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2023年08月08日12:34

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【核兵器を使ったのは誰なのか?】

Chihiro Sato-Schuh
5時間 ·
【核兵器を使ったのは誰なのか?】
8月6日の広島原爆記念日の式典で、誰も原爆を落としたのが誰なのかを言っていなかったということを、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワが言っていた。岸田首相は、その代わりに、ロシアが核兵器の使用で世界を脅していることを批判していた。これは、日本の政権がアメリカ政府の言うなりだということを、世界に示したようなものだったと思う。
アメリカが原爆を投下したことについては、これまでも不思議と日本ではアメリカに抗議するようなところが少なかった。全体主義化していた日本を止めるには、原爆を落すしかなかったのだというのが、アメリカ側の説明で、それを日本も受け入れたといった風だ。事実、同年3月の東京大空襲で、首都が焼け野原になったのにもかかわらず、日本は8月まで戦争をやめなかったのだ。大陸や南方で、あいかわらず戦闘が続いていた。
当時の日本を思うと、まるで今のウクライナのようだと思う。違うのは、日本は全国の都市が空爆されていたのに対して、ウクライナではドンバス以外では戦闘がなく、市街を爆撃されてもいないということくらいだ。ウクライナでは、言論の自由もなく、政府を批判すれば逮捕されるようなことになっているし、子供までロシア人を殺せというプロパガンダを吹き込まれている。すでにマリウポリの拠点もバフムトも陥落しているのに、まだ戦闘をやめない。前線へ送られるウクライナ兵たちは、ほとんど死ぬために行っているようなものだ。
どうしてこんなことになっているのかと言ったら、ウクライナ政府は国民のための政府などではなく、外国に乗っ取られているからなのだ。政権を握っている人々は、外の勢力に使われていて、自分で決めることなどできない。言われるままにやっているだけだ。ゼレンスキーはイギリスの諜報部MI6から指令を受けているというもっぱらの噂で、ブチャの虐殺の演出にも、MI6が関わっていたということを、アメリカの軍事専門家のスコット・リッターが、「エージェント・ゼレンスキー」というドキュメンタリーで言っていた。一方、言うなりに残虐行為をやらされているゼレンスキーは、もうまともな精神状態ではないのか、コカインがないといられなくなっているらしい。闇のお金が入ってくることにも中毒状態になっているという話がある。西側から送られる武器を転売したり、支援金を着服したりすることに依存状態になっていて、臓器売買とか幼児売買とかで入ってくるお金もあるらしい。
当時の日本も、そんな状態になっていたのか、すでにボロボロになっていたのに、戦争をやめようとしなかったのだ。だから、原爆を落とされてもしかたがないという話になっていたのだけれど、実は日本は8月の初めには、もう停戦する用意があったという話もある。それでアメリカは、日本が降伏する前に急いで原爆を投下したというのだ。それによって、アメリカがどれだけの武器を持っているのかを世界に知らしめて、戦後の世界を支配しようということだったらしい。
事実、アメリカは第二次世界大戦後、世界中に軍隊を派遣して、世界を牛耳っていった。ソ連は、アメリカと連合国だったのにもかかわらず、戦後しばらくすると、仮想敵国ということにされてしまい、ソ連のまわりを基地で囲まれてしまった。そうなると、ソ連も核兵器を持つ以外に、アメリカの支配から主権を守る手はなくなる。それで、米ソの核開発競争が激しくなったわけだ。
原子力爆弾は、もともとアメリカがこれで世界を支配できると思って作ったのだ。それが、世界中で核兵器を持たなければならない事態になった原因だ。同じく核兵器を持っていると言っても、その動機がまったく違う。アメリカは世界を征服するために核兵器を持ち、他の国はアメリカに征服されるのを防ぐために、核兵器を持たざるを得ない。これは、世界中で軍備競争を引き起こして、アメリカの軍事産業は大儲けをしたわけだ。
アメリカに原爆を落とされたことに、日本がアメリカを非難するのではなく、日本政府のせいにするような感じになっているのは、一つには、ほとんどの国民が日本政府にひどい目に遭っていたからなのだと思う。アメリカよりも日本政府に苦しまされていたのだ。今のウクライナと同じく、当時の日本でも政府を批判するようなことを言ったら、逮捕されていたし、軍隊でもずいぶん暴行が加えられたり、自殺行為みたいな突撃命令が出されたりしていた。だから、原爆を落とされてでも、とにかく戦争が終わったら、ありがたいというような状況だったのかもしれないし、原爆を落とされるようなことになったのは、何よりも政府が戦争をやめなかったからだという気持ちの方が強かったのかもしれない。
