事前も試合中も絶対に沼田が負けると思っていました。
奇跡に思える勝利でした。
柴田は強かったです。
KOして当然位に思ってみていましたが、このビデオですごさを改めて思い出しました。
これは今も史上最大の番狂わせだったと思っています。
当時としては重いクラスでしたし、彼の戦績も今一つと思っていましたが、本当にタフでした。
これがガッツポーズの始まりとされる戦いでした。
大橋のボディーKOは後の井上を重ね合わせると感慨深いものがあります。
徳山は戦績的にも韓国での試合は不利と思っていましたが、本当に美しいKO劇でした。
ユーリ海老原はロシア国籍の選手で協栄ジムに属したという事で日本の世界チャンピオンとなっているようです。
この頃確か日本人は世界王者は不在だった気がします。
そしてその間隙を縫うかのように登場したのが亀田興毅でした。
私はそこで40年近く見てきたボクシングを離れました。
彼を世界王者として認めるのはボクシングへの冒涜だと思ったからです。
その考えは今も変わっていません。
そして長谷川、西岡、山中という本当に強かった世界王者を見逃してしまいました。
その私をボクシングに引き戻してくれたのが井上です。
白井に始まって日本ボクシング史上最強であり、パウンドフォーパウンドで世界一ともなっています。
彼のKOはどれをとっても美しいものばかりで、どの試合を選ぶか苦労したと思います。
大谷選手と井上選手がいる日本スポーツ界は世界の視線を一心に集めていると言っても過言ではないでしょう。
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