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2023年11月04日18:55

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UP! UP!

1時の給餌は淡々と済んだ。
あんま嫌がる事もなく、機嫌よく食い、大人しく拭かれ、行儀よく遊んでいた。

とはいえ、自分が布団に入る頃に見た時計は2:00だった。はー。疲れる。


朝。叩き起こされる。寝坊じゃ… 後輩猫は!? 大人しくしてくれている…ごめん。
先輩猫を解放、急いで支度、給餌。
なんとなーく、45gはキツイんじゃねぇの?と40gにしてみる気まぐれ。
もっとだー!とせがまれたら足してやればいいんじゃねぇの?
なんか、食いきる寸前しんどそうなんだよねぇ。
なんとなく、毎日世話する者として、どんぴしゃハマった感はあった。完食。

そういえば、昨夜、うんこする時に「ぷふーぅっ」と屁をコイた。後輩猫が。
今朝も、うんこする際に「っぱん!」と屁をコイた。ははは。
すると、自分の屁でびっくりして、私に振り返ってきた…かわいいなぁもう。

うんこは相変わらず最初ゆるくて終盤ソフト麺みたいなん。はよ硬くなれ…と願う。
うっかり猫便所スコップで触るとチョコまみれなのも変わらず。処理に神経を使う。

先輩猫は私の布団で転がってた。そして居候先様が構ってやっていた。平和。





10代後半の頃、私は大きな川と小さい川のある地域で、土手に近かった。
人工的ではあるが、家の近くに自然があって、楽しくて仕方なかった。
ヒマさえあれば、ふらーっと土手に行く。
巨大魚が編隊で泳いでたり、豊年エビが泳いでたり、牛蛙のオタマが呼吸したり、
弁慶ガニが歩いてたり、イナゴに道案内されたり、巨大ヘビに出くわしたり。
鯉が死んでたり、猫の水死体が流れ着いてたり、豚の水死体が流れ着いてたり。
浣腸が浮いてたり、ダッチワイフが浮いてたり、結んだコンドームが浮いてたり。
ルンペンが寝てたり、エロ本が落ちてたり、橋の下をラブホにする高校生がいたり。
エロスとタナトス、生命と死が表裏一体、この世の真実、知るべき事実があった。
この趣味の所為で、かめきちとも出会った。死んだぴー太郎も埋めた。
通勤通学に使う駅からもちょっとで寄り道できるので、頻繁に歩いた。

ある日。
この日も帰り道に土手を歩いた。
いつもより土手の移動距離が長くなる場所からわざわざ上がって橋を潜って歩いた。
そこに、箱があった。中は腐った猫缶とうんこまみれのタオルだった。キタねぇ。
猫はいなかった。

一旦家に帰る。ヒマだったんでタモを持って土手に舞い戻る。ハタチ前後でアホか。
土手にあがり、川辺に降り、さっき来た方へずーっと戻って歩いていく。
水面を眺めて行くも、特になんもおもろい事もなく橋の下まで来てしまう。
あーあ。おもしろくねぇーなー。と、思ったら。
さっきの橋の下で、川を眺めて座ってる猫が居た。私には気が付いていない。
うひひ。背後から近付き…かぽっとタモをかぶせた。ありゃ?捕まっちゃった…
その猫は、特に何の感情も表さず、静かに私へ振り返っただけだった。
なんのこっちゃこいつ。まったくハリアイがないな。タモを外すとみゃーと言う。
おまえ、どうしたん?となる。近付いても逃げない。ただ私を見、川を眺めた。
実はこの橋は、すぐ隣にも橋がある。この先の橋の下にさっきの汚い箱があった。
あー。あんた。捨てられたね。しかし、箱を出て野良として自立したんだねぇ…
どうやらそううまくも行ってないっぽい。どうしたらいいかわからんって顔だった。
疲れ切って、ぐったり、って感じだった。さよか。家に帰って何か持ってくるわ。

冷蔵庫に、飲みかけの牛乳があった、というか、他に猫向けの物なんか何もない。
大半を占める空部分をちょん切って、そのままレンジで気持ち強めにチンして、
牛乳パック状に折り畳み、また土手に出かける。今思えばすげえザツな対応で禁忌。

どうせお人よしが過ぎてるだけで、猫なんかもうどっか行ってるだろう。
だったら自分で飲んでちょん切りパック船は東京湾まで行け!と思ってたら、居た。
何か知らんが友達設定。向こうが寄ってくるので、生温くなった牛乳を差し上げた。
捨て猫は牛乳をむさぼり飲んだ。飼う気なんかないが何かしてやりたかった自己満。
私は牛乳に夢中の猫を置いて帰った。すぐに、その猫が走り寄ってきた。
私は追いつかれないくらい疾走し猫を振り切った。私は昔、まあまあ脚力があった。

