長きにわたって中央競馬の総決算レースとして行われてきている有馬記念。
今回は3つのテーマで語ってみたいと思う。
1:伝説の有馬記念(昭和52年)
この年の有馬記念は昭和46年の6頭(当初9頭立てが3頭取り消しで)以来の
一ケタの頭数となった。ファン投票からは上位3頭のトウショウボーイ、
テンポイント、グリーングラスそしてこの年の菊花賞馬プレストウコウのわずか4頭。
当初あのマルゼンスキーも出走を予定していたこともあり主力どころが次々と
回避したのが影響した(ちなみにマルゼンスキーは脚部不安で出走せず)。
その時の出走馬は次の通り。
昭和52年 第22回有馬記念 芝2500m
� �1 トウショウボーイ 56 武 邦彦
�◆�2 トウフクセダン 56 宮田 仁
�� 3 テンポイント 56 鹿戸 明
�ぁ�4 シンストーム 55 横山 富雄
�ァ�5 プレストウコウ 54 郷原 洋行
�Α�6 グリーングラス 56 安田 富男
�А�7 スピリットスワプス 56 中野 栄治
�─�8 メグロモガミ 54 東 信二
レースはトウショウボーイが逃げの手に打つもテンポイントも負けじとついていく
まさにデットヒート。そして直線に入るとトウショウボーイが疲れてきたところに
テンポイントが先頭に立ちそのまま1着に入り、昨年のリベンジを果たした。
トウショウボーイが2着、半馬身差でグリーングラスが3着に入り、その次の
プレストウコウは6馬身差離れての入着になった。まさに伝説の有馬記念と
いっても過言ではないだろう。
2:大波乱
ドリームレースということもあって時として大波乱になることもしばしある。
昭和62年の時はこの年の2冠馬サクラスターオーとダービー馬メリーナイスの
直接対決が注目されたが、スタートでメリーナイスがまさかの落馬。そして
2周目4コーナーでサクラスターオーが故障でともにリタイア。展開を突いた
前年の菊花賞馬メジロデュレンがこのレースを制して枠連で万馬券となった。
また平成3年にはメジロマックイーンが断然の1番人気となり、直線抜け出した
ところで内を突いた出走15頭中ブービー人気で中一週で出走してきたダイユウサクが
差し切って大逆転勝利で単勝万馬券となった。
翌平成4年はメジロパーマーがダイタクヘリオスとの大逃げを展開して
ダイタクヘリオスが一杯になるもメジロパーマーは大きなリードを広げて直線へ。
外から猛烈に追い上げたレガシーワールドを首差しのいでこの年の宝塚記念に
次いで制覇して馬連で3万円台の大波乱となるなど、まさに夢のあるレースと言えよう。
3:感動の復活劇
大波乱もそうだが、感動の復活劇も平成5年のトウカイテイオー、平成10年の
グラスワンダーなどいろいろあるが、一番の復活劇といえば平成2年の
オグリキャップだろう。秋に入って秋の天皇賞6着、ジャパンカップ11着と
まったく振るわず限界が来たのではとの声が上がる中で迎えた今回。
単勝は4番人気と人気面でも後れを取っていたがレースはオサイチジョージが
逃げる展開で進み迎えた2周目4コーナー。逃げるオサイチジョージを交わしたの
なんとオグリキャップ。武豊騎手の魂心の騎乗で先頭に立つと内からくる
ホワイトストーン、外から追い上げるメジロライアンの4歳勢を振り切って
ラストランで復活のゴールイン。この日詰めかけた17万のファンの皆さんは
オグリキャップの復活劇に歓喜して盛大な「オグリコール」でウイニングランをする
オグリキャップを出迎えた。僕自身もレースそしてウイニングランを見て
思わず涙したのを今でも覚えている。
今年も好メンバーを迎えての有馬記念。果たして今年はどんなドラマとなりますやら。
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