誰にも、どこの会社にも、もちろんどこの国にも、必ずピンチが訪れることがあります。それを「自分一人で」「夫婦二人で」「家族全員で」「会社ぐるみで」「国を挙げて」乗り越えていく力はどのようにして生まれてくるのでしょうか？それは「資金があるからできる」「知識や技術があればできる」「天の時、地の利、人の和が揃えばできる」と言う問題ではありません。その前提には「どうしてもその目標をモノにしたいと言う強い意志」があって初めて実現するものだとつくづく思います。
�．�ーストラリア大使館付料理人
ご主人が大阪で修業中に女子大生だった奥方が出会って、料理で他人を幸せにする道を求めて、どこまでも2人三脚で突き進むことは、並大抵のことではないと思います。まして繁盛店の岐阜の店をたたんで、英語が不自由で、食材もそろいにくいオーストラリアで最高の和食を提供すると言う難題に挑戦する45歳同士のご夫婦。お互いがお互いを尊敬し信頼し、ともに一つの目標に向かってひたすら突き進む。一歩づつ「栄光の階段」を極める姿に感動さえ覚えます。
�◆崟言�AIで美人を創る」
これまた「未知の世界に漕ぎだす船」なのかも知れまさせん。まだ生まれたばかりの「生成AI]で「美女を作る」と言うのも一つのテーマですが、そのほかにも「亡くなられた奥さまの声を再現し、ご自分が話した内容をそのまま奥さまの声で話してくれる」という課題を実現なさった方もいます。ここまでくれば「僕の亡くなった父に悩みを聞いてみる」ことが可能な時代がそこに見えてきたような気がします。
��「黒板に対する不満を解消します」
需要減退の時代に入って黒板屋さんの跡取りが、「黒板に対する不満」を、「新しいコンセプトでプロジェクターを使って解決する」と言うお話です。商売の原点である「黒板を使っている人」からの聞き取りで、現場に埋もれている「黒板に対する不満、要望」をとことん聞き、それを形にして行くと言う事は一見簡単なようで難しいことです。なぜなら、従来の方法では実現できないから「そこに残っている」と言う課題であり、自分の専門外の方法でシカ実現できないからです。一番面倒な課題を自分一人で背負い込むことは余程の覚悟が必要です。
�ぁ嶇景渭族杙匆阿凌契宿福�
何代も続いてきた老舗和菓子屋さんには「その店の味で育ってきた固定客」が沢山あって、なかなかその世界から外れて、「今はやりの洋菓子も作る方が良い」と安易に路線変更をするのは難しいものだと思います。でも多くのシャッター通り商店街には必ず和菓子店があります。そこを切り抜けて、ヒット用品を造り出すことに挑んだ跡取り娘の、子供のころから食べてきた味を「凍らせる」ことで、「新しい味覚」を気付かせることができたことで一気にブレイクした話です。
こうして私たちが「常識の世界」に居ながら、「進化した世界」を造り出していく若い力に拍手を送りたいと思います。兎角目の前の「赤字経営をどうするのか」という課題に目を奪われて、ズルズル落ち込んでいきやすい、周りのアドバイスやコンサルタントも「ブレークスルー」は教えてくれません。「和菓子を凍らせる」と言う「和菓子の変身」が新しい需要を呼び起こし、地域の老舗を脱皮して全国区に飛躍させた快挙のお話です。跡取りは厳しい修行の中から生まれると言う常識を覆し、「ご自分がおいしいと想うものを創る」と言う原典を極めたお話です。
「昭和の時代」から「平成の時代」には、一つの曲がり角がありました。「バブル崩壊」です。不景気が染みついて身動きができませんでした。ところが「令和の時代」を迎えてなんだか新しい息吹が誕生して久々に「株価」も高度成長期を超えて、製造業も活気が溢れてきました。「アレのアレ」も無名の若者たちが主役に飛び出して優勝してしまいましたし、多くのスポーツで世界を相手に勝ち上がっています。21世紀ももう4分の1経過しようとしています。日本の曙を感じます。それゆけニッポン！
ログインしてコメントを確認・投稿する