昨日は、「パーフェクトデイズ」を観てきました
https://www.perfectdays-movie.jp/
驚いた事に、ほとんど満席でした。
こんな事は、久しぶりで、滅多にありません。
それだけ、カンヌ映画祭で主演男優賞を取った、役所広司の演技を
観に来た人が多いって事ですよね。
映画は、淡々とした作りで、トイレの清掃員をしている男の、規則
正しいルーティンを描き出しています。
ほとんど変わらないのですが、時々、ちょっとした事件が起こります。
事件は起こるのですが、また、元に戻り、再び、ルーティンが続くの
です。
これだけの映画なので、退屈して、眠ってしまうのではないだろうか?
と思うのですが、不思議に眠くなりません。
役所広司の、ほんの些細な表情の変化に心を奪われ、感動してしまう
事さえあるのです。
同じような毎日に見えるのですが、男にとったら、毎日が新しい。
そのちょっとした変化に、男は心を奪われ、微笑むのですね。
観終わった後、「はぁ〜〜〜」という、溜息が出てしまいました。
起承転結がある、ド派手な映画を好きな人には向かないと思いますが、
じっくりと映画を観て感動したい人には、お勧めの映画ですよ。
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