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2023年09月04日20:17

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あんべ光俊 & TAKARAJIMA BAND LIVE宝島2023.9.2東京さくらホール

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渋谷さくらホールで開催されたあんべ光俊さんの70歳記念コンサートは、決して枯れないあんべさんの音楽の泉に、やさしい東北の心と熱いエナジーを感じました
この宝島バンド編成は、生き生きとした表情でステージを楽しむメンバーとあんべさんの相性抜群!!あんべさんのやんちゃさとやさしさが良く伝わってきます。
この頼もしくもクオリティ高い演奏サポートと聴衆の興奮に呼応するように、あんべさんの歌声はどこまでも疲れを知らず、若い頃と変わらぬ鋭利な響きが心地良くて、こちらもすっかり気分はティーンエイジャー。
会場みんなが現実を離れ、時に熱狂し感動し、歓声と涙が渦巻いたこの日は、誰が何と言おうとまさに「俺たちの世代のライブ」でした。
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このイラストはみんなあんべさんが書いたものでしょうか。本当にイラストレーターなんですね@@;

セットリスト (あんべ光俊FBより)

01.Happy Anniversary
02.君が好き
03.青春の踏切で
04.夜のしずく
05.人の森を旅する道
06.君に逢いたい
07.僕は君が好きだよ-佐渡バージョン-(ソロ)
08.星の旅-遠野言葉バージョン-(ソロ)
09.霧の晴れ間に(アコースティックセット)
10.セーラ(アコースティックセット)
11.遠野物語(アコースティックセット)
休憩
12.歌のある星に生まれて
13.ウエンズデイ
14.エナジーエナジー
15.青い大地に夢は始まる
16.未来へのメモリー
17.明日へのオルゴール
18.夢の扉
19.ささやいて
20.力は無限大
21.発熱
22.Born to be Wild
23.一億の夜を越えて
24.夢の途上
E1.KIMISUKI
E2.星の旅
E3.ロングラン
WE1.ブラックコーヒー
WE2ありがとさよならまた会う日まで


序盤は明るいポップな曲調で始まり、やがてアコースティックにバラードをじっくり聴かせる中盤への流れが秀逸。
後半は、震災やコロナ禍や戦争で傷ついた世界を癒し、希望へと導く曲群、終盤は重厚なロックでクライマックスを迎えます。
ラストは、いくつになっても道半ば、夢の途上、「いざや友よ明日に向かって漕ぎ出そう」この音楽の旅を共にゆかんと、私たちに誘いの手を差し伸べてくれました。
アンコールは「KIMISUKI」「星の旅」を心を一つに一緒に歌い、事実上のオーラスはバンドメンバーによるゴスペル調の美しいハーモニーで彩られた「ロングラン」。感動のただ中にありました。
Wコールでは、先月亡くなった飛行船メンバーで陽気な郷土の後輩、小野寺進さんを偲んでの小野寺さんの楽曲「ブラックコーヒー」(遠野物語のB面)で、どうしても泣いてしまうあんべさん。
「誰がこんな気持ちにさせたのか」「胸に沁みついたあいつの面影が忘れられない」
去っていった恋人ではなく、先立った小野寺さんのことを歌ってるよう。
あんべさんの深い悲しみが、小野寺さんの人柄を知るファンの心に染みわたります。
今日の素晴らしいアニーバーサリーライブの感動と、小野寺さんへの哀悼が、複雑に絡み合って、みんなが得も言われぬ境地に達していました。
齢70にしてあんべさんの新たな進化を確信したステージでした。

〇青い大地に夢は始まる
東日本大震災から12年・・・
「凍てつく冬も身を焦がす夏にも決して枯れない泉を知ってる、時を超えて守り繋ぐやさしい東北の心」
歌い出しで涙腺崩壊。この12年、どれだけあんべさんの音楽に支えられ、癒されてきたことか。
あんべさんが東北に存在していてくれたことに感謝、大いなる意思、神秘を感じた瞬間でした。

