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2023年11月16日14:07

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【音】メンデルスゾーン 交響曲第2番、秀逸な演奏

メンデルスゾーンといえば、ピアノ曲集「無言歌集」を連想する方が多いかと思いますが、私は、ドイツ前期ロマン派の作曲家としては屈指の、管弦楽の大家だと思っています。
中でも、劇音楽「真夏の夜の夢」、交響曲第4番「イタリア」は白眉ですが、実際演奏されることの少ない、交響曲第2番こそが彼が残した管弦楽の名作というべきと思っています。
この作品は、交響曲であって、合唱や声楽ソロが伴っていることが、大きな特徴です。同様の形態をなす交響曲としては、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」があまりにも著名ですが、時代的にメンデルスゾーンのこの作品は、それに続く存在と言えます。詞は、マルティン・ルターによるドイツ語版旧約聖書をメンデルスゾーンが手を入れたもので、神への賛美を歌い上げていることから、「賛美」という表題で呼ばれています。

あくまでも推測ですが、演奏される機会が少ない理由として、合唱や独唱が伴い編成が大規模であることや、なかなか演奏が難しいことが挙げられるのではないでしょうか。それだけに、重厚且つ神聖な魅力は素晴らしいものです。

https://youtu.be/K3kA0njcA0I?si=Z8mOC8oM2sp8LHFg

フェリックス・メンデルスゾーン作曲、交響曲第2番「讃歌」作品52、全曲版。

指揮:アラン・アルティノグリュ
管弦楽:hr交響楽団(フランクフルト)
合唱:ライプツィヒMDR合唱団
ソプラノ:カタリナ・コンラディ
メゾ・ソプラノ:ミリアン・アルバーノ
テノール:マシュー・スウェンセン

2022年ラインガウ音楽祭より。

上は、You Tubeサイト内を彷徨っていたらたまたま拾ってしまった演奏ファイルですが、その演奏がとにかく素晴らしいこと!指揮者アルティノグリュは、40代の若手にして実に見事な解釈と統率力、管弦楽、合唱はさることながら、声楽ソロ各氏の演奏も、実に見事!

この演奏は、ぜひ残しておきたいとの思いから、こちらにURLを記録させていただきます。

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