なんでこんなこと

『パパ大変!』アイやシーの緊迫した声に飛び起きたら、二つ目の水槽の金魚が3匹とも
お腹を上にして浮いてる状況で、慌てて水槽に手をつけたら暖かい。
というか暖かすぎる。水温計を見たら38℃。人間にはぬるま湯でも金魚にとっては
熱すぎる。
パパ『アイ、バケツで風呂場から水を汲んできてくれ。シー冷蔵庫からありったけの氷とアイスノン。ゆいは俺と水を組むのを手伝って』
指示を出して、娘達も慌てて動き出す。ヒーターをとりただし、急いで水槽の水を手近に
あってケースで1/4まで減らして、バケツに組んできてもらった水を入れる。
氷をありったけ投入。アイスノンもビニール袋に入れてから水槽に入れた。

大和はお腹を上にして沈んでしまってピクリとも動かない。
赤羽も同様
黒羽がかろうじて口と体を動かして入るけど、お腹を上にしたままで助かるかは微妙だ。
なんでこんなことに・・・
そう思ってたら、ふとあることに気づいた。『ヒーターをとりただしとき、ヒーター本体は水に浸かっていたけど、肝心の温度を測定するセンサーは水槽から出てた。
だから温度は上がる一方で風呂みたいになったんだ』と
俺のミスだ・・・・
娘達になんて詫びればいいんだ
またこんなことになって・・・・
黙ってたら、アイが『パパ』って手を重ねてきてくれた
パパ『このまま明日まで様子を見よう。もし万が一の時は、手厚く仲間の横に葬ってやらなければいけない』
それだけいうのが精一杯だった
どうか助かってくれ! 頼む!