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2023年10月21日07:34

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ペーパーバック出版2周年とPBゲームブック「アフレドーの竜の洞窟」

ゲームブック アフレドーの竜の洞窟 https://amzn.asia/d/5XhxFML
小説 サンドーラ大戦 https://amzn.asia/d/3XgLJnY
短編小説集 愛ランド https://amzn.asia/d/627UUxq

今日21日で初めてのペーパーバック「オークションのすすめ」を出版して2年になりました! 私のペーパーバックを購入された方、Twitterやインスタグラムで表紙画を投稿して紹介されたフォロワーの方々、ありがとうございました! 先々月ぐらいからゲームブックを中心に出版したものをほとんど購入されたり、レビューでペーパーバック化してほしいという要望を書く方にも恵まれました♪ 

現在出版ペーパーバック67冊、そのうち13冊出版停止中という感じです。兄原作のゲームブックもいくつか残っていますので、修正後にPB出版していきたいと思っています。

PB版アフレドーの竜の洞窟
160ページ、2万5251文字、印刷コスト526円。有名ロールプレイングゲームのGBを参考にして5番目(小6〜中1頃) に作った70パラグラフゲームブックの大幅な加筆修正版です。105パラグラフ、当時描いた鉛筆画の挿絵を修正したもの28点。紙と筆記用具が必要です。オリジナルのモンスター満載。

Kindle版の方も文章を加筆修正、当時描いた鉛筆画の挿絵を修正したもの28点追加しました。

ゲームブック「雛壇に咲く一輪の花」のKindleとペーパーバックを出版後に挿絵の修正を開始したのですが、28点(私の本で一番多いです)もあったので2週間以上かかりました!

難易度のバランスは結構良いと思います。作者の私がいろいろベストな「選択」を繰り返した後にギリギリクリアしたので、クリアするためにはやり込みが必要になるかもしれません。

この作品は当時はまった双葉社ファミコン冒険ゲームブック「ドラゴンクエスト」の影響をいろいろと受けて作りました。タイトルにもそれが出ています。当時のバージョンはストーリーとプロローグが「ほぼそのまま」だったので、挿絵を少しだけ修正、文章はほぼ当時のままの最初に出版した2014/05/16のときには書き直しました。そのときの挿絵を見たり、プレイした方は、「かなり変わったなぁ!」と驚かれるかもしれません。それぐらい変わっています。

何年後かに挿絵を一旦なしにして、さらに現在のバージョンに近い加筆修正やパラグラフを35追加したり、戦闘ルールも変更したりしました。唯一のレビューは初期のバージョンのものです。

モンスターはすべてオリジナルで、同じノートに多数のモンスターイラスト(イラスト集としてKindle出版するかもしれません)の後にこのゲームブックを書いていました。

イラストは18点で、久しぶりに確認してみたらそのうち2体しか登場していませんでした。他はスライム大魔王など強そうなやつが多く、大幅な加筆修正版として半分以上書いている「巨竜の洞窟」(そこからさらに何体か登場していて、続編にしてもいいかもと思い始めています)にほとんど出そうと思っていましたが、戦闘部分はほぼ書き終わっているような状態なのでなかなか難しそうです。

タヌキが仰向けに寝そべって流れ星を指差しているそのノートの表紙にはボールペンで「ロールプレイング モンスター+ゲームブックじてん 作者センク・ティンス」と書いてあり、作者名は確か兄が作ったD&DのTRPGシナリオのハーフエルフのキャラクター名だったように思います。

他のノートの表紙に「トタール 〜大悪魔ガリバード復活〜」 AMアム 作者センク・ティンスのアドベンチャーゲーム(ツー) 主人公がしゃべるゲーム とあったので、シリーズ化しようとしていたようですが、そのノートは50ページほどページ数を書いていますが16ページまで切り離されていて、どんな内容にしようとしていたのか、少しは書いていたのかは不明です。もし完成していたらプレイしてみたかったです! 