翌日。土曜だか日曜で、更にヒマ。アイツに猫缶を食わせてやろう。
どこかスーパーか何かで猫缶を一個だけ買って、土手へ行く。
しかし、牛乳パックを残し、ちょっと探したけど、今度こそ猫はいなくなっていた。
なんだよもー猫缶どーすんだよー。と、嘆いた。
他に何もする事もなく、猫缶を持ったまま家に帰る。

家のモンが「猫なら死んでたよ?目ぇから木の芽生やしてさー。」とかのたまう。
何を言う。昨日牛乳飲んでたっつーの。が特徴をすり合わせると合致しかしない…
気になって、もう夕方だったが、土手まで確認しに行く…
家のモンが言うには、家からその橋の中間の川沿いだ、とのことだったが、
こないだから何往復したことか。そんな奇抜な死体は見かけなかったけどー?
あった…
タモに捕まったんと同じサイズ、同じガラで、眼窟からぴゅーと木の芽が生えてる。
兄弟って可能性が自然であろう。だが、変なのは、今の今まで気が付かなかった点。
上記の通り、やたら通ってるんだわここ。こんなレアな死体、見逃しませんよ?
木の芽の成長っぷりから、昨日今日って感じじゃない。爆裂成長する木ってあんの?
1m弱、数十cmって感じ。1週間以上とか経ってない?と植物素人は思うのだが。
そんな訳ゃあないだろ?と、土手を橋の先まで探索した。猫は見つからなかった。
他の死体があったわけでもない。汚箱のサイズ感は、1匹サイズと思われる…
今思えば、3ヶ月〜6ヶ月くらいの月齢って大きさだったのだ。死体もそう。
この箱に2匹(以上)は入らないだろう?て感じ。入れてない可能性もあるけどさ。
私は一体ナニと出会ったのだろう…
とにかくそれっきり、その猫と出くわす事はなかった。

別の日、土手にバンクシーが現れた。(まだいない)
こういう活動をしたいといろいろ企画したが、実際にノって来る仲間がなく頓挫。
この企画を引き継いでくれたのが後のバンクシーなのである。(うそ)
企画がカブったうえ評価されてると本来なら歯がゆかろうが、彼はコギミヨイヨ。

眼窟の木は、種類などは良くわからなかったが、土手が改修されるまで何年も生え、
周りに似たような木を何本か従え、大きくなっていた。
その生え際に猫のしゃれこうべがそのままだったのか、確認せぬままで知る由もない。



この事が、迷い猫が来て3日目くらいにばちこんフラッシュバック。
給餌している時、向こう向いて便所でふんばってる時、あの川辺の猫の背を思い出す。
川辺の猫は縞が強いキジトラだったのだ。迷い猫も縞が強いキジトラなのだ。
川を眺める猫の背中が…どれだけ不安で、餓えて、絶望していた事だろうか…
玄関前で絶叫していた迷い猫もその淵ギリギリに居たのだろう。
受け入れて良かったと強く思う様になった。
迷い猫が、ただひたすら彷徨うのも自由な猫の一生だったろうが、
受け入れてやった事で少しでもその淵から遠ざかれているのなら「私が」それで良い。
あの絶望猫と迷い猫は同じ背中の模様だが、
私たちの手によって川辺の猫より多少でも楽しく長く生きられたなら、
川辺の猫も報われるであろう…私の後悔も多少ははれよう。
受け入れて良かったんだと強く思う。
実際、すっげー大変なんだけどさー…川辺の猫の為にも頑張ろうと思える。
すごい念を受け取ってしまったもんである。これが私の思う土手の本質である。
だから土手は好きなんだ。





13時の給餌。
餌を持って行っても、なんだか後輩猫はぼんやりしてる。大丈夫かいな…
ただケージを開けると元気よく出て来て食って登って走り出していつも通りだった。
しかしもうだいぶ疲れがたまっている…給餌中に意識が遠くなる…持ち直したけど。
後輩猫がきゃっきゃ遊び始めたものの、隔離部屋から脱走するのを追いきれない。
出口付近に手を広げて寝っ転がっとけば、まだジャンプ出来ねぇし防げるんじゃ?
そうサボり案が閃いて、転がり、傍らにいた後輩猫を初めて腹の上に乗せてみる。
初めての体験で、あたふたしていた。「床が動くぞ!?」みたいな。ははは。
これで面倒を見ていると言えるのだろうか…?などと思いながらゆっくりしてると
なんと!ふみふみではない!後輩猫が「心臓マッサージ」をかまして来やがった!
前足二本をそろえて、上半身の体重をかけて一定のタイミングで押し続けた。
うそだろ!?と、しばらく好きにさせたが何のつもりだか一生懸命続けている。
おかしくなって笑いだすと、腹筋地震で転がって、顔面に近づいてきた。
さすがにうんこ付き猫の顔面接触は嫌なので顔を避けると、肩から下に落ちた…
ごめんごめんと拾い上げると「ばかやろう!」ばりにひっぱたかれた。スマン。
その直後、勝手に降りた。どっか行くかと思ったら、ずーっと脇腹付近にいて、
ごにょごにょやってる。ずっと私に触れたままでいる。偶に手に鼻水付けてくる…

