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2023年07月23日20:52

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「勝つと負けるでは天と地の差」な一番を制し、決定戦をものにした豊昇龍の「涙の賜杯」。

■元横綱・朝青龍の甥っ子、豊昇龍が決定戦制して初優勝 大関昇進へ
(朝日新聞デジタル - 07月23日 19:04)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7499129
大相撲七月場所千秋楽、幕内優勝は関脇豊昇龍が西前頭九枚目北勝富士との優勝決定戦を押し出しで制し、12勝3敗で見事初優勝を飾りました。結び前に組まれた本割では三敗同士の対戦となった新入幕の西前頭十七枚目の伯桜鵬を上手投げに仕留め、錦木を引き落としに退けて三敗を守った北勝富士との優勝決定戦に臨み、初土俵から5年を要しての初の賜杯を勝ち取りました。
それにしても、昭和以降最速タイとなる所要3場所での新入幕という堂々の快進撃を見せ、三敗で賜杯レースに残っていた19歳の伯桜鵬が千秋楽の対戦相手と決まったことで、大栄翔、若元春と共に大関トライアルの場所に臨んでいた豊昇龍にとって、「決して負けてはならない相手」たる伯桜鵬には落としてはなるまいと誰よりも思っていたはずであり、取組前に審判部が臨時理事会の招集を働きかけるか否かを「内容次第」としていたのも「新入幕が相手」ということがその理由だったことは、推測を要さないでしょう。
そんな中、伯桜鵬に巻き換えられても冷静に上手投げで転がし、優勝決定戦でも本割で押し出しに屈した(十二日目)北勝富士を引きに乗じて押し出し、初の賜杯ゲットとなりましたが、勝ち名乗りの後の支度部屋で涙を見せたのも、今日の取組を迎えるまでの重圧、「関脇三人衆」の一人として大関トライアルの場所を闘った重圧、そして、自身の憧れの存在でもあるという「第68代横綱朝青龍の甥」であることで様々比較される重圧、さらには、入門以来「戦うなら殺すつもりで行け!」、「ヘタクソ!!」、「皆弱い! 客に失礼!!」など、68代からTwitterで飛ばされ続けた“檄”など、闘った重圧が無数にある中で、漸く勝ち得た賜杯だったと思います。
これで、協会の審判部(部長は佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若))は八角理事長(第61代横綱北勝海)に対して豊昇龍の大関昇進を諮る臨時理事会の招集(26日の水曜日)を要請、豊昇龍の大関昇進が確実となりましたが、これも、今日の二番があってこそで、68代の背中を追いながら、どこか不安さも見せながら土俵を務めていた印象のある豊昇龍もついに大関になったかと思うと、感慨無量なところがありますね。
さて、三賞ですが、殊勲賞は、横綱照ノ富士から金星を奪い、大関トライアルの関脇三人衆を次々退け賜杯レースで大いに存在感を示した東前頭筆頭の錦木が初受賞(三賞そのものが初めて)、敢闘賞は新入幕の伯桜鵬と西前頭九枚目の北勝富士が共に初(北勝富士は過去他に技能賞2回)、さらに「今日勝つこと」を条件として関脇豊昇龍、小結琴ノ若、新入幕の豪ノ山と湘南乃海が選ばれましたが、豊昇龍に加えて琴ノ若が竜電を寄り切り、豪ノ山がベテラン玉鷲を押し出し、湘南乃海もベテラン妙義龍を叩き込みに退け、全員が受賞、技能賞は伯桜鵬の受賞となりました。
その他。「トリプル大関昇進」も期待された今場所でしたが、その関脇三人衆の2人である若元春は朝乃山の寄り切りに、大栄翔も隆の勝の引き落としにそれぞれ屈して二桁に乗せられず、共に9勝6敗となり、「夢を有り難う」となりました。朝乃山は途中休場を挟んで8勝4敗3休とし、勝ち越し。
また、優勝決定戦となった十両は西筆頭の熱海富士が大奄美を押し倒し(11勝4敗)、三段目は東86枚目の若碇(18歳、伊勢ノ海部屋、父は元幕内の大碇)が東44枚目の朝白龍を土俵際の豪快な掛け投げで制し(7勝0敗)、それぞれ優勝を決めました。
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