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2024年02月08日22:54

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第6310話  えんぴつの価格講座

再来週公開の映画「マダム・ウェブ」、スパイダーマンの世界のスピンオフ作品なんだけど、スパイダーマンの格好の人物が現れるのに「スパイダーマン」っていうワードが出てこないことに不安を感じて楽しみにしていました。
で、昨日、日本語吹き替え版のキャストが発表されたのですが・・・
ねぇ。
名前は自分で調べてほしいんだけど、声優ではない俳優さんが主人公の声を当てるそうですよ。
数秒聞いたんだけどさ。
どうする?字幕版にする?悩ましい。
いやさ、マダムウェブっていうキャラはボクも知りませんでしたよ、決してメジャーなキャラじゃないからさ、集客が望めなさそうな懸念が重々承知。
けどさ、もうちょいうまい人いなかった?
いやいや、声優じゃないっていうだけで、顔色を曇らせるのはよくない、偏見を捨てろ、
「え?まじで?いやぁ、言われなきゃわかんなかったわぁ」ってなるかもしれないじゃない。
期待して待とうじゃないか。

どうも、ともんじょです。

劉慈欣祭り第2弾。
先週は「流浪地球」を紹介しましたが、今回は同時発売された短編集も紹介しますね。
「老神介護」です。
この表題になっている話はすでに刊行している劉慈欣の短編集「円」に収録されています。
結構面白かった記憶があります、かつて地球に生命を誕生させた生命体が年を取って地球に戻ってきて、地球人に20億人の「神」を名乗る年寄りの世話をさせるっていう話。
今回のこの本にはその続編が収録されていて、神たちは地球以外にも同じような環境で生命を生み出してそれぞれが文明を築いていることを人類に教えてくれるのですが、
その中の一つが地球を狙ってやってくるんです。
「兄文明」と呼ばれる奴らに地球を引き渡すにあたってある計画が行われて一人の殺し屋に依頼がやってくるって話、ムキィーーーーっ!!ってなります。
流浪地球は地球の滅ぶ悲しみがあるけど、
老神介護はさみしさの感じる話が多いですね、せつないんですよ。
地球のコアを目指す技術が開発された未来に外の世界を見たがる女性と代わりに世界のあちこちを旅する男の話だったり。
地球を貫通するトンネルが作られた世界で、それの建造にかかわった人物が見た未来の話。
その中でも一番印象的だったのが人類の生まれる数億年前に蟻と恐竜が地球上で文明を築いていたっていう話で、アリと恐竜の間にあるいさかいを描いています。
これは何を隠喩しているのかな?って考えながら読んでいましたが、
まあ、なんていう想像力なんですかね。
全部の話は一見荒唐無稽なんだけど、納得させるような科学交渉が入っているから妙な説得力があって、引き込まれるんですよ。
流浪地球よりも読みやすいと思います。
それでも先に読んだ方がいいのは短編集の「円」です。
まずは円→老神介護→流浪地球が入りやすいかもしれないです。
まあ、おもしろいこと、圧倒的な想像力には舌を巻いちゃいましたよ。
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