どうも、ともんじょです。
昨日紹介した村上春樹さんの短編集ですが。
その中の一編に高校時代に見かけた女子高生を思い出したことをきっかけに元のカノの話まで芋づる式に思い出すっていうものがありました。
その女子生徒っていうのが、ビートルズのLP(レコードの時代の話)を抱えて校内を颯爽と通り過ぎて行ったっていう情景なんです。
そこから高校時代に元カノに移行するっていう発想力が若干わかんないですけど。
その情景に何か感じるものがあったらしい。
なんじゃそりゃって思いながらも、そういえば今でも印象に残っている風景はあったなって思い出しました。
仕事帰りに駅前を歩いていると、
見るからにギャルな感じの女性がうつむき加減に歩いている。
なんだよ、歩きスマホかよって呆れようとしたときに見えてきたのが、
そのギャルは歩きスマホじゃなくて本を読みながら歩いているんです。
単行本だったか文庫化だったかははっきりとしなかったんだけど、
マンガじゃなくて活字が敷き詰められているのが見えたんです。
人を見かけ手で判断しちゃいけないけど、ギャルが本読みながら歩いてる。
後にも先にもそんな光景はありませんでしたよ。
何を読んでなんでそんなに歩きながらだったのかは謎ですけど。
いろいろ想像しちゃうのは確かですね。
何故ギャルなのに読書家なのか、なぜ夕方で薄暗い中を本から目が離せなかったのか。
もしかしてぼくの仲にも村上春樹的な部分があるってことですかね?
それともただの妄想バカなんですかね。後者を望みます。
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