自民党に派閥が必要だったのは「中選挙区制」だったからだ。
政権与党は首相を出すために国会半数以上の議員が必要になる。
しかし、昭和の選挙区制度は1選挙区から複数の議員が当選する「中選挙区制」である。
過半数を取るには、1個の選挙区から複数の自民党議員を出す必要がある。
定数4の中選挙区なら、自民党は3人当選させないといけない。
自民党議員A・B・C3人が戦うことになる。
全国の中選挙区で自民党議員同士が戦う。X選挙区のA・B・CとY選挙区のD・E・Fがいる。AとD、BとE、CとFが協力する。それが全国集まって3つのグループになる。
これが昭和の派閥だ。
しかし令和は1人を当選させる「小選挙区制」であり、自民党議員同士で争う理由がない。派閥の意味がなくなったのだ。
そして【重要な事だが】、そもそも、派閥が無くなって、政党政治が健全化するわけでは、全然ない。
派閥が無くなると、実は、個々の議員の立場は弱くなる。
公認する党首の権力がマックスになる。
自民党も、民主集中制=党首独裁の日本共産党になってしまう。これが良い事か?
■茂木派から大臣経験者相次ぎ退会表明 古川元法務大臣「全ての派閥が解散がスタートライン」
(TBS NEWS DIG - 01月31日 00:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7731543
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