…昨日から今日の話し。
昨日、午前中は3ヶ月に一度の定期健診で旗の台の昭和大学病院へ行く。
昼過ぎに帰宅し、DVDでデレク・ジャーマン監督のイギリス映画「ウォー・レクイエム」と、ジョセフ・ロージー監督の「大いなる夜」を観ました。
夜、日比谷へ出かける。
午後7時50分、丸の内ピカデリーDolbyCinemaで山崎貴監督の「ゴジラ −1.0」を観てまいりました。
そして、今日。
朝5時半に起床し、いつものように洗濯を始める。
午前中、DVDでメリーナ・レオン監督のペルー映画「名もなき歌」と、ペドロ・アルモドバル監督のスペイン映画「ペイン・アンド・グローリー」を。
昼から、同じくDVDでジェームズ・ワン監督の「マリグナント 狂暴な悪夢」を観ました。
その後、自由が丘のTSUTAYAに行って、奥沢の銭湯 “ 松の湯 ” に湯を浴びに行きました。
☆「ウォー・レクイエム」(1989)監督 デレク・ジャーマン 出演 ナサニエル・パーカー、ティルダ・スウィントン、ローレンス・オリヴィエ、ショーン・ビーン
『本作はイギリスを代表するベンジャミン・ブリテンの「死者のためのミサ曲」をバックに美しく悲愴な映像で綴ったヴィジュアル・オペラ。
登場人物にセリフはなく、代わりに第一次大戦に出征し若くして亡くなった戦争詩人ウィルフレッド・オーエンが戦地から故郷に送った9つの詩がナレーションにより随所に挿入されている。
作品はオーエンと従軍看護婦を中心に、第一次大戦からフォークランド紛争まで実際に起きた戦争の映像を引用し、戦争の不毛と愚かさを訴える。
名優ローレンス・オリヴィエの遺作でもある。』
如何にもデレク・ジャーマン監督らしい、荘重な音楽と美しい映像と悲惨な過去のフィルムのコラージュの、芸術的な “ 映像詩 ” であります。
この手の映像詩を “1時間半 “ 見続けるのって、なかなか根性がいります!
☆「大いなる夜」(1951)監督 ジョセフ・ロージー 出演 ジョン・バリモア・jr、プレストン・フォスター、ジョーン・ロリンズ、ハワード・セント・ジョン、ドロシー・カミンゴア
母親を亡くし、酒場を営む父親と暮らす17歳の心優しいジョージーは友人たちからミルク臭いとからかわれている。
ジョージーにとって父親こそ男の中の男だった。17歳の誕生日の夜、その父親が店に現れた一人の男の言われるままに屈辱的な扱いと暴力を受ける。
父親に対する尊敬の念も吹き飛び、「俺は男だ。男だったら侮辱を受けた相手を許しておかない」と男に対する復讐心をつのらせ、父親の銃を手に男を捜して夜の街に飛び出した……。
ジョセフ・ロージーが赤狩りを逃れてヨーロッパに亡命する前に、ハリウッドで最後に撮った作品。
原作は、「闇に踊る」などで知られるミステリ作家スタンリイ・エリンの小説「断崖」。
また、スタンリイ・エリンは本作の脚色にもかかわっています。
非常に面白かったです。
一人の少年を主人公にした見事なフィルム・ノワールであり、復讐譚であり、成長譚であります。
わずか76分の短い映画ではありますが、中身の非常に濃い物語でした。
☆「ゴジラ −1.0」(2023)監督 山崎貴 出演 神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、田中美央、遠藤雄弥、飯田基祐、永谷咲笑、阿南健治、水橋研二、須田邦裕、谷口翔太、中台あきお、佐々木一平、中村織央、鰐淵将市、西垣匠、佐々木風磨、長部努、安藤サクラ、佐々木蔵之介、青木崇高、吉岡秀隆
戦後、無になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラが、この国を負(マイナス)に叩き落とす。
史上最も絶望的な状況での襲来に、誰が? そしてどうやって? 日本は立ち向かうのか?
