハ捨テロ 国体ノ護持ヲドウスル 部隊長ノ訓示ヲ思ヒ出セ ソシテ 明朗ニ潔ヨク還ッテコイ 途中カラ還ッテ着陸スルトキハ、爆弾ヲ捨テロ 予メ指揮官カラ示サレタ場所ト方法デ・・・」と書かれていたそうです。
��B29には、485機撃墜、2907機撃破。戦死者3,044人の戦果を挙げた。
B29は高いところを飛ぶために、高射砲は届かず、戦闘機も飛びあがれなかったことは事実です。しかし防空で活躍したのは陸軍飛行第244戦隊で40機の飛燕で浜松基地をベースにB29の大編隊に立ちっ向かったが、衆寡敵せずで空襲されることになったのでした。
以上のことから、兵員の技量、兵器の性能、作戦能力において日本が劣ったと言う事ではなく、圧倒的な物量に「高い士気」で立ち向かい屈したことに他ならならず、決して卑下すべきことではありません。それよりも、現実に中国の台湾侵攻が始まった時に、いくら高市早苗議員が「国民を守る」と叫んでも、世界一国を守る意識が低い国民では、まさに「台湾有事は日本の有事」そのものになってしまいます。人民解放軍が「張子の虎」なら自衛隊や日本人は「張り子の猫」ではないでしょうか。
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