お袋　　有難う　　

さて。　20230805土曜1614?　　昨夜、医者から、[CT画像情報等から、君の母は右尿管癌の可能性高い。　91歳だから、以降の検査や治療はしない。天命と思って。　半年から1年で急に悪くなって亡くなる事も有るので覚悟しろ]と言われ。　一夜明けた、と。　自分の子に伝えたり、友に話したり。　

　何時もの如く　笑顔で行こう、って。　でもheavy。　適当だった父。　私が小学6年?　ﾌﾞﾗｼﾞﾙ行ったきり、何年か前に鬼籍。　母が、育ててくれた。　感謝!　亡くなって偲ぶ　的なの　何か嫌　でさ。　記してる。　　

stones、スライダーズ、Janis、RC、レディ・デイ、玉置、あいみょん、山下、竹内、…　其々　　好きやけど。　今は此処。　

　[母をたたえるコンサート　さだまさし　無縁坂]　　　

♪母が未だ　若い頃 僕の手を引いて　この坂を上る度 何時も溜息をついた　ため息つけば それで済む　後だけは見ちゃﾀﾞﾒと　笑ってた白い手は とても柔かだった　

　私の母、相原(歌川)悦子、1932年生。　東北大経済学部大学院博士号取得、名古屋の[小さな学校だった]って笑ってたけど、日本福祉大経済学部の講師として就職。　4年下の馬鹿父・秀行、同大理学部博士号取り、東京電気試験場経て名古屋大ﾌﾟﾗｽﾞﾏ研究所の助手へ。　年上のマドンナ追っかけて来た、と。　結婚。　私、誕生。　有難う。　父は、私が小6の時ﾌﾞﾗｼﾞﾙの研究所へ行った儘、金も出さぬ儘、何十年過ぎ客死。　バカメ!　お袋に謝れ!　　　　
　
　小学校の授業参観でさ、教室の後ろに母達並ぶんだけど、殆どが専業主婦の中、凛としてた。　友達と原っぱで遊んでて、18時だったか、母が探しに来てくれた。恥ずかしかったけど、嬉しかった。　何だか、愛　？　（笑）　

♬運が良いとか 悪いとか　人は時々 口にするけど　そういう事って確かに在ると　貴女をみてて　そう　思う　忍ぶ 不忍 無縁坂 噛み締める様な　ささやかな 僕の　母の人生　

　客観的には母、ささやか、っていうよか　派手?　かも知れませぬ。　書籍も出したし。　60代で名誉教授の称号?得てるし。　卒業した学生からも手紙色々、来てた。

ただ。　一生懸命な母　だった。　私が小学校1年の時、同い年の子のいる家へ、小学校の後預ける契約?し、仕事終えて受取りに来てた。　私が休日に高熱出したらtaxi捕まえ小児科の先生のｲﾝﾀﾎﾝ?へ、[子供を助けて]。熱でﾎﾞｰっとしてたけど、憶えてる。　お袋がすりおろして呉れた林檎、美味しかった。　
作って呉れた　豚生姜焼き、カレー、ハンバーグ、太刀魚焼、筋子、…　皆、美味しかった、有難う。　ロシア料理、日本料理、天麩羅、鳥料理、鰻、味噌煮込み饂飩、札幌ラーメン、あさくま、...　連れてってくれた。　憶えてる。　美味しかった。　感謝!　　　
　週末には、東海自然歩道、鳳来寺山、赤目四十八滝、内海、科学館、...。　纏まった休みが取れたら、金沢、高山、伊勢志摩、…　連れてってくれた。　　感謝!　

♪いつかしら　僕よりも 母は小さくなった　知らぬ間に白い手は とても小さくなった　母は全てを暦に刻んで　流して来たんだろう　悲しさや苦しさは きっとあった筈なのに　

　覚えています。　母の背を越えた。　あぁ。　外犬飼ってて([チロ]って名だった)、一緒に散歩行ったりしてた時だったか。　

大学から東京に出、帰省は大体、盆暮れ正月だったけど。　帰ったら、2人でのんびり、お酒飲んでた。　冬は熱燗。夏はビール？　会津出身の母、強かった。　学生時代の友が土産と一緒に泊りに来て呉れた時、私は炬燵で寝てて、彼は、母から、[大学で何を学ぶのか?]みたいな質問受けてたって。　[〇〇、大学教授怖えー]なんて暢気に彼、言ってたけど。　（笑）　　　　
　
　♬忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な　ささやかな 僕の母の人生　　

結婚相手も見つけました。　孫達を見せる事も　出来た。　
　馬鹿息子で、ご免。　有難う、お袋。　　取り急ぎ。　（笑）