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2023年11月09日18:23

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ザ・クリエイター 創造者(The Creator)

 「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のギャレス・エドワーズが監督・脚本を手がけた近未来SFアクション。

2075年、人間を守るために開発されたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こした。人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュアは、人類を滅亡させる兵器を創り出した「クリエイター」の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女アルフィーだった。ジョシュアはある理由から、暗殺対象であるはずのアルフィーを守り抜くことを決意するが……。

「TENET テネット」のジョン・デビッド・ワシントンが主人公ジョシュアを演じ、「インセプション」の渡辺謙、「エターナルズ」のジェンマ・チャン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャネイが共演。(映画.comより)





<2023年10月22日 劇場鑑賞>

 「ゴジラ」は海外で何度も映画が作られているけれど、その中でも2014年に作られた「ゴジラ」(アーロン・テーラー・ジョンソンが出てるやつね)の監督が、今回のギャレス・エドワーズ。今は細かい事情があってそう呼ばれることも減ってるようだけど、とにかく「ギャレゴジ」の起源となった監督。そんな彼が、今回AIをテーマに近未来の映画を作りました。主演はジョン・ディビット・ワシントン。元来は愛嬌溢れる青年だと思うのですが、今回は終始真面目顔で演じています。

 AIと人類が共存している近未来。それは上手くいはずだったのでしょう。しかし、力の均衡が少しでも偏ると、信頼関係は揺らぎます。基本的に、相手に対して恐怖心を抱く側面があると、負けるのが怖い側が、先に攻撃を仕掛けたりして均衡が崩れやすいですよね。「猿の惑星」新バージョンしかり、「X‐MEN」しかり。「スーパーマン」でも、基本はそうでした。ヒトはいつも”恐れる”ほうです。しかし、今回謀反を起こしたのはAIの方でした。監視しているつもりだった人類は大慌て。全面戦争へとなだれ込みます。

 と、設定こそ近未来ですが、基本は「愛」だったように思います。AIも感情を持ってしまえば、ヒトと同じ。目に見える部分で、ヒトより優れている能力があるように見えるだけで、結局思考回路が一緒になってしまいます。AI自体を子供にするなど、斬新な設定ではあるのですが、話としてはありがちなものになってしまったのではないかなぁ、というのが正直なところです。もちろん、Mr.ワシントンは熱演でしたし、その妻を演じたジェンマ・チャンも美しかった。女の子もかわいい上に本当に熱演でした。見てよかった映画ではありました。
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