それに、日本は戦後すぐにアメリカ民主主義に切り換えることになり、昨日までは鬼畜米英と言っていたのに、すべてアメリカのものがいいということになった。それも一つには、戦時中の統制が厳しくて、西洋的な文化に飢えていたというのもあるかもしれない。
しかしそれが、日本人が愚かだったという風にすり替えられていったような気がする。日本政府はそのままアメリカに乗っ取られた状態で、アメリカ式の自由と民主主義を押しつけられていったのだけれど、それはアメリカ資本が好きなだけ儲けられるというようなシステムに他ならなかったわけだ。
そしてここに来て、原爆を投下したアメリカや、戦争をやめなかった当時の日本政府を批判する代わりに、ロシアが核兵器で脅していると批判しているのだ。
核兵器を所有している国はたくさんあるけれど、実際に使用した国は、アメリカだけだ。広島と長崎の二つの都市に原爆を投下して、一度に何万人もの市民が犠牲になった。これは最大の戦争犯罪なのに、その罪は問われていない。セルビアでは、劣化ウラン弾を使って、多くの人々が被爆した。この戦争犯罪の責任も問われていない。イギリスがウクライナに劣化ウラン弾を送ったので、ロシアは劣化ウラン弾をロシア領内で使ったら、核攻撃する用意がある、と言ったのだ。これを、西側諸国はロシアが核兵器で脅しているとして批判している。ロシアは劣化ウラン弾もクラスター弾も核兵器も持っているけれど、一度もそれを使ってはいない。使っているのはアメリカなのだ。そしてロシアは、そうした武器をロシアで使われないために、所有しているだけだ。
ロシアが、核兵器を使われる危機にさらされないかぎり、核兵器を使用することはないということは、実はアメリカ政府も知っている。アメリカ政府が使っているシンクタンクのランド研究所が、そのように報告していたからだ。それなのに、アメリカはロシアが核兵器で脅していると言いふらしているのだ。実は、核兵器で脅しているのは、アメリカの方だ。
ウクライナも日本もドイツも、アメリカに完全に支配されているというのが事実だ。ドイツも政府が乗っ取られていて、国の経済を犠牲にしてもウクライナを支援させられていて、ロシアを支持するような発言も処罰の対象になっているくらいだ。そればかりか、ウクライナ政権が明らかにナチなので、ナチが悪くなかったというような話が公に出ているくらいだ。ドイツはこれまで、ナチ的な発言もシンボルの使用も厳しく禁じられていた。それが今では逆になっている。ウクライナ兵が身体にナチのシンボルの入れ墨を入れているのを批判したら、ロシアに協力したと非難されるくらいだ。さらには、ナチがソ連の侵略を防いだのだから、ナチは悪くなかったのだという話にまでなっている。
パンデミックのときにも、80年前にナチを使ってドイツを支配していた勢力と同じ勢力が操っている、という話はあったけれど、それがウクライナの戦争によって、ナチを肯定するようなことにまでなっている。日本もどうも同じようなことになっているようだ。ロシアの脅威をメディアで繰り返し報道して、ロシアを攻撃するためには何をやっていいような雰囲気を作っている。それでナチさえも肯定されていっている。
それでも、パンデミックのときにもベルリンでまず大きなデモがあったように、8月5日には平和のためのデモがあり、ロシアの国旗を掲げていた人たちもいたらしい。主流メディアに意識操作されている人も多いけれど、そうでない人たちもたくさんいる。80年前にはまんまと世界大戦に持ち込まれてしまったけれど、今度はアメリカが支配している西側諸国の方がもう孤立した状態になっているし、世界のドル離れが加速しているから、同じ流れにはならないだろう。私たちはこれまで、つねに存在しない脅威によって、騙されて、操作され、戦争させられてきたのだ。とにかく今は、そのことを知っている人たちが少なからずいる。何があろうと、そのことを知って、煽られないでいることが大事なのだと思う。それが免疫力になって、いずれは集団免疫のようになり、もう戦争に煽られないようになるのに違いないからだ。
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画像は、ベルリンの平和デモ。Frieden =平和
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