mixiユーザー(id:1045932)

2023年11月11日00:41

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短編「フェイクチケット🎟️」





〜フィクションです〜







コンサートの公演日、

意外と前方席のようなので 入場中

ワクワクしていた。





しかし、私の座席に別人が座っていた。

何度も何度も確認したが 間違いなく

私の座席だった。





隣の席と間違えてるんだと思い、

思い切って聞いてみた。


すると詐欺師を見るような目で、

チケットを見せつけ、間違っていないと

怒られた。






状況が理解できず、警備員とプロモーターに

話しかけ あの座席の人物に

どう言う経緯なのか 聞いてもらった。




30分後、私の席に座っていたあの人物の

チケットは、偽造チケットで

入場時に見過ごしていたそうだ。






退場を促すと、怒号と共にブチギレた。

暴れる偽チケット客を取り押さえたのだが


可哀想に思ったプロモーターは、

当日券を特権で 優先的に譲ると交渉した。






しかし後方席なので、嫌だと怒鳴り散らした。

押さえて退場させた瞬間

取り押さえている腕を払いのけ 逃げ出し、



手持ちのジッポライターの

オイルをタオルに染み込ませに火をつけ

ステージに投げ入れた。






開演前のステージは、


火の海となり 公演は中止となった。







その人物は、逃走中。


事情聴取で警察署に同行した。

刻一刻と動向が無線で聞こえるのだが




どうやら 逃走犯は

無人の郵便局に立て籠ったらしい。






交渉内容は、

偽チケットを売ったダフ屋を直ちに

呼び出し謝罪させろとのこと。







署内では、そのダフ屋の行方が判明し

香港返還から日本に移住する
特殊詐欺グループに所属している男らしい。


某 大手通信会社に絡む別件で

刑務所に収監されている。







人質もおらず、騙したダフ屋を呼べば

投降を約束するので突入せず



刑務所からダフ屋と

電話で話しをさせることになった。




特殊な譲歩なので隠密に進められた。









通話がおわり、放火犯は 投降した。


そして事件が解決した。












数日後、



ダフ屋は刑務所で囚人服をロープ状にして



首をくくった。










中国で地震がおこった。









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