現在私のファンタジーものの中編(100前後)ゲームブックと言ったら、「ニルの大冒険」、「ゴブリンクエスト」、そしてこちらです。

小説「サンドーラ大戦」(137ページ、3万1879文字、印刷コスト480円、兄が二十歳前後の頃に書いた長編小説を私が加筆修正して、年表も加えたもの)と短編小説集「愛ランド」(34ページ、5916文字、印刷コスト422円、愛をテーマにした私が書いたもので唯一小説のみ)のペーパーバック版を再出版しました。


アフレドーの竜の洞窟

プロローグ

 長きにわたり平和だったアフレドー王国に暗雲が垂れ込めようとしていた。その昔、勇者アーキスが竜の洞窟の奥深くに封じ込めたと伝えられる三つ目の巨竜ガバルドーラが突如アフレドー城に姿を現し、王国の平和の象徴であるルーナ姫を連れ去ってしまったのだ! アフレドー王は言った。「勇者アーキスの子孫、バトの血を引く勇者を探せ。その者にも右腕に剣のアザがあるはずだ」と。


 2日後、王の命令で城へ連れてこられたのは、長い黒髪を背中で結び、右腕に剣のような形をしたアザのあるナーガスという名の若者であった。王の間にて、ナーガスは玉座の心配げな面持ちの王の前でひざまずく。

 王の話を静かに聞いていたナーガスは、少しの間考え込んでからゆっくりと口を開く。

「もし倒せるものなら、僕がガバルドーラを倒しましょう。バトの血を引く者として」

「おお! その言葉を待っていたぞ!」

 王はそう言いながら思わず玉座から立ち上がる。

「では、3つの品をやろう。350ゴールドが入った皮袋、ザック、それに洞窟内で必要となるに違いないランタンと火口箱だ。だがな、やつが根城にしている竜の洞窟の正確な場所はわしも含めて誰も知らぬのだ。王国のどこかから行けるのは確かなのだが……。それでは頼むぞ。必ずやガバルドーラを打ち倒し、竜の洞窟のどこかに幽閉されているはずのルーナ姫を無事に救い出してくれ!」

「承知しました」

 ナーガスも立ち上がる、力強く。今、新たなバトの血を引く若き勇者の旅が始まる!


【0】

元気度

 出発時は15で上限はありません。0になると旅は終わりです。

戦闘力、戦闘経験

 出発時は戦闘力、戦闘経験ともに0です。戦闘経験が5増えるたびに戦闘力を1増やせます。

攻撃力

 剣の攻撃力。その数を戦闘力に加えられます。

防御力、防御レベル

 防御力が3増えるたびに防御レベルが1上がり、敵の攻撃力を防御レベルの数だけ減らせます。盾、鎧、兜の防御力の合計が9で敵の攻撃力が3なら、敵はナーガスに傷を負わせられません。

初期装備

 ナーガスの盾、鎧、兜は使い古されており、防御力はいずれも0です。

バトルアルファベット

 AからJに1から10の数字をランダムに設定します。1から順番に設定などした場合、お互いの攻撃力によっては勝負がつかなくなったり、勝利できなくなってしまいます。

アフレドー王国の地図

 次回以降の挑戦に役立つように地図を描きましょう。

持ち物

 旅の途中で入手した物を書き込みます。ザックとランタンをそれに下げています。

ゴールド

 アフレドーゴールド。王国の通貨です。出発時は350ゴールド持っています。

敵との戦い方

 ナーガスの合計が大きいか、防御レベルが敵の攻撃力と同じかそれ以上なら勝利。敵の合計が大きかったら元気度を敵の攻撃力から防御レベルを差し引いた分減らし、同じ数だった場合と同様にAならB、JならAと1つずつずらして勝利するまで続けます。

 勝利したことのある怪物に出くわしたら勝利したことにして進んでください。その場合、得られるものはありません。入手したことのあるアイテムはもうそこにはありません。


サンドーラ大戦

「また同じ夢か……」

 レオンはもう3日続けて同じ夢を見ていた。夢の内容はこうだった。レオンは見知らぬ街に立っていた。突然路地裏の方から助けを求める少女の声がする。声のする場所に急いで向かうと、5人のチンピラが金髪の美しい少女を取り囲んでいる。少女を助けようと駆け出したところでいつも夢は終わった。

 レオンはそう呟き、ベッドから起き上がると制服に着替える。妹のラミアにおはようのあいさつをすると、母が用意してくれた朝食を食べ、学校に向かう。その頃、レオンの父エイリークは、寝室の窓から見える裏の山を見つめ、16年前のあの日のことを思い出していた。

