午前10時前に着くと指揮者がたまたま受付にいた。
「歌ってくださるって聞きました。ありがとうございます。でも火曜日(夜)に比べて昼はメンバーが少なくて、ブツブツ、以下略。」(指揮者)
個人的には話したことはないが良く知っている人である。現役声楽家(ソプラノ、音大大学院)で、連れ合いもまた同じ大学を出た声楽家(大学教員)である。連れ合いとは挨拶をする。金沢市声楽コンクールの担当もされているから、自分のことはご存じだ。
休憩の時に女性が話しかけてきた。ここは男声も同じだが合唱連盟の関係ではないので、ほとんど知っている人がいない。
「10年ほど前に、なにコラの演奏会のチケットを送っていただいた◯◯です」(女性)
「ありゃ、ありがとうございました」
「(10月の)国民文化祭でもご一緒に歌ったんですが」(女性)
なにわコラリアーズのただたけだけコンサートvol3(2012.1.29 石川県立音楽堂コンサートホール)で、チケットを送った人だった。地元の開催だが、30年在籍した金沢メンネルコールを退団して地元の合唱界に疎くなっていた時期で、集客&チケットの配布に苦労した。だから余計に覚えている。でも会って話したことはない。
国民文化祭で一緒に歌ったとはいえ、その時の170人の合唱メンバーで自分が知っている人は少ない。声をかけてくれたもう1人は元同僚だった。
帰り際に「よろしくお願いします」と挨拶をした。鼻の下が伸びて次の練習がちょっぴりたのしみになった。
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