これは、是非とも映画館での鑑賞をオススメいたします。
いろいろありますが、僕はおおいに楽しませてもらいました!
非常に面白かったです。
山崎貴、脚本・VFX・監督による怪獣映画です。ゴジラ実写版映画としては30作目、「シン・ゴジラ」以来7年ぶりのゴジラ映画です!
昔から、〈ゴジラ英霊説〉というものがありましたが、今回、つくづくそれを感じました!
☆「名もなき歌」(2019)監督 メリーナ・レオン 出演 パメラ・メンドーサ・アルピ、トミー・パラッカ、ルシオ・ロハス、ルース・アルマス・マイコル・エルナンデス
1983年、政情不安に揺れる南米ペルー。貧しい生活を送る先住民の女性、20歳のヘオルヒナは、妊婦に無償の医療を提供する財団の存在を知り、首都リマの小さなクリニックを受診する。
数日後、陣痛が始まり再度クリニックを訪れたヘオルヒナは、無事女児を出産。しかし、その手に一度も我が子を抱くこともなく院外へ閉め出され、赤ん坊は何者かに奪い去られてしまう。
夫と共に警察や裁判所に訴え出るが、有権者番号を持たない夫婦は取り合ってもらえない。
新聞社に押しかけ、泣きながら窮状を訴えるヘオルヒナから事情を聞いた記者ペドロは、事件を追って、権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇へと足を踏み入れるが……。
珍しいペルー映画で、しかも女性監督による社会派サスペンス映画です。
社会派サスペンスとは言え、モノクロ、スタンダードの非常に淡々とした、物静かな映画でした。
…見ていて、寂しくて、切なくて、やり切れない気持ちになってしまう。
☆「ペイン・アンド・グローリー」(2019)監督 ペドロ・アルモドバル 出演 アントニオ・バンデラス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スパラーリャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ、ペネロペ・クルス、セシリア・ロス
脊椎の痛みから創作意欲も果て、生きがいを見出だせなくなった世界的映画監督サルバドール。心も体も疲れ果て、引退同然の毎日を過ごすなか、サルバドールは自身の記憶をたどっていく……。
子供時代と母親、その頃移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局。その痛みは、サルバドールの中に今も消えることなく残っていた。
そんな折、32年前に撮影し、長らく封印されていた作品の上映依頼が彼のもとに届く。
思わぬ再会が心を閉ざしていたサルバドールを過去へと翻らせ、彼の心にもう一度活きる力を呼び覚ましていく……。
これは、先に見たペルー映画「名もなき歌」と真逆の映画でした!
濃いね〜〜〜!なにしろ濃いよ!(笑)
アルモドバル映画に特有の凄まじい原色使い。いい感じですねぇ。
この映画、ペドロ・アルモドバル版フェリーニの「8 2/1」でした!
☆「マリグナント 狂暴な悪夢」(2021)監督 ジェームズ・ワン 出演 アナベル・ウォーリス、マディー・ハッソン、ジョージ・ヤング、マイコール・ブリアナ・ホワイト、ジェイク・アビル
ある日を境に、目の前で恐ろしい殺人を目撃するという「悪夢体験」に苛まれはじめるマディソン。
予測不能な素早い動きと超人的能力で、人々を殺していく漆黒の殺人鬼。彼女が夢の中で見た殺人の数々は、現実世界でも起きてしまう……。
殺人が起きる度、マディソンはリアルな幻覚かのように殺人現場を疑似体験し、少しずつ自身の秘められた過去に導かれていく。
そしてついにその邪悪な手がマディソンの元へ届くとき、その “ 狂暴な悪夢 “ の正体=Gが明らかに……。
…2度目の鑑賞です!
タイトルの「マリグナント malignant」とは、「悪性腫瘍」という意味です。
この腫瘍っつうのがくせ者でしてね、怖い!
さすがジェームズ・ワン監督! ジェームズ・ワンのホラー映画、マチガイ無いね。
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