〇初あんべさん
今回うれしかったのは、それまであんべ光俊といアーティストを全く知らない友人数人チケット買ってきてくれました。遠くは岡山からも駆けつけてくれました。その人たちみんな皆一様に「素晴らしいライブだった」と言ってくれたことです。
私の推しだからという理由で、ユーチューブで事前に予習して来てくれた友人は、「ユーチューブで見た動画より全然良かった。生の方がすごくいいわ。次、あんべさんが東京来たら、また誘ってね」
全く予習もせず連れてこられた男性、「遠野物語」も知ってるかどうか怪しい方ですが、「良かった。俺、まったく寝なかったもん。メリハリが効いてて、見ごたえあったから、全然眠くならなかった。引きこもれたよ」だって。
私、鼻高々。絶対、お世辞じゃないと思いますよ。

〇遠野物語ギネスブック男
終演後、来てくれた友人数人と、新橋の「落陽」行きました。
「遠野物語」を30年フォークソングバーで歌い続け、俺ほど「遠野物語」歌ってる男はいない、ギネスブックものだ、と豪語する八幡市出身Rさん。、
初あんべさんの友人に、「あんべさんより遠野物語、歌ってるんですか?」とツッコまれ、「そんなわけないだろ!」とむっとしてました(笑)。
この日もみんなで「遠野物語」歌いました。
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〇岩手弁解説
このコンサートで、東北以外の人から唯一不評だったのは岩手弁「星の旅」。全くわからなかったそうです。私も神戸で、神戸に帰ったらを聞いた時、まったく元ネタがわからなくて、ポカーンだったのでよくわかります。置いてきぼりにされたような気分なんだよね。
でも、東京に集った東北人にとって、逆故郷に錦ならぬ首都に錦、お上りさんが東京のド真ん中に本社ビル立てたような誇らしい気持ちになるんです。
〜わかって下さい♪〜(因幡晃風)
そこでここは私が一発、方言解説(←しなくていいってば、殴蹴)
・使役の助動詞
岩手の人は、自分の意思に反してそうなってしまったことを、動詞に「〜ささる」という助動詞をつけます。例えば、ボールペンのインクがなくなった時、「ペンが書かさらない」と言います。共通語では「ペンが書けない」というらしいですが、ニュアンスが違うでしょ!ペンが書けないというと、まるでペンに意思があるみたいじゃん。書いてる主体は「私」なんです。でも私が書けないわけでなく、私は書きたいのに、このペンの不具合で書けないので、(私は書きたいのに)書かさらないんです。
同じように「この酒、飲まさる」は、私は飲もうと思ってないのに、飲んでしまう(ほど美味しい)、同様に「言わさらない」も私は言いたいのに、何故かうまく言うことが出来ない、というニュアンスがあります。わかるかな?
って何度関東出身の旦那に何度説明してもわかってもらえない(泣笑)
・星の旅解説
 靴→靴コ 関西でいう「飴ちゃん」のように、小さかったり愛おしい物にコをつける。
     花っコいうが木っコとは言わない。棒切れはぼっコという。水ことはいうが、飯コとかご飯コとは言わないので、規則性不明(笑)
 落ちる=降りる 自動詞他動詞区別なし
  例文「高校、おりだず」=高校、落ちたそうだ
  「車からおぢろ」=車から降りろ
<バカだな>→「おら、やんか」=俺は嫌だ(これは意訳(笑)「こンバカたれ」あたりが適当かと)
<理屈じゃないさ>→「までなのに」→???(私もわかりません、誰かおせーて^^;)
  夜→よんま
もたれて→おつかって (ナイスな訳)
  かばね→体
まなぐしぐる→まぶた(眼)が重くなる、眠くなる

※鬱になったとかで突然連絡つかなくなった方の2枚分;人生色々あるよね(;つД`)
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※あんべさん、ニューアルバムは出そうですが、スコアはいつ完成するんでしょうorz...
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