讃岐うどん

香川で暮らしていた頃は　讃岐うどんばかり食べてた　

朝はここ　昼はここ　夜はここ　と　店を変えて…

どの店も最初は田んぼや畑の農道沿いに　掘ったて小屋で古ぼけた店だったのに

　行ってた店は　全部立て替えて立派な観光バスのとまれる駐車場付きの

　超大きな店に… でも　値段は一緒で味も変わらない　

　　当時讃岐うどんブームが来てて　「うどん　で　御殿がたつ」と言われた

　　　大概の店では　日清製粉のバイオレットが使われていてオーストラリア小麦で
　　　麺類に最適な小麦と言われていた　

　讃岐うどん専用の小麦を！という事で「さぬきの夢」という地元産小麦も開発されたが

　　この開発担当の役人が事件を起こして　広告も担当してたものだから

　　さぬきの夢は　悪いイメージがつき　生産農家で手を出す人が少なく

　　高価な小麦になった　しかし　讃岐うどん専用で開発されたという事で

　　確かに美味しかった　普及は遅れたが　観光でも有名な大型店が使いだしたり

　　土産用の高級讃岐うどんとして　さぬきの夢が使われはじめ　

　　バルは嬉しかった　感覚的に美味しいとわかるけど　何が？というと

　　　実は店によって　それぞれ麺の食感や硬さ味が全然違い　

　　　更に食べに行く時間により　麺自体の味も変わるので

　　　　その時　店で　バイオレットと　さぬきの夢の麺を同時に食べたら

　　　　違いがわかったろうが　そんな店は無かった

　　　バルが行ってた店で　さぬきの夢を使う店は　一件しかなかった

　　　　美味しいけど　その店は　不定期で店を開くB作業所だった…残念

　　　強いて特色をあげるなら　滑らかな舌触りのよい麺　で美味しいと思ったけど…

　　　　もう　香川に行く事無いだろうから　お店で食べる　さぬきの夢もないだろう

　　　きっと　今頃は　さぬきの夢も使われる店増えてる事だろうけど　

　　　20年以上前の話しだし…