AIの話

AI「保護率39％」、児相は一時保護見送り……　三重の“4歳女児暴行事件”をAIガバナンス観点で考える
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=7494776

いつも読んでいる経済系メルマガより。
道具は正しく使わないと予想外の結果になる。

●津市で4歳だった娘を床に転倒させ死亡させたとして42歳の母親が逮捕された
事件をめぐり、三重県の児童相談所がAI＝人工知能を活用した独自のシステム
で分析し、その結果を参考にするなどして、一時保護を見送っていたことが
分かりました。
ＮＨＫ　２０２３年７月２１日
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★昨日のメルマガでＡＩは「素人の低生産性労働者を訓練して高いスキルを身に
着けさせるのに最も役に立つ」と書きました。

しかし今の日本ではＡＩは「正確無比な回答を出してくれる道具」という
とんでもない誤解をして、人命をも奪ったというニュースです。

三重県は令和２年７月から虐待用ＡＩを導入しました。
https://bit.ly/3pUno8d
https://bit.ly/46UKD2D

三重県のＷＥＢを読むと、ＡＩをトレーニングさせるデータが６千件と過少な
上に、専門家によるフィードバックを繰り返して制度を高めるシステムもなさ
そうです。
https://www.aican-inc.com/
ご承知のように、児童相談所等の得ている情報は、現場の実態から見れば１割
未満の情報しかありませんし、全国的な詳細事例データベースもありません。

そして、アプリ会社はこのような事態が起きる可能性を想定しこう語っています。
「これまで発生したことのない事象や、データを持っていない事象調査していない
項目など）については、予測や判定をすることはできません。AIを含むデータ
利活用は「魔法の杖」ではないのです。」
https://bit.ly/3pXNAyI

ＡＩを恐れたり、過信してもいけません。ありのままに見てください。

６月２６日にこう書きました。

ＡＩを生かせるか否かは、経営者、リーダー如何です。

２０年前に某企業にお勤めの優秀だと評判のＯＬさんのお話を聞きました。
彼女が実際に仕事をする時間は、一週間に１０分程度とのことです。
自分で作ったマクロや蓄えたメール、報告書、企画のテンプレートストックを
遣えば、１０分の仕事で、「優秀」評価となるそうです。

(大昔から)与えられたＭＳオフィスツールだけでも、活用できれば可能です。
彼女は、１０分で仕事が出来ることを徹底的に隠しました。

知られれば、追加の仕事や頼みごとが山のように舞い込み、それをこなしても
仕事に見合った収入や待遇が得られるのことはなく、部署や上司の便利屋となり
仕事時間が増えて疲れるだけだと経験で分かっていたからです。

もし彼女の上司が適正に能力を評価活用できたなら、会社全体の処理能力を
引き上げて、余った時間の活用で何十倍にも会社の生産性が上がったでしょう。

GitHub CopilotもOffice365 CopilotもＭＳオフィスの数十倍、数百倍の
生産性向上が可能になりました。（Copilotは生成ＡＩ活用サービスです）

でも、上司がアホなら、生産性向上は夢のまた夢です。