今日から
津和野以来の島根旅。我が家を6時半出発!
瀬戸大橋を渡って、
先月の鳥取旅とほぼ同じ経路で岡山、鳥取と中国地方を縦断していきます。
日本一の庭園や横山大観の作品が観られる「足立美術館」のある安来節で有名な島根県安来市を目指しますが、朝ごはんを食べてなかったので、まずは鳥取に入る寸前の岡山・蒜山高原SAで休憩とします。
注文は味噌仕込みの“
ひるぜん焼そば”ならぬ、“ひるぜん味噌ラーメン”を
高知の豚太郎も顔負けのトンカツを乗せて・・・
味噌トンカツラーメン(900円税込)として頂きます。
ちなみに人気の2大巨頭は、ニュージャジー牛のみるくをつかったソフトクリームとクリームパンでした。
さて、鳥取県米子市を経由して9時半ごろに島根県安来市に入って行きます。見つけた「足立美術館」の看板の向こうには一度は断念した「月山富田城」ではないですか〜。こんなに近かったのか?後で行くことにします。
足立美術館。この大きな箱は新館だそうです。
こちらが入口。
近くには、サギの湯温泉と言うのがあるんですな〜。ちなみに私の一日目の宿もタイトルでバレてますが、温泉宿です
美術館の入館料は2300円と決して安くない料金。
庭園は撮影自由なので、歓迎の庭をパシャリ!
白砂が美しい。
魯山人館。
もちろん美術品は撮影禁止です。
案内する足立像。2003年から20年間、ずっと日本一らしいです。
指さす苔庭は白砂との対比が美しく、秋に紅葉の赤が加わると絶景とのこと。
池庭。
優雅に遊泳する鯉がまたいい!
おっ!
生の掛け軸?
借景とはまさにこのことですね〜。
海鼠壁の通路を抜けると・・・
白砂青松庭。
横山大観の同名作をイメージして造られています。
亀鶴の滝。1978年(昭和53年)に期間8周年を記念して造られた人工の滝。
滝口から勢いよく流れ落ちる水が庭園に動きと緊張感を与えています。
結局、美術品は撮影不可なので、みんな庭園の撮影に血道をあげて、肝心の美術品の鑑賞がおざなりになっているような気がしました。
膨大な作品があり素晴らしいものばかりなので、音声ガイドを聴きながら三つはあるカフェも堪能しないともったいない気になりました。
戦国大名尼子氏の居城「月山富田城」に向かいます。
しかし山を登り始めた駐車場までの道が狭く、駐車場に停めた後でも、かなりの道のりを歩かないといけないことが判明!さすが山城ですね〜。
まあ、眼前に見える石垣には、テンションが上がりますけどね!
さて、パンフレットを頂きましょう。
頂上まで20分か・・・
でも道筋の階段が想像以上にキレイに整備されています。
上の方に石垣が見えて来ました。
石垣に辿り着くと本丸と二の丸の方向が分かれてます。
ここからの眺めは石州瓦の家が密集したエリアが見えますね〜。
野面積みの石垣が曲輪の古さを物語ってます。
本丸に続く、堀切が見えて来ました。
本丸周辺。
ん?
狛犬ならぬ、対のお社?、珍しいですね!
狛犬もちゃんといて、勝日高守神社と書かれています。
どうやら築城からあると言われる城の守り神社らしくお参りさせて頂きました。
では二の丸へ参りましょう。
二の丸の休憩小屋では・・・
四季ごとの月山富田城の写真や助太刀傘(笑)がありました。
もう汗だくで気持ち悪いです。駐車場まで戻るとします。
車の中で着替えをして汗を拭いて整えた後は・・・
国宝になった2015年に懐かし自販機巡りとともに再訪した以来の現存十二天守の一つにして国宝の「松江城」へ向かいます。
13時をすぎてますね〜。
例のごとく大手前駐車場から!先ほどの月山富田城からの居城として松江城を築城した松江開府の祖 堀尾吉晴公の像があります。
お堀の遊覧船は、時間が取れそうにないので今回もパスしましょう。
それより、13時も大きく過ぎて、腹が減ってきました。
時間も遅いので、城内の観光案内所隣にある「ちどり茶屋」に入るとします。
ちなみに松江城の別名は千鳥城なので、店名はそこから取ったと思われます。
出雲そばも甘味もあるお店で、割子蕎麦セット(1200円税込)と冷やし出雲ぜんざい(600円税込)をチョイス。セットには大粒の宍道湖産のしじみ汁やしじみご飯も付いていてボリューミー!
割子蕎麦の食べ方を教えて頂き・・・
食後の冷たいぜんざいのタイミングも良く、やや高めの価格設定ですが、とても感じが良く、美味しさも満点なお店でした。ペイペイ払いOKです。
馬溜りから二の丸の櫓と本丸の天守を臨む。
三の門跡まで上がってきました。
さらに二の門跡へ!