起きるかー…

ちょっと遊んでやる。相変わらず上ジャンプをしない。一体何なんだろう…
平面移動は人一倍なのだが下半身の関節に弱さを感じるし、ちょいガニ股に思う。
なにより触るとすげー嫌がる。仰向けも嫌がるから足肛門拭きは2倍騒ぐ訳で…
あと視力もなんか変に思う。音もなく持ち上げた物などを一切目で追わない。
金網、パイプなどに高速で走ってはゴッ!と顔面ぶつけてたが、最近は避けてる。
場所を覚えた、のかもしれないなぁともとれるので、実際んとこがよくわからん。
先輩猫はそんな事がなかったので、気にはなってるんだが特に問題もなく放置中。

ほどほどで捕まえて、食いかけ放置の餌を手乗りで与える。まあまあ食う。
食い終わると、腕の中で丸まった。腕を噛んできやがる!と思ったら、舐めてた。
だいぶ満足して頂けたご様子で疲れが吹き飛ぶやべえヤツきた。イトオシイ。
眺めていると、私を見上げ、口を開けた。「?」顔を近づけると、ゲップした…
ひっかけられたみたいで、面白くなって笑ってしまう。
それが猫にもツボったのか、また私を見上げて口を開け「ア…」と言う。
私が見降ろすと、「っぷふー!」と再びゲップをひっかけてきた。わはははは。
またすぐ、私を見上げる。「あっ…ぷーっ」わはは。「あっぷ−っ」うわははは!
アップ!アップ!と連続で言うので、
ゲップのたびに抱えた猫をちょっとづつ持ち上げてやって遊ぶ。
ついにアゴの真下まで来るとアゴにハイタッチされた。ダウーン!臍まで降ろす。
何度か繰り返したが、そのうち心配になってくる。屁もコクしガスすげぇ猫だな…
取敢えず浅知恵から赤ん坊のゲップの様に抱いたまま、背中をぽんぽん叩いたが…
効いたのかどうかはわからんが、その後ゲップしなくなった。
おちょくられてただけかもしれないとも思ったがはたしてそこまでやるだろうか。
その後、腕の中で眠りこける。しばらく抱いた後、ケージのベッドに戻す。
起きたが、私を見つめそのまま横たわっていた。ズルい顔してやがるわほんま。


19時給餌だよ。
さっきまでやってた進撃の巨人特番で、見なくていいもんいろいろ見てしまった…
全部録れてるハズなんだが、映画版の時間的な並びがちんぷんかんぷんで積んでる。
全部観たいねコレだけは…がんばって編集しよう…頑張る?これ以上?今以上!?
おー。のー。


一旦投稿する


先輩猫も2Fでおくつろぎだったので、2猫分餌皿をもってあがる。先輩猫は無視…
でも絶対様子を伺ってるハズなので、餌皿をキンキン鳴らし、水飲み場近くに置く。

後輩猫はまた大人しい。餌を置いた途端に行動開始。なんかよぼよぼしてねぇか?
なんとー!このタイミングで先輩猫も餌に接近!後輩とシンクロ食いを始めた!
どういうこと!?でもまあ、こないだみたいなパターンよりすごくいい。

後輩猫は餌を25gくらいまで一気に食う。もっと食ってほしいが、絶対遊びだす…
付き合ってやってると、だんだんボルテージあがって発狂しだし、便所へ連行。
すると排泄。肛門からうんこが一本ぶら下がっている…飛び出す前に捕獲。
ペーパーで摘み取ると、なんか嫌がった。
いつもの事かと思ったら、絶対やっちゃいけないやつだったかも!
肛門から3cmくらい毛が飛び出てた…
つまんだうんこがゆるくて何もなければいいのだが…
おそろしいので、もちろんの事だがケツ毛は放置、様子をみる為に抱き上げる。
特にもがき苦しむとかの様子は見られなかったが、逆に猛烈に甘えてきた。
すると、まーたゲップしてやがる…今度は「えぷー」「えぷー」だってさ。
私の腕の中で目が合ってる間中ずっと言ってたが、アップとはもう言わなかった…
ゴープロがあればのぅ…一期一会であったわい…

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