ストーブ起動!
寒いんです、峠に雪が降ったんです。
もうファンヒーターじゃ温かさをまかなえないので、
石油ストーブを焚きました。
故障なく順調に燃えましたよ、温かいけど、すぐ茶の間があったまっちゃって、
消すには寒い、実はこれくらいの晩秋の時期には温度調節が一番難しい。
火を消して厚着をする、火はついたままTシャツになる、
難しいんですよね、この季節は、今ボクの部屋はまだ暖房は起動していません。
その代わりに暖をとるためにひざに毛布を掛けています。
これくらいでちょうどいい。
雪のことを心配し始めるんですね、秋は好きです。
どうも、ともんじょです。
すごく意地の悪いきっかけで始めたんです。
「村上春樹」さんがノーベル文学賞を受賞できなかったら残念賞として村上作品を読むっていうのを毎年やっています。
(だってさ、数年前にテレビで特集していたハルキスト共の薄っぺらさがどうしてもいけ好かなくてオープンカフェで表紙が見えるように読むとか、とりあえずカバンに入れておけば意識高く見られるとか、村上春樹を読んでいる自分を見てほしいとか、しゃらくさすぎて・・・)
そして今年も残念ながら受賞はかないませんでした。
なので、今年も1冊。
「一人称単数」です。
ボク個人として初の短編集です。
8編の短編が掲載されているんですが。
まさか、3ページ目にして即効で性行為の表現が出るとは・・・
そして序盤の数作に出てくる生と死、特に、性行為と自殺、村上作品の象徴なんですかね。
けど、後半は鳴りをひそめました。そのおかげで少しだけおもしろかった。
ヤクルトスワローズに関する半エッセーはちょっと面白かったかな。
ひなびた温泉街のしなびた宿に泊まるとそこで働く猿に出会って、風呂に一緒に入ってビールも一緒に飲むっていう話もありました。
なかなかへんてこなシチュエーションなのに、なぜ愉快じゃないんですかね。
不思議。
村上作品の特徴なのか、生き方が全然楽しそうじゃない。
なんかつまんなさそうだなって言っちゃいます。
もしかしてここら辺が個人的にフィーリングが合わないのかもしれない。
引っかかったのが「〜ない」「ない」が多いんですね。
で、このものの言い方が京極夏彦さんの小説に出てくるめんどくさい人たちがよくこういう物言いをするんです。
そこらへんの波長の違いなのでしょう。
けど、いつか自分に合う、お気に入りの村上作品に出会えるのではないかって期待して、読んでいるんですよ。
今回も残念ながら、お気に入りにはならなかったかな。
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