恐怖のハイキング

霧降高原ハイキングコースマップを参考に、お昼霧降高原レストハウスから、石段、木の階段を上り高原の爽快な風に吹かれながら、キスギ平へ。
天気も眺めも良く、すれ違う人々とあいさつを交わしながら、快適です
小丸山展望台到着後はレストハウスまで戻り、しばし休憩。
これから霧降高原ハイキングのスタートです
入口から進むことしばし。草がボーボーでほぼ進むべき道がありません(;'∀')
虫はブンブン飛んでます。短パンだったので、草かぶれや切り傷になるのが
気になります。
前を歩く人はなく、後ろから来る人もいません。
それでも笹やぶの中を進むこと30〜40分。薄暗いトンネルをくぐり、路肩の崩壊した山道を歩き川を越えます。
スタート当初から道が分かりづらかったですが、ここまでくると自然の中をただ
歩き回っているだけのような感覚になってきました。地図によるとそろそろ霧降牧場の敷地内ですが、足元の悪い急な下り坂を進めど進めど、同じような景色。まるで樹海の中を歩いているよう。
かなり不安になってきました。
草が生い茂っていたり、湧き水が流れ出ていたりで、足を滑らせること数回、ついに転倒（一度目）しました。足元は泥だらけ、水筒は川近くの岩場まで転がり落ちました。
前にも後ろにも人影がないので、ここで怪我をしたら即遭難です。
幸い怪我がなかったので、水筒を拾い、気を取り直し再出発。数分後2度目の転倒。
しばらくして、霧降牧場内に入りました。
前もって調べた情報ではソフトクリームの販売、乗馬体験などがあるはずですが、広大な敷地にお店は見当たらず、人っ子一人おらず、ただ草原が広がっているばかり。予定では牧場内の敷地を通過し、あずま屋、猫の平に到達する計画でしたが、
どっちに進んでよいものやらすっかり迷ってしまいました。
Google Mapを開きながら、目的地に“霧降の滝入り口”を入力しナビを開始するも、現在地が正確に取得できていないためか、残り2Km程度のはずが”目的地まで40Km”とかでます。
さらに一時間ほど下っている間には“目的地まで23Km”とか”目的地まであと10m”とか“目的地に到着しました”とか言います。
辺りには人影も標識もなく、ただ同じような道が続くばかり。
BSの再放送で見た、トムハンクスが無人島に漂流する映画や、アメリカのトレッキングドキュメンタリーで山奥で道を間違えてしまうシーンを思い出しながら歩いていると、
何やら看板が付いた通行止めの頑丈なゲートが。
ゲートをよじ登り、反対側から看板を読むと“牧場敷地内につき進入禁止”とあります。
どうやら、ここから牧場外にでられるようです。
ゲートを乗り越えて、しばらく進むと霧降の滝があったり、車が通れる道があったり。
どうやら人間が住んでいるところが近いようです。
さらに歩くこと30分。キャンプ場の標識、遊歩道の看板を発見。
13時に出発してから、ほぼ4時間後、キャンプ場にたどり着きました。
くつは泥だらけ、靴の中には山ヒルが数匹。
ふくらはぎにも山ヒル。血を吸われていました。
久しぶりに野生のシカや蛇を見たり、大冒険な一日になりました。

帰りは佐野藤岡で、青竹手打ちラーメン　と宇都宮餃子を頂きました。
お昼も食べていなかったので、ほんとに美味しかった( ´Д｀)=3 ﾌｩ