ガチ山城の月山富田城と違って、松江城はほぼ平城なので天守まですぐな上、観光的な整備がしっかりしていて、経路も確保しやすくて石段も誰でも登れる高さになっているのがいいですね!松江城登城では、当然ながら汗一つかいてません!
そんなこんなで天守に登場する前に二の丸でまずは松江神社で参拝したいと思います。
狛犬は出雲かまえ獅子と言うそうで勇ましいです。
手水舎。
拝殿。
御祭神が
松平直政公(松平初代藩主)、
堀尾吉晴公(松江開府の祖)、
松平治郷(不昧)公(第七代藩主)、更に
徳川家康公という、かつての松江代表+日本代表を祀ったオールスターの神社となっております。
隣には福徳稲荷。
笑顔がいい狛狐がいて、こちらもお参りしました。。
松江郷土館をバックに見えてきた社務所。
松江神社と福徳稲荷御朱印(各300円)を頂き・・・
明治天皇行幸時の御宿所として1903年(明治36年)に建設された擬洋風建築の迎賓館「興雲閣(こううんかく)」(現在・松江郷土館)を
2010年以来久しぶりに見学しました。
島根県指定有形文化財・松江市歴史的風致形成建造物。
相変わらずモスグリーンのこの出で立ちにホレボレ!見事です。
喫茶室ができているようですが、今回はパス。
奥に続くエンジの階段を昇って二階へ!
畳もあるのが和洋折衷の極みですね!
貴顕室(きけんしつ) 。
バルコニーへ出てみましょう。
瓦葺での洋館は、まさに東洋と西洋とのコラボ!
サイケなカッコよさムンムンでした。
さあ、本丸へ!
一の門を抜けて・・・
自販機で登閣券(680円税込)を購入。
8年ぶりの松江城天守の全貌が見えて来ました。
では入ります。
例のごとく暗がりですが、しっかり撮影していきます。
現存天守では唯一、天守内にある井戸。
かつて24mの深さがありました。現在は半分が埋められています。
包板。
天守を支える柱には、一面だけ、あるいは二面、三面、四面に板を張って鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留められている物があります。この柱を覆う板を「包板(つつみいた)」と呼びます。
桐の階段。
板の厚さ約10cm、階段の幅1.6mで1階から4階の各階に設けてあります。
防火・防腐などのために桐材を使ったと考えられています。
見事なミニ銅像。
花頭窓。
質実な造りの松江城天守において、3階の南北張出部にある花頭窓は外観上のアクセントとして風格を与えています。花頭窓自体に実用性はなく、装飾を目的としたものです。
天守最上階・天狗の間からの眺め。
城を出たころから天気が怪しくなったことと、宿へのチェックイン時間が迫ってきたことで、小泉八雲記念館や武家屋敷がある塩見繩手界隈は断念!
宿は同じ松江市内にある玉造温泉郷にある「玉造グランドホテル長生閣」を予約してました。雨が強くなる中、宍道湖沿いに移動。
昭和の高級温泉ホテルと言った風情。
三階の長生殿仕様のお部屋。鍵は昔ながらのオートロックでないもの。
入って見る部屋の造りはリニューアルされていると思われ、ベッドのあるモダンな和室。
ベッドサイドにはPCができそうなワーキングスペースがありました。
各部屋に無料の珈琲、お茶マシーンが設置されていてこれもいい!
雨が降り止みませんが、玉造の温泉街が見たくて宿に傘を借りて早速外出。
川沿いに赤い丸ポストがありましたが、かなり年季が入ってました。
川端の足湯コーナーには当然誰もおらず、酸化鉄のオレンジ色になった川の急流の横での湯だまりが却って美しかったです。
温泉街には思った以上に飲食店が少なく、外食はないなと思いました。
ホテルに戻って珈琲マシンでサービスのウエルカムドリンクを頂き、ホテルの庭園を嗜んでいると・・・
派手なピアノが目に入ります。
私は弾けませんが、
姪かハラミちゃんがいたら弾くんだろうな〜と思いました。
部屋に戻ってバスタオルを取りに行きます。
雨で濡れた身体をキレイ+温めるために出雲神話「天岩戸」をモチーフにした《女神の湯》で入湯。
風呂上がりには白バラのフルーツ牛乳(180円税込)をゴクリです(笑)
一日目の日記を少しずつ仕上げながら、合間のベッドインから観る天井には電気が埋め込まれていて、三角屋根に沿った天井から優しい光を放ってました。
二日目の世界遺産と重伝建保存地区の石見銀山の街並みに続く。
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