極楽征夷大将軍

垣根良介氏の
この本を読んでるんだけど

すっごく面白い！！

凄くするすると進む
全然抵抗がない

「鎌倉殿の13人」という大河ドラマのお陰でか
鎌倉の闇の部分をすでに知っているし
そこから入れるので
抵抗なしだった

でもって高氏が（後醍醐天皇に尊の字を貰うまでこの高氏）
凄いのよ・・・・・人としての実体が無い
「図多袋」「ただ波に乗る」「虚ろの王」の性質を持つ高氏は
足利家の庶子として
弟の直義と共に生まれ
誰にも顧みられることなく育つ

”やる気なし
使命感無し
執着無し”の人間が
どうして天下を取れてしまったのか？
両脇に高師直と足利直義
そして子供のような素直な性質を持つがため
北条政権・鎌倉幕府での
血で血を洗う粛正の嵐を経験した御家人達には

素晴らしい「武士の統領」に見えてしまったのである

もうね・・・「逃げ上手の若君」の北条時行も諏訪頼重も出てきて
わくわくするのよ！


鎌倉がこの二人に落とされ
逃げる弟の直義！！
「俺のことは見捨てていい,兄貴が
天皇から征夷大将軍に任じられるまで
こっちくんな！」って言ってるのに


高師直が持ってた直義の手紙を見て尊氏（このときは尊氏）は
激怒！！切れた！！

「弟を捨て駒にせよというのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！」

泣きながら弟を助けるために走る尊氏
それを見てもらい泣きしながら走る御家人たち

護良親王も討たれた
さあ、欲の塊の後醍醐天皇とどう対峙するのだろう？
天才軍略家・楠木正成とは？

今半分まで読めた
にわちゃんが好きそうだ