きときと日記３３０「青天井」

■万博日本館の費用「360億円必要」　西村経産相、参院予算委で説明
(朝日新聞デジタル - 11月27日 11:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7651950

「日本館を作るのに360億円追加ですか？いったいどれだけ予算を増やせばけりが付くんです？」
「まだまだこれからですよ、PR費用や開幕閉幕イベントの費用などはまだ計上していませんから」
（リストアップされているようですがオチをつけるためこのような言い回しになっております）

国を救うためじゃなくて国に巣食うのが目的なんだからそこは際限もないのだろう

総理の高級店会食が問題になっているようだけどお金持ちはどんどん高級店で散財すればいいと思う
どうせ貧乏人はそういう場所を利用できないんだから高級料亭だってそういうお得意さんがいないとやっていけないだろう
ただ昭和時代からずっと続いている「密室高級料亭政治」みたいなものが果たして理のあるものなのかどうか？利権や裏金の調整場所である高級料亭の酒席が政策論争の場である国会より優遇されていないかどうか？という問題意識だけは政治家の皆さんにも持っていただきたい

外資の製造現場で働いていた友人のけーぼー君はこう書いている
ー俺の前職、外資系やった。時々ヨーロッパ某国から偉い人が視察に来る。
んで昼メシを良いところに連れて行こうとすると
「俺らは仕事をしにきた。飯はお前らと一緒のもので良い」と言って会社の食堂で450円の弁当食って、夜もそこら辺の居酒屋で済ませてた。
外国のまともな企業はそんなんらしいよー

奥さんは某大手メーカーの下請けである地元の小規模工場に10年ほど勤めているが今月から月給制になったそうだ
今までは時給制だった
有給も35日ほどあるらしいがとても使いきれる日数ではない
おまけに「カフェテリア制度」なるものが導入されて3万円分の買い物は会社宛の領収書さえあれば会社が支払ってくれるとのこと
「美味しい料理でも食べに行く？」とは言ってるが自分は半額になった総菜で十分なんだけど

伊丹十三は50年以上前に来るべき未来をきちんと憂えていたのだということがわかる
「モテるということが、今や男女関係の至上の物差しになってしまった。これは困ったことだよ。若い時にこういう物の考え方に慣れてしまうことは実に危い。一生、人を愛することのできない人間ができあがってしまう。」『女たちよ！』(1968)
今は「モテる」のほかに「目を引く」というのが物差しに加わってしまったから余計に困ったことになっているのではないか？