最近、見知らぬ初老男性と話す機会があった。
先週土曜は、次男のサッカーの練習試合が秩父であり、
迎えに行ったついでに、いつもの店に味噌ポテトを買いに行った。
店内で味噌ポテトを買って、
車に戻ってエンジンをかけると、
見知らぬ初老男性が近寄ってきて、
窓越しに話しかけてきた。
聞こえないので窓を開けると、
「これマツダでしょ?スピードメーターがフロントガラスに投影されるんだよね?
日本車で付いているのマツダだけだっけ?見やすい?」
と質問しつつ、窓から頭を突っ込んでフロントガラスに投影されたメーター表示を
見ようとしてきたので、
「いやー、その角度では見えないっすよ」
と言いながら、少し話をして、
「ありがとう」
と言って店に入っていった。
昨日の下呂温泉のホテルでも、
早朝に子供と露天風呂へ行って、部屋への帰りに廊下を歩いていると、
見知らぬ初老男性がドアの前にしゃがみ込んで、
鍵穴に鍵を差し込もうとしながら、でも上手くいかないらしく
「あれ・・・おかしいな・・・あれ・・・うーん・・・」
と苦労している様子。
気になって、
「鍵が開きませんか?」
と聞いてみると、
「うん、全然鍵が入らないんだよね」
と鍵を見せてくれたのだが、
どう見ても部屋のドアの鍵の形状ではないし、
部屋の鍵なら部屋番号がかかれた棒が付いているのに、
その初老男性の鍵には、グルグルの輪っかが付いていて、
明らかに風呂のロッカーの鍵。
「これ・・・風呂のロッカーの鍵じゃないですか?」
と聞くと、
「風呂のロッカー? ロッカー使ってないんだけどなぁ」
でも、明らかに手首に巻くグルグルの輪っかが付いた風呂ロッカーの鍵。
「んー? ○△◇・・・」
と、聞き取れないような独り言を発しながら、
風呂のほうへ向かって歩いて行ったので、
口では否定しておきながら、頭では分かっているのだろう。
見知らぬ初老男性との出来事2つ。
ログインしてコメントを確認・投稿する