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2023年12月31日23:03

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「鬼と獣」「砂の器」「イン・ザ・ハイツ」

 …休日、大晦日である。
 朝6時に起床して、いつものように洗濯する。

 午前中、DVDでキム・ヒソン監督の韓国映画「鬼と獣」と、野村芳太郎監督の「砂の器」を。
 昼から、同じくDVDでジョン・チュウ監督の「イン・ザ・ハイツ」を観ました。
 その後、自由が丘のTSUTAYAへ行く。

 奥沢の銭湯 “ 松の湯 ” に今年最後の汗を流しに行く。



 ☆「鬼と獣」(2022)監督 キム・ヒソン 出演 チョ・ドンヒョク、イ・ワン、イム・ジョンウン、キム・ソヒョン

 強盗から殺人まで請け負い裏社会で暗躍する組織 “ ペクジョン派 ” に、“ 鬼 ” と呼ばれる殺し屋がいた。誰もが恐れるその男ドゥヒョンは、一方で妻と娘を誰よりも愛していた。
 そんな中、ドゥヒョンは弟分のヨンミンが犯した殺人の罪を被り逮捕される。
 模範囚として刑期を終えたドゥヒョンは、闇の世界からは足を洗い真面目に働きながら、妻と娘を遠くから見守る日々を送っていた。
 一方、ヨンミンは組織を掌握しトップの座にのし上がっていた。しかし、どんなに権力を手に入れようとも、ドゥヒョンに対する後ろめたさが消えることはなかった。
 そして、ドゥヒョンの出所を知ったとき、ヨンミンは平静を保つことが出来なくなっていた……。


 …ちょっと昔の東映映画、高倉健さんあたりの主演映画を思い出しましたね、雰囲気がね。

 でも、90分間という尺のせいか、ちょいと舌足らずな印象で終わったのが、ザンネン。



 ☆「砂の器」(1974)監督 野村芳太郎 出演 丹波哲郎、加藤剛、森田健作、島田陽子、山口果林、加藤嘉、春田和秀、佐分利信、緒形拳、渥美清、笠智衆、松山省二、花沢徳衛、内藤武敏、稲葉義男、加藤健一、浜村純、穂積隆信、信欣三、春川ますみ、菅井きん、野村昭子、殿山泰司

 6月24日早朝、国鉄蒲田操車場構内に扼殺死体がはっけんされた。被害者の年齢は50〜60才だが、その身許がわからず捜査は難航を極めた。
 警視庁の今西栄太郎刑事と西蒲田署の吉村正刑事らの必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上がった。
 そして、バーのホステスたちの証言で、二人の間に強い東北なまりで交わされていた “ カメダ “ という言葉に注目された。
 カメダ…… 人の姓の連想から東北各県より六十四名の亀田姓が洗い出されたが、その該当者はなかった。
 しかし、今西は「秋田県・亀田」という土地名を洗い、吉村とともに亀田に飛ぶが、手がかりは発見できなかった。
 その帰途、二人は列車の中で音楽家の和賀英良に逢った。和賀は公演旅行の帰りらしく、優れた才能を秘めたその風貌が印象的だった。
 8月4日、西蒲田署の捜査本部は解散、以降は警視庁の継続捜査に移った。
 その夜、中央線塩山付近で夜行列車から一人の女が白い紙吹雪を窓外に散らしていた。その女、高木理恵子を「紙吹雪の女」と題し旅の紀行文として紹介した新聞記事が、迷宮入りでいらだっていた吉村の触角ににふれた。窓外に散らしていたのは、紙なのか? 布切れではなかったか……。


 …3度目の鑑賞です。何十年ぶりかの再見です。

 やっぱり、これは名作だわ。

 …松本清張の長編推理小説を、橋本忍と山田洋次が見事な脚色。
 芥川也寸志の音楽と川又昂の撮影、そしてなんと言っても野村芳太郎監督の構成と演出の素晴らしさッ!

 ラストの40分間のクライマックスシーンの高揚感と言ったら……。もう、もう、号泣ですッ!

 映画というものの本質を見事に感じさせる、ラスト40分間であります。



 ☆「イン・ザ・ハイツ」(2021)監督 ジョン・チュウ 出演 アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンス、レスリー・グレイス、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ダフネ・ルービン=ヴェガ、グレゴリー・ディアス四世、ステファニー・ベアトリス、ダーシャ・ボランコ、リン=マニュエル・ミランダ、ジミー・スミッツ、スーザン・ブルファー、マーク・アンソニー、アリアナ・グリーンブラッド

 マンハッタンのワシントン・ハイツ地区はラテン系の移民が多く暮らす街。小さな食料品店を営む青年ウスナビもそんな移民の一人。
 真面目に働いていればいつかは夢が叶うと信じていた彼だったが、現実は厳しく、いまは故郷のドミニカに移り住みたい度願っていた。
 そんな彼が思いを寄せるのは、ファッションデザイナーを夢見るヴァネッサ。しかしいつも相手にしてもらえず、親友のベニーにからかわれる日々。
 そのベニーは名門大学へ進学したハイツの希望の星ニーナに夢中。突然帰省した彼女とのひさびさの再会に浮かれるベニーだったが……。


 第6回トニー賞で4部門を制した舞台ミュージカルの映画化てす。

 出演者のみなさんの名前に馴染みがないのは、ほとんどオリジナルの舞台の出演者の方たちなのでしょう。

 …一言で言ってしまえば、いわゆる “ 移民讃歌 ” ミュージカルとでも申しましょうか。

 ミュージカル、好きなんだけど、う〜〜〜ん、イマイチ乗り切れなかったなぁ。
 なんか、いったい何を伝えたいのかよくわかんなかった。


 『おまえを疑う奴は無視しろ。
    たとえ傷ついても 闘いつづけろ。』
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