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2024年01月24日17:58

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やはりブレーザーは傑作だった

「仮面ライダークウガ」という作品は、私のその後の人生の大きな羅針盤になったと言っても過言ではない作品です。変身ができないばかりか、まともに生活することもできないですが、五代雄介のようになりたくて、みんなの笑顔を守れるヒーローになりたくて、今があると思っています。

そんなクウガと並ぶほどの作品が「ウルトラマンブレーザー」になりました。

昨日、各話の感想をまとめました。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986822164&owner_id=1192551

放送開始前の発表会を見て、傑作になると思っていましたが、その予想ははるかに超えるものになりました。改めて感想を読んで、誤字脱字が気にならないくらい(^_^、我ながら気持ちがこもってるなぁと思います。

面白かった理由は挙げればきりがないんですが、まずはSKaRDメンバーがみんな素晴らしいことですね。戦隊もですが、集団になるとちょっと斜に構えたり悪ぶったりする人や、不器用で失敗が多いみたいなキャラも出てきますよね。まぁそれはそれで楽しいし、個性があったほうがいいとも思うんですが、SKaRDは5人ともいつでも同じ方向を向いて怪獣災害に立ち向かっていましたよね。それが心地良かったです。

これまでだったら新人がいて、一人で突撃したり失敗したりして成長する展開があって、大抵その人が主人公でウルトラマンに変身するんですが、今回は隊長がウルトラマンだから、最初から完璧なんですよね。もちろんゲント隊長も他の隊員もとっても個性的なんですが、いざ作戦遂行の時は乱れないじゃないですか。これが心地いいし余計な気を使わず見られます。

本筋ではない回も面白くて、ハズレ回がなかったのもすごいですよね。ガヴァドン回、オトノホシのガラモン回、怪獣損害保険回、この辺であっても手抜きなしの面白さなんですよね。そしてそういう時だけ過去怪獣を使って、本筋では新規怪獣というのもよかったですね。円谷さんが潤ってきた証明ですよね〜。

本筋の部分、V99に関わる謎も丁寧に描かれていったのがよかったですね。最終回については後述しますが、正直ちょっと駆け足かなと思いつつ、綺麗に畳んだのは見事だなと思いました。

野生的なウルトラマンとか、隊長がウルトラマンなど新機軸を見せつつも「怪獣は本当に倒さなければならない存在か」という、ウルトラマンという作品のテーマにもなっている、大切な部分はしっかりと描かれているんですよね。新機軸だけをやれば面白いというわけではないんですよとあの作品にも伝えたい(^_^。

そして最終回ですよね〜。ドバシに向けて伝えた「当時あなたはやるべきことをやった」というエミ隊員の言葉が、私の中でブレーザーが単なる傑作ではなく、クウガ並みに大切な作品になった瞬間でした。V99に対して破壊命令を出したドバシを悪役にしなかったところがとても大切だと思うんですよね。

エミ隊員にとっては父が消滅した遠因を作り、なおかつその事実をもみ消そうとした憎き相手なのに、それでもあの言葉を伝えられる、エミ隊員の強さと清らかさが出ていると思いました。人間の感情の中で一番尊いのは「赦す」ことだと思っています。私も赦せる人間でありたいと思います。

さらに各国が臨戦態勢を解きましたよね。V99にこちらは戦う意思はないとメッセージを送るために全世界が一つになりました。こんなことあり得ないですよね。綺麗事も甚だしい。でも五代くんも言ってました。「綺麗事が一番いいんだもん」

今も世界では戦闘が起こり、さらにあちこちで緊張状態が続いています。それでもなお、世界から武器も軍隊もなくなる綺麗事を言い続けたいし、実現できる日が来ると信じています。ブレーザーを見た子どもたちがそんな地球にしてくれるはずですし、そのための橋渡しを行うのが我々大人の役割です。

ウルトラセブンが55年経った今でも名作と語り継がれ、昭和のウルトラファンの胸に残り続けているように、ブレーザーも半世紀経っても名作として色褪せないまま残る作品になりますね。
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