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2023年10月21日23:22
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音楽漬けの70年代 ー リンダ・ロンシュタットの巻
菊予報であげたのはツェッペリン。しかし70年代は、レッド・ツェッペリンだけじゃないのでして。
自分の中高時分は概ね70年代、ギリで1980年。音楽と、文学漬けでありました。
後者なら太宰から入って漱石・鷗外。アラン・シリトー『長距離走者の孤独』@新潮文庫の100冊、三島に大江に安部公房、石川淳。
当時出てきたのが龍と春樹の両村上、そして中上健次ら。
貪るように読みました。
音楽もそうだが、あの頃なぜ自分は�瑕鼎辰騰爐い燭里世蹐Δ�。12-3歳からの思春期は感性鋭いと云ふのはむろん、ある。
父のDV、田舎の暮らし。やり場のない怒りが感性とコラボし、大江健三郎が言うところの「ここより他の場所」いわば、夢の世界に逃避するしか無かったのかも知れない。
だが、
「村の入口のところで、受持の看護婦が私に語った。彼女はその顔付きに釣り合わぬ不思議な声をしていた。音楽的な震えるような声だ。
『ゆっくり行くと、日射病にかかる恐れがあります。けれども、急ぎすぎると、汗をかいて、教会で寒けがします』と彼女はいった。彼女は正しい。逃げ道はないのだ」
（アルベール・カミュ『異邦人』）
カミュを読んだのも高校時代。そう、逃げ道はないのだ。
眠っているときこそ真実で、現の事は幻に過ぎない。音楽も文学も「夢＝真実」である。
そう捉えなければ、やっていかれなかった。
自分が特別だとは思わない。誰しもこんな経験はあるだろう。
ただ、そこで音楽や文学に行くか行かぬか。こと若いとき、それがのちの人生を大きく左右する。こう言ったら言い過ぎだろうか。
「逃げ道はないのだ」（カミュ）、「選択はとうに行われたのだ。決して取り消す事はできない」（コーマック・マッカーシー）。一見絶望的なこんな言にこそ自分は懐かしいものを感じる。坂口安吾によればこれぞ�猜験悗里佞襪気鉢爐如△�くなる地点から全ては始まると思う。
俺があの、絶望的な福岡という「ふるさと」から始めたように。�爐匹海砲眛┐夏擦覆匹覆き爐納�分の人生観は定まった。
◆リンダ・ロンシュタット ー またひとりぼっち（Lose Again）
https:/
Lose Againはアルバム『風にさらわれた恋』のオープニング曲。
だから却って「気楽に、まったり」。そう我が心に、未だ言い聞かせている。
「明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。
労苦はその日その日に、十分あるのです」
ー マタイによる福音書 ：6章34節 ー
◆It's So Easy
https:/
ことほど左様に自分自身を制御しなけりゃ生きていかれない。
いちばん難しいのはしかし、自分自身と向き合うことだ。どこかで誤魔化しあるいは韜晦する。なぜなら�犖覆鮹里覘爐里蓮△箸討盒譴靴い海箸世�ら。
夢の世界は逃避にうってつけ。文学も音楽も、言うなれば他人事。
ただし「うた」は、そこはかとなく真実を突きつける。太宰あるいはガルシア・マルケス『百年の孤独』のブエンディーア大佐。
「これって俺のことじゃね？」
そして自分は、自分自身から決して逃げられないのだ。
はて、明日からどうしようか。
◆How Do I Make You
https:/
・・・
馬券でも買いますか。。。
自分の中高時分は概ね70年代、ギリで1980年。音楽と、文学漬けでありました。
後者なら太宰から入って漱石・鷗外。アラン・シリトー『長距離走者の孤独』@新潮文庫の100冊、三島に大江に安部公房、石川淳。
当時出てきたのが龍と春樹の両村上、そして中上健次ら。
貪るように読みました。
音楽もそうだが、あの頃なぜ自分は�瑕鼎辰騰爐い燭里世蹐Δ�。12-3歳からの思春期は感性鋭いと云ふのはむろん、ある。
父のDV、田舎の暮らし。やり場のない怒りが感性とコラボし、大江健三郎が言うところの「ここより他の場所」いわば、夢の世界に逃避するしか無かったのかも知れない。
だが、
「村の入口のところで、受持の看護婦が私に語った。彼女はその顔付きに釣り合わぬ不思議な声をしていた。音楽的な震えるような声だ。
『ゆっくり行くと、日射病にかかる恐れがあります。けれども、急ぎすぎると、汗をかいて、教会で寒けがします』と彼女はいった。彼女は正しい。逃げ道はないのだ」
（アルベール・カミュ『異邦人』）
カミュを読んだのも高校時代。そう、逃げ道はないのだ。
眠っているときこそ真実で、現の事は幻に過ぎない。音楽も文学も「夢＝真実」である。
そう捉えなければ、やっていかれなかった。
自分が特別だとは思わない。誰しもこんな経験はあるだろう。
ただ、そこで音楽や文学に行くか行かぬか。こと若いとき、それがのちの人生を大きく左右する。こう言ったら言い過ぎだろうか。
「逃げ道はないのだ」（カミュ）、「選択はとうに行われたのだ。決して取り消す事はできない」（コーマック・マッカーシー）。一見絶望的なこんな言にこそ自分は懐かしいものを感じる。坂口安吾によればこれぞ�猜験悗里佞襪気鉢爐如△�くなる地点から全ては始まると思う。
俺があの、絶望的な福岡という「ふるさと」から始めたように。�爐匹海砲眛┐夏擦覆匹覆き爐納�分の人生観は定まった。
◆リンダ・ロンシュタット ー またひとりぼっち（Lose Again）
https:/
Lose Againはアルバム『風にさらわれた恋』のオープニング曲。
だから却って「気楽に、まったり」。そう我が心に、未だ言い聞かせている。
「明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。
労苦はその日その日に、十分あるのです」
ー マタイによる福音書 ：6章34節 ー
◆It's So Easy
https:/
ことほど左様に自分自身を制御しなけりゃ生きていかれない。
いちばん難しいのはしかし、自分自身と向き合うことだ。どこかで誤魔化しあるいは韜晦する。なぜなら�犖覆鮹里覘爐里蓮△箸討盒譴靴い海箸世�ら。
夢の世界は逃避にうってつけ。文学も音楽も、言うなれば他人事。
ただし「うた」は、そこはかとなく真実を突きつける。太宰あるいはガルシア・マルケス『百年の孤独』のブエンディーア大佐。
「これって俺のことじゃね？」
そして自分は、自分自身から決して逃げられないのだ。
はて、明日からどうしようか。
◆How Do I Make You
https:/
・・・
馬券でも買いますか。。。
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