2023年9月10日(日)の日記 〜夏の終わりのみやまコンセール〜
晴れのちにわか雨。
8月から宮崎県立芸術劇場が耐震補強のための天井改修工事に入り、宮崎県内のクラシックのコンサートが元々そんなに多くないのに、すっかり減ってしまった。
お隣り鹿児島県の霧島連山の麓にある「みやまコンセール」で開催されていた霧島国際音楽際も8月初旬に終わってしまって寂しい限りだが、今日はトルコの若手ピアニスト、ジャン・チャクムルのコンサートが「みやまコンセール」であったので聴きに行ってきた。
座席は空席が目立ってちょっと寂しい感じだったが、今回も余裕で最前列を確保していたので十分に楽しめた。
<出演>
ジャン・チャクムル(ピアノ)
みやまコンセール協力演奏家
<曲目>
第1部 ジャン・チャクムルによるソロ
ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1
シューベルト:即興曲集 D 899 Op.90 より 第2番、第3番
シューベルト=リスト:水に寄せて歌う
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
リスト:ベッリーニ《ノルマ》パラフレーズ(ノルマの回想)
第2部 withみやまアンサンブル
モーツァルト:ロンドニ長調K.382
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
アンコール
ショパン:エチュード ハ短調 作品25の12「大洋」
ショパンの「幻想即興曲」はなんだかいつも聴いている曲とは細部が異なって聞こえたのだが、どうやら演奏家よるアレンジが加えられていたようだ。
リストの「ノルマ」は初めて聴く曲だったが、曲も演奏も強く印象に残った。
モーツアルトのロンドは大胆にテンポを変えるところがあって興味深かった。ピアノ協奏曲は小編成のオーケストラならではの温かみがあっていい演奏だった。
コンサート終了後にサイン会があるということだったが、お客様が少なそうなので、なんだか気の毒で、珍しく会場でCDを買ってサインをもらって、一緒に写真まで撮ってしまった(背が違い過ぎるし、おなかが出てるので掲載禁止とさせていただきます)。
会場を出るとにわか雨がまだ少し降っていて、大きな虹が出ていた。夏も終わりかなと思いながら霧島をあとにした。
追記
<備忘録〜今日帰宅後に聴いたクラッシック>
・シューマン 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 作品41の3(3回目)
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