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2023年09月06日12:16

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中国の死神 著:大谷亨

<あの世からの使いで、死者を迎えに来る低位の神だ。白無常は.洋食のコックみたいな長い帽子をかぶって全身白ずくめ、胸に届くほど長い舌を出している。黒無常は黒衣装である。
もともと存在した妖怪のイメージが冥界神と混ざりあったという論功は、拝聴に値する。>

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マイミク・タコラさんの日記
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「中国の死神」
2023年09月06日11:19全体に公開 みんなの日記44 view
読書日記を。
・中国の死神 著:大谷亨
白無常・黒無常という名をご存知だろうか。私は香港で買った幼児向け絵本や長寿漫画「老夫子」で見て存在は知っていたが、名前を初めて知った。
あの世からの使いで、死者を迎えに来る低位の神だ。白無常は.洋食のコックみたいな長い帽子をかぶって全身白ずくめ、胸に届くほど長い舌を出している。黒無常は黒衣装である。
もともと存在した妖怪のイメージが冥界神と混ざりあったという論功は、拝聴に値する。
「中国の土俗文化は面白い」という主張には100%賛成する。タイガーバウムガーデンが好きすぎて何度も通ったので大いに理解できる。
残念なのは、こういう非正統的カルチャーに興味を持つ人はごく少数であること。厳しい言い方だが、一般人を「こちら」に引き込むほどの力は本書にはない。労作ではあるが解説部分が読みづらい。★★★
―――――――――――――――――――――――――以上転載ー
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中国の死神チュウゴクノシニガミ
歴史・地理




大谷 亨オオタニ トオル(著)
発行:青弓社
A5判 縦210mm 横148mm 厚さ15mm 重さ 351g 192ページ 並製
定価 2,600円+税
ISBN978-4-7872-2099-8 COPY
ISBN 139784787220998 COPY
ISBN 10h4-7872-2099-3 COPY
ISBN 104787220993 COPY
出版者記号7872 COPY
CコードC0026
0:一般 0:単行本 26:旅行
出版社在庫情報在庫あり
初版年月日2023年7月14日書店発売日2023年7月14日登録日2023年6月2日最終更新日2023年7月12日



重版情報
2刷 出来予定日: 2023-08-14
2年半に及ぶ中国でのフィールドワークに基づきながら、無常の歴史的変遷を緻密にたどり、妖怪から神へと上り詰めたそのプロセスや背景にある民間信仰の原理を明らかにする中国妖怪学の書。ご好評いただき、おかげさまで増刷です。
紹介
中国の死神である「無常」。寿命が尽きようとする者の魂を捉えにくるこの冥界からの使者は、日本では無名だが中国ではよく知られた民間信仰の鬼神である。冥界と密接な関係をもつ廟で盛んに祀られ、その信仰は中国にとどまらず台湾や東南アジア各地にまで広がっている。

「白と黒」のペアで存在することが多い無常は、謎の高帽子をかぶったり長い舌をダラリと垂らしたりと、強烈な視覚イメージで中国人のあいだに根づいている。だがその一方、無常がいつ、どの地域で、どのように誕生して現在に至るのか、なぜ人々は死神を拝むのか、そうした無常信仰に対する客観的な考察はこれまで十分になされてこなかった。

本書は、2年半に及ぶ中国でのフィールドワークに基づきながら、無常の歴史的変遷を緻密にたどり、妖怪から神へと上り詰めたそのプロセスや背景にある民間信仰の原理を明らかにする中国妖怪学の書。貴重な写真をフルカラーで130点以上収録。

目次
まえがき――なぜ無常なのか

序論 謎多き無常

第1章 無常を採集する
 1 廟(難易度:★☆☆)
 2 祭り(難易度:★★☆)
 3 口頭伝承(難易度:★★★)

無常珍道中A――地獄のシンデレラ@山東省菏沢市鄄城県信義村・信義大廟(二〇一九年一月七日)

無常珍道中B――地獄の扉を開いたのは誰@山東省菏沢市鄄城県閆什鎮閆什村・砂土廟(二〇一九年一月八日)

第2章 無常を観察する
 1 無常イメージの変遷――もともと黒無常はいなかった
 2 無常信仰の発展原理1――馬巷城隍廟の無常信仰を事例として
 3 無常信仰の発展原理2――東南アジア華人の無常信仰を事例として

無常珍道中C――地獄のふもとの不届き者ども@山西省臨汾市蒲県・東嶽廟(二〇一九年一月五日)

無常珍道中D――地獄のゼリービーンズ@重慶市長寿区但渡鎮未名村(二〇一九年一月三日)

第3章 無常を考察する
 1 黒無常の誕生――摸壁鬼というバケモノに着目して
 2 白無常の誕生――山魈というバケモノに着目して

無常珍道中E――地獄の美熟女@山東省菏沢市鄄城県信義村・信義大廟(二〇一九年十一月二十一日)

結論 つまるところ無常とは

引用・参照文献

あとがき――再び、なぜ無常なのか

著者プロフィール
大谷 亨 (オオタニ トオル) (著)
1989年、北海道生まれ。中央大学文学部卒業後、東北大学大学院国際文化研究科に進学。同大学院在学中に、廈門大学人文学院に高級進修生として留学。2022年、東北大学大学院国際文化研究科で博士号(学術)を取得。現在、東北大学大学院国際文化研究科フェロー、無常党副書記。専攻は中国民俗学。論文に「無常鬼の精怪性、あるいは中国における妖怪学の試み――無常・摸壁・山魈の類似を手がかりとして」(第19回櫻井徳太郎賞受賞)、学位論文に「無常鬼の研究――〈精怪〉から〈神〉への軌跡」(第21回アジア太平洋研究賞受賞)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ー
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784787220998
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