 星の綺麗な夜、目も眩むほどの光を放つ流星が、家の裏の山に落下するのを目撃し、妻フローラと2人でランタン片手に見に行くことにした。そこには巨大な穴が開いていると予想して向かったのだが、ただ置いてあるように銀色に輝く物体があるだけだった。

 2人で近づいていくと、それはカプセルのようだった。卵型で横1メートルほどの。カプセルに手を伸ばすと、触れる前にカプセルの上半分がゆっくりと開いた。中を覗いてみると、そこにはきらめく白い布に包まれた可愛い赤ん坊が眠っていて、小さな右手にはクリスタルの棒のようなものをしっかりと握っていた。

 カプセル内部のその右手の側から突き出た部分には、そのクリスタルがはまりそうな穴が開いていた。エイリークはそうしなければならない気がして、赤ん坊の手からクリスタルを取り、その穴に差し込んでみた。すると、クリスタルからこの赤ん坊の両親と思われる若い男女のホログラムがカプセルの真上に映し出された。二人の顔や防具はあちこち傷ついてはいるが、どちらも心が強そうに見えた。女性の方が語り始める。

〈私たちは地球から遠く離れたサンドーラ星で、妖魔という地底から来る怪物たちとの戦いを繰り返しています。とうとう妖魔たちは聖域にまで乗り込んできました。私たちは、もう助からないでしょう。サンドーラは妖魔族によって滅ぼされるかもしれません。地球の心優しき皆さん、この子をどうか、どうかお願いします!〉

 そう言い終わるとホログラムは消えた。フローラに白い布に包まれた赤ん坊を抱かせて、カプセルに手を伸ばそうとした瞬間、クリスタルがはまったまま上半分がゆっくりと閉まった。クリスタルを抜こうと開けようとしたが、一体化したかのように上下の境目が見当たらなくなっており、二人のあの顔を見た後では、破壊する気にもなれず諦めた。

 両手で持ち上げると驚くほど軽く、それでいて丈夫そうなカプセルを回収し、家へと戻った。

 2人で1日考えて、獅子のように強い男に育ってほしいという願いを込めてレオンと名づけ、自分たちの息子として育てることにした。


 レオンは授業中、あの夢のことを考えていた。同じ夢を3回も。きっと何かある。

「小林、次から読んでくれ」

 国語の教師滝沢の自分を呼ぶ声で我に返る。教科書を持ち、椅子から立ち上がる。突然レオンの頭の中にあの夢の少女の助けを求める声が響く!

「どうした、小林。聞いてなかったのか?」

 レオンがぼんやりと立ったままでいるので、滝沢はレオンに歩み寄り、肩をつかもうとする。その瞬間、レオンの体は教室からフッと消えた。持っていた教科書が机の上にバサッと落ち、レオンの様子を見つめていた1人の女子が悲鳴を上げる。


愛ランド

黒いサンタ

 赤い服のサンタさんが世界中の子供たちに素敵な夢とプレゼントを贈り、大活躍している陰で、いつの頃からか黒い服のサンタ、自称「黒いサンタ」が子供たちに悪夢と嫌がるようなプレゼントを贈り、大の嫌われ者になっていた。

 誰も履くことができないような特大の黒い靴下の中に恐ろしい顔の怪物のマスク、腐りかけのリンゴ、木の枝、算数の問題集などと一緒に、「黒いサンタより」と汚い字で書いた紙切れを入れていた。

 黒いサンタは必ずサンタさんからのプレゼントの入った靴下の上に黒い靴下を置き、なぜか自分からのプレゼントを先に開けさせようとしているようだった。次の日に子供たちは見覚えのない黒い靴下の中のものを取り出してみて泣いたり、怒ったり、その後に用意していた方の靴下の中のものを取り出して喜んだり、笑顔になったり。

 そういうことが何年も続き、いつしか黒いサンタは悪魔の使いだと噂され、反対に赤い服のサンタさんの方は服の色から「赤いサンタさん」と呼ばれるようになり、以前よりもさらに親しまれ、愛されるようになっていった。

 サンタさんはそう呼ばれていることに気づくと、自分の白い髭を撫でながら、「なぜ今更『赤い』と呼ばれるようになったのだろう? 他の色のサンタもいるのかな?」と呟く。


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