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2023年07月19日07:01

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またしても人生回顧

ツイッターの140字では真意が伝わらず、さらに物事を俯瞰で見ることを知らない人らがごく狭い了見で噛みついてくるのが面倒なのでツイートまではしない。のでこっちで吐き出す。

おススメトレンドに「卒業発表」てのがあって、私の場合は大抵Vtuberさんのそれのことがほとんどで今日は誰かな?的に見てみたんだ。そうしたらアイドルグループの方の卒業発表で今の私は接していない分野でありました。

そこでそのTLを斜め読みすると「在籍十数年」みたいなデータが目に入ってきまして。物事を長く続けることそれを長く応援することはとても尊いと思う。どちらにもリスペクトの感情はある。ただそこで、そのコンテンツにも拠る話だけど応援する側がそれ一筋ってのがちょっと残念だと思うんだ。

何度も言ってる、頭の中のアップデート。
これが無いと人は簡単に老いる。

繰り返すが何事も長く続けることは大事。それが数十年と言うことになりその道の達人としてその分野で社会に貢献できるレベルにもなればそれは本当に素晴らしいことで自分もそうありたかった。

でも逆に長く続けられるには数十年間同じではダメなんだ。都度、新しいことに触れてその理解を持って自分へフィードバックしないとせっかくのその人の素養が立ち腐れてしまう。

そんな大げさな人生論の話ではないのですが、オタクと言う趣味の分野でもそれは一緒。私の話をすると、オタクデビューしてちょうど40年、趣味遍歴が アニメ⇒バンド⇒アニメ⇒競馬⇒声優⇒アイドル⇒麻雀⇒ゲーム⇒アニメ⇒Vtuber、と移り変わっている。そのスパンの偏りや重なりはあるのでキッチリとは数えられんのですが、だいたい5年ごとに趣味の中心が移り変わっているんです。

ここでもう一つ大事なのがそこで自分が趣味としているコンテンツは必ず社会とつながっているということを認識しておくこと。つまり社会が変わればそのコンテンツの性質も変わって行く。もっと言えば、自分もそれに合わせて変わって行かねばならない。

オタクで言えば「古参オタク」と「老害オタク」。

ここでリスペクトを持って言われる古参オタクってのはその変わって行く社会の中でのそのコンテンツも変わって行くことについて行けている。そこでそれができておらず、「俺が好きになった頃は〜」と昔はよかったアピールを始めるのが老害オタク。

困るのがこの老害オタクでして、そう言う人らって大抵、その趣味の分野はもとより今の社会に対する頭の中のアップデートを全然やっておらず、何かにつけ昔はよかったヲ始めてしまう。温故知新の「温故」はとても大事だ。が、「知新」を一切して無いので温め過ぎた「故」が腐ってしまってる。

最初の話題に戻って、
「在籍十数年のメンバーが卒業した!」
と嘆くオタク氏、嘆く気持ちはわかる。が、君の頭の中がその十数年前のままになってはいないか?君はその気になれば50年も童貞を貫いてアイドルオタク一筋にもなれようが、そのアイドルさんは「誰のものでもないみんなのアイドル」でいられる期間って理屈から言って大抵10年が限界なんだ。

ここを見えているかどうかが問題で、見えていないとしたら一旦立ち止まって、推し活とは何かを座禅を組みながら考え直した方がいい。

私の一番嫌いな言葉が「いい年をした人間がいつまでも〇〇なんて云々」て言葉。何度も言われた。なのでその趣味に興ずること自体年齢は関係ないという気持ちは人一倍強いのですが、いい年をした人間だからこそその趣味に対して俯瞰で見られるようになっておかなくてはならない。

俯瞰で見るとその周りも見えてきて、そこで社会が見えてきて、その社会にある別のコンテンツも見えて来て、それに興味を持つことができて新しい事柄が頭の中にバンバン入って来る。そうすると必然的に頭の中が更新されて行くんだ。

今現在の私と言うとVtuberにどっぷり。なんだけど、驚くことが次々に起きる。

電音部というプロジェクトがあり、そこにVtuberが声優として参加している。これ、今どきのVtuberと言う物を知らなければたぶん混乱する。更にそこで、10年前に私が心血を注いていたアイカツの声担当と歌担当の声優さんも参加していて当時絶対にに交わることのなかった声と歌の両担当が同じコンテンツでクレジットされているばかりか、今好きなVtuberと同列にいるこのエモさ。これもアイカツを通っていなければ味わえない特別な感情。

麻雀においても雀荘に入り浸っていたのは20年も前ですが、今はもうそのコンテンツの性質がまるで変っていてその流行の新たな震源地がVtuberでもある。そしてそこで私がどっぷり浸かっていた頃のトッププロであった方が今「好々爺」的にそんな若いVtuberさん達と交流しているのが微笑ましい。

30年前のバンド趣味はどうだ?バンド趣味が無ければ15年前にアニソンカバーバンド参加へのオファーが無くアニヲタ復帰することも無く、そうするとアイカツに出逢っていたことも無く、「今」の全てが薄まってしまっている。ずっと根底にはバンド経験者としての知識やスキルがあって、それが今現在の趣味への底上げになってるんだ。

と、10年前20年前30年前にどっぷりだったコンテンツはあるけどそこから頭の中の更新をして来たが故に今を今の人らの倍以上に楽しめる。

オタク活動、ただ長いだけじゃなくてよかったよ。

アイドルに10年どっぷりも悪くはない。
が、その他の何かにもしっかり触れておくんだぞ、30代半ばのオタク